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変化2手長駒余り [詰将棋]

変化2手長駒余りは、規約上許容範囲であり作品は完全です。
これを不完全とか、あるいは致命的傷とか取り方によっては不完全であるかの様な表現は不適当です。
このような表現は歴史的に古くから存在し、限りなく不完全と思っている人も存在します。
これは通称「無駄合い」規約ともリンクしています。
この定義も微妙に表現が別れますが「飛角香で王手した時に玉方が合駒した場合に、王手した駒で取って、その取った駒を使わずに詰め上がる時には合駒をしない」という規約です。
これは、内容から変化2手長駒余りになります。
「無駄合い」が特例というのは、これの積算も合駒をしない事です。
玉と王手駒が離れている時は最高7回似た現象が起きえます。
単純に計算すると、14手長7駒余りになります。
しかし、特例で積算しなく全ての合駒をしない事が規約です。

変化2手長駒余りを嫌う人は多くいます、それが評価上であれば個人の鑑賞結果となりますが、作品の完全か不完全かに絡みかねない表現は規約問題と受け止められる可能性があり、「無駄合い」特例も含めて規約問題として語るべきです。
当然ですが、作図の技術的問題とは分けるべきです。

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第509番無掛の舞
527.jpg
玉方が合駒で使える駒の種類はわずかです。
作意は、 2013/10/17 へ
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2013/08/30 の作意
2二銀成(非限定)・同玉・3一銀不成・1一玉・1二歩成・同玉・1三香・2一玉・2二歩・3一玉・4二銀不成・2二玉・3三銀引成・2一玉・1二香成・同玉・2三銀成・2一玉・2二成銀 まで19手詰
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