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立体曲詰の型崩れ [詰将棋]

色々な理由で曲詰では「形崩れ」が生じる。
作者は何とか「歪み」程度に抑えようとするが、あまり希望どうりにはならない。
立体曲詰は、初形曲詰とあぶり出し曲詰とが重なるので、「形崩れ」は2乗程度は多くなる。
作者的には、「準」「準図形」とか、「ほぼ文字・記号」「歪み・文字」とか言ってみるが、結局は「純粋な型崩れ」だ。

例えば第1229番は、初形が「密集形から1駒が欠けて、さらに離れて2駒ある」、まとめて「準密集」と呼んでみる。


北原義治作「近代将棋:1980.12月」:あぶり出し曲詰「鶴の巣ごもり(3X3密集形):44玉」連作3
作意
36角・同金・44と・同玉・36桂右・同と・45金・同玉・37桂・同飛不成・34銀・44玉・36桂・同飛不成・46飛・同飛・45歩・同飛・33銀不成・同角・34金 まで21手
kita_kinsyo_19801203.jpg
詰上り図
kita_kinsyo_19801203e.jpg
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田中至作「過雁組曲」:第66番「あぶり出し曲詰・R」
作意
64金・同歩・72角・63香打・同角成・同香・43飛成・55玉・54竜・同玉・56香・同と・43銀・55玉・66銀・同と・46馬 まで17手
kagan_066.jpg
詰上り図
kagan_066e.jpg
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第1225番は、「寄木の舞」「図形・対称」> 「図形・対称」だ。
第1229番は、「寄木の舞」「図形・準密集」>「記号」だ。
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第1229番「寄木の舞」「図形・準密集」>「記号」
3346_1.jpg

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2024/03/17 の作意

第1225番:「寄木の舞」「図形・対称」> 「図形・対称」
作意
53桂成・同玉・52桂成・54玉・55歩・同玉・56金・54玉・55歩・同銀・65金 まで11手
詰上り図
3388_1e.jpg
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