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姉妹局 [詰将棋]

3月最初は本館の定期更新予定です。

「姉妹局」と呼ばれる作品組がある。
「兄弟局」とはあまり使われない。

おなじ意味なのか、似て違う物か「ツイン」も登場している。
大道棋の問題群も含めて、単独作のみならず複数作品で追加意味をもたすものは複数にある。
それらも条件あるいは、条件作に含める事も出来ると思う。
テーマを条件と見るか構想と見るかその他かはそれぞれだし、単独の作品だけでなく複数作での条件もありうると思う。

懸賞出題としての適正はどうかとは別問題だが「条件」としては、成立すると思う。
作図動機は異なっても、結果の作品をその様に見る事はありだ。
「姉妹局」と大道棋は、見た目が似ていて同じ手順が成立するかに見えるのが似ていて、それが異なる手順になるのが醍醐味だ。
配置が似ているが、中心の駒配置が異なるものは流石に同じ手順でないので意味は異なる、ただし作図的な興味と条件にはなると思える。

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第727番21手詰
747.jpg
作意は、 2017/03/24 へ
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2017/02/04 の作意
3五角・2四桂・同角・1二玉・1三角成・同玉・2五桂・1二玉・2四桂・同香・1三桂成・同玉・2三と寄 まで13手詰
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詰め上がり変化同手数 [詰将棋]

詰め上がりの収束3手の変化同手数は許容が、一般的な判断となっている。
収束3手の別詰自体を長編等で許容する事もあるし、一般的な変化同手数は傷扱いが多い。
収束3手の変化同手数の許容とは、傷扱いもしない事だ。
それが「詰め上がり条件」の場合は、別に議論になる。
「詰め上がり条件」が収束3手の変化同手数で変わる場合だ。
例えば「あぶり出し曲詰」で字や模様にならない逃げ方があるのは、マイナス意見も多いと思う。

もう1つの煙詰でも、収束3手の変化同手数で煙らない場合も有る。
こちらは歴史的に長く許容されて来た、ただし昔から否定的な人はいる。
私はそもそも逆算経験が薄いので、「詰め上がり条件」も正算作図なので、収束3手の変化同手数や類似の乱れは非常に多いし作図方法を変えないと避けにくいと思っている。
それ故に無責任のようだが、逆算で作図する人が収束3手の変化同手数の図から逆算を始めているかに見える作品は、理解は難しい。

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第726番続小駒の舞
746.jpg
作意は、 2017/03/18 へ
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2017/01/29 の作意
3二銀引不成・1二玉・2三銀成(非限定)・同玉・4一角不成・3二桂合・同角不成・1二玉・2四桂・同香・1三歩・2二玉・2一角成・同玉・3二歩成 まで15手詰
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詰め上がり必要駒 [詰将棋]

「詰め上がり条件」とは、普通は局面全体を指しての条件だ。
飾り駒は初形同様に好まれないが、手順中のどこかで必要な駒や配置は、「詰め上がり」時に必要かどうかとは無関係に扱う。
これは通常の詰将棋と同じだ。
ただし、「詰め上がり条件」では「詰め上がり」局面で判断して必要な駒を対象にする事も可能だ。
代表は「煙詰」で「最少駒数の詰め上がり」には類似のニュアンスが有った。
そこに「駒種別煙詰」の考えが追加されて、その条件での「最少駒数」の考えが生まれた。
その条件としては合理的だが、「最少駒数の詰め上がり」では無いので、「駒種別煙詰」での必要な「最少駒数」は、異なる条件だ。

「条件作」は「詰める」事とは異質な面が強いが、区別する事を混同するといつか混乱する。

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第725番11手詰
745.jpg
作意は、 2017/03/12 へ
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2017/01/23 の作意
2五香・同桂・1五桂・1二玉・2四桂・1三玉・1四歩・同玉・2五と・1三玉・1二桂成・同玉・1三歩・同玉・1四歩・1二玉・2四桂・1一玉・2三桂不成・同歩・1二桂成・同玉・1三歩成・1一玉・2二と まで25手詰
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詰め上がり条件を探す [詰将棋]

「駒の舞」シリーズは「条件作」シリーズだが、10集の「風花の舞」で分類した様に「詰め上がり条件」は最初の10集では取りあげていない。
あえて言えば、「玉座の舞」が「不動玉」の「全格配置」だから「詰め上がり全格配置」でもある。

その後の「続駒の舞」では、「単騎の舞」が詰め上がりが攻め方1枚の条件だ。
作図方法から「詰め上がり条件」は苦手なだけで、興味がない訳でない。
ただし、「あぶり出し曲詰」と「煙詰」以外で、100局とはゆかなくとも多数作りたくなる、又は作れる条件が思いつきにくい。
少なくとも2桁数は作りたいが、その条件が思いつかない。
初形と異なり、詰め上がりは暗算で解くと見逃すのではないかと思うのだ。
それを越える印象が必要となると、それは難しい。

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第724番と歩の舞
744.jpg
作意は、 2017/03/06 へ
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2017/01/17 の作意
4三桂・2一玉・2二歩・同玉・3三桂成・2一玉・3一桂成・同玉・2三桂・2一玉・1一桂成・同玉・1三香・2一玉・1二香成・同玉・2三馬・2一玉・2二馬 まで19手詰
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不詰を見逃した時 [詰将棋]

2017年2月の本館の定期更新を行った。
久し振りの5手詰追加だ、画像リンクを作る。
前月までのミスを見つけると修正するが、チェック漏れは、かなり多い。

「詰パラ」2月号が届き「酒井桂史『琇玉篇』」が最終回だ。
不完全が多いと言うよりも、完全作がかろうじて存在する程度だ。
まるで、自作の作図中のごとくに複雑に不完全手順が存在する。
大体の手順を追い終わり、「柿木将棋」に解かせて、不詰を見つけられると流石に落ち込む。
自作に「柿木将棋」が不詰を見つけた時の気分だ。
今は、「柿木将棋」が別詰を見つける事には慣れたが、不詰は慣れない。
不詰は、人間の検討でも見つけられると信じているのだが、「それは甘い」と言われていると感じるのだ。

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第723番13手詰
743.jpg
作意は、 2017/02/28 へ
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2017/01/11 の作意
1三歩・同玉・1四馬行・1二玉・1三歩・2一玉・3一馬寄・1一玉・1二歩成・同玉・1三馬行・1一玉・2三桂・同飛不成・2二馬引・同飛・2三桂・同飛・1二歩・2一玉・3一桂成 まで21手詰
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