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曲詰「市松図形・三角形X2」 [詰将棋]

2021/02/22に「詰将棋駒の舞(新館)」に「積木の舞」を追加した。
だが、2021/02/23までは「積木の舞・第7番」が表示されていなかった。
理由は「2020/12/08の Kifu for JavaScript Free を 0.60β」を使用していたからで、最新の「2021/2/06の0.97β」に更新して解決した。
竜2枚が並ぶ(接する?)局面の時に起きていた様で、(1/600)の確率だった。
最新版更新が遅れた私のミスだった。

盤面中央での小型曲詰「市松図形」は、「ダイヤ」「正方形(正確には盤は正方形ではないので、四角形なのだが・・・)」以外は少ない。
一方では、盤面全体の大型曲詰としての「市松図形」は作図例が多い。
市松図形は、大きさ(面積)が変わっても駒の密度が同じなので、部分的に限っては作図の難度はほとんど変わらないと思う。
中央の小型曲詰では「駒が少ない事で、詰上り形が難しい」面がある。
一方では大型曲詰は使用可能な駒種が制限され、歩の消化が課題になるのだろう。
田中至作「白雁組曲(上)(下)」合計で100局の全駒市松は、小型曲詰とは違うテクニックが必要だろうと思うが、デザイン的には参考になる。
三角形と四角形以外の、五角形や六角形を小型市松で可能かも気になっている(もちろん正六角ではない)。

田中至作「白雁組曲(下):第5番」:「あぶり出し曲詰:「全駒市松」」
32歩成・同玉・33金・31玉・41香成・同と・同飛成・同玉・44飛・同馬・42歩・51玉・61と・同玉・72銀成・同玉・62歩成・83玉・84歩・同玉・75と・同玉・76歩・84玉・85歩・同玉・86歩・同玉・87歩・同成銀・同と・同玉・88香・76玉・67と・同玉・68銀・58玉・59金・47玉・46と・38玉・28金・39玉・48角 まで45手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第32番」「あぶり出し曲詰・タ」
21香成・12玉・11成香・同玉・23桂不成・22玉(あ)・31馬・23玉・13馬・34玉・33桂成・同桂(い)・23銀・44玉・53銀不成・55玉・75飛成・同銀・57竜 まで19手詰
(あ)12玉は変化長手数のようだ。
(い)44玉は変化長手数のようだ。
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詰上り図
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第1035番は、「詰図の舞」「市松図形・三角形X2」だ、57に駒があるデザインは作り易いので、上下対称の方が作図はやさしいと思う。
第1039番は、「詰図の舞」「市松図形」だ。
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第1039番:「詰図の舞」「市松図形」21手詰
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作意は、 2021/03/21 へ
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2021/02/01 の作意(スクロール)

第1035番:「詰図の舞」「市松図形・三角形X2」
73歩成・同香・54飛成・同玉・53金・55玉・66角・同と・54金打・45玉・36銀・同金・37桂・同金・55金・同玉・37馬・同香成・46金 まで19手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・水(みず)」 [詰将棋]

曲詰「漢字・水(みず)」は岡田作の同じデザインの2題の前例が有る。
4筋と6筋が空いている、そこを埋めると例えば4段目には横5駒が並ぶが、それは繋がっているように見えるので、「水」と読み難い。(「漢字・木」にも見える)
そのようにすると岡田作のデザインになるのだが、「漢字・水」は左右同形」ではないので、左は「カタカナ・フ」のままで、右を「ひらかな・く」にして変えてみた、加えて「67に跳ね」を加えた。

他にも右側の4筋だけを5筋とくっつけるデザインもある、ただしバランスが悪いと判断した。

岡田敏作「詰の花束:第489番」:「あぶり曲詰:「水」」
63桂成・同桂・53銀・同香・75竜・同桂・74馬・55玉・45馬・同玉・35金・46玉・47金・55玉・56金 まで15手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第31番」「象形曲詰・タ」
56金・44玉・45金・33玉・34金・同竜・同銀成・32玉(あ)・42飛・同銀・同歩成・同玉・43桂成・51玉(い)・52銀・62玉・54桂 まで17手詰
(あ)22玉は変化同手数
(い)31玉は32銀以下、2手長駒余り。
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第1034番は、「詰図の舞」「漢字・水(みず)」だ。
第1038番は、「詰図の舞」「漢字」だ、ペアの文字の片方だ。
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第1038番:「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2021/03/15 へ
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2021/01/26 の作意(スクロール)

第1034番:「詰図の舞」「漢字・水(みず)」
44銀・同香・65飛・同香・24銀・45玉・44馬・同玉・26馬・同歩・45香・同玉・35金・55玉・65金・同玉・74銀不成・同桂・63飛成・64金合・同竜・同玉・65香・同玉・75金打・55玉・67桂・同と・56香 まで29手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・天(てん)」 [詰将棋]

漢字には特異点的に作図例が多い文字があるが、その一つが「漢字・大」だ。
江戸時代から「大」「小」は色々なデザインで作例が多い。

それに僅かの画や点を加えた漢字も一般よりは作図例が多くある。
例えば「犬」でが、「漢字・天(てん)」は点では無くて1画増えた文字であり作図例が複数ある。
「天」は「大」と同様に幅が3か5が可能であり、縦も5が可能なので、小型曲詰が作れるし、パーツにもなりえる。
第1033番はパーツ化も視野に入れて幅3だが、作例は幅5が多い。

岡田敏作「詰の花束:第446番」:「あぶり曲詰:「天」」原図は35とが誤植
66銀・同金・67桂・同金・46角・同と・57飛・同と・47桂・同と・56金・54玉・43銀不成・同馬・65竜・同銀・55銀 まで17手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第30番」「あぶり出し曲詰・ヨ」
54角成・同歩・62竜・56玉・47銀・同成銀・66竜・同と・45銀・65玉・54銀・56玉・45銀・65玉・47馬・同飛・54銀打・64玉・65歩・同と・53銀不成・63玉・73歩成 まで23手詰
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詰上り図
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第1033番は、「詰図の舞」「漢字・天(てん)」だ。
第1037番は、「詰図の舞」「漢字」だ、「幅4X縦6」だ。
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第1037番:「詰図の舞」「漢字」15手詰
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作意は、 2021/03/09 へ
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2021/01/20 の作意(スクロール)

第1033番:「詰図の舞」「漢字・天(てん)」
66銀・同玉・67金・55玉・54金・同玉・46桂・同と・43竜・同竜・63角成・同銀・55香・同玉・47桂・同と・56金打・54玉・55香 まで19手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・庁(ちょう)」 [詰将棋]

漢字部首「まだれ」は類似する部首「がんだれ」よりも1駒多い。
縦方向に1列増やすイメージだが、「まだれ」に取り合わせるパーツが小さければ縦5に入いる、その少ない文字が「庁」だ。
パーツは「漢字・丁」だが、最小形は「アルファべット・T」であり撥ねはつけない。
これだけ小さなパーツの漢字は少なく、例外的なデザイン」だ。

前例は知らないが、「がんだれ」「まだれ」のイメージがある図形の前例は秘曲集の「雷」だ、(注:詰め上り図形を、左右反転する)

添田宗太夫作「将棋秘曲集:第69番」:「あぶり曲詰:「図形・雷(稲妻)」」
73馬・65玉・55金・同歩・54銀・同玉・74飛・同桂・63銀・45玉・35金・同玉・36銀 まで13手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第29番」「象形曲詰・ヨ」
55角成・同桂・56竜・同と・66歩・同と・74銀・64玉・65歩・同と・73銀不成・63玉・53と(A)・同玉・54香・63玉・64歩・同と・72銀不成(B)・62玉・52銀成 まで21手詰
(A)55桂・同と・53と・同玉・65桂以下の回り道も成立。
(B)62銀成・同玉・52銀成も成立。
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第1032番は、「詰図の舞」「漢字・庁(ちょう)」だ。
第1036番は、「詰図の舞」「漢字」で、部首は「しんにゅう」だ。
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第1036番:「詰図の舞」「漢字」19手詰
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作意は、 2021/03/03 へ
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2021/01/14 の作意(スクロール)

第1032番:「詰図の舞」「漢字・庁(ちょう)」
47金・55玉・65金・同玉・92角成・74歩合・同馬・同香・76金・55玉・56歩・45玉・35飛・同銀・23角・34香合・同角成・同歩・46香・同銀・36銀・54玉・64金 まで23手詰
詰上り図
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曲詰「市松図形・平行四辺形」 [詰将棋]

2021/01/28に「詰将棋駒の舞(本館)」の旧ホームページが消滅した。
2021/02/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新です。1
作品集「1-3」に続いて、作品集「四葉の舞」のジャバスクリプト版を追加した。

「2021/1月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「漢字・牛」だ。
「2021/1月-2」の作意発表は、「詰図の舞」「漢字・丑」だ。
どちらも難しい漢字と思う。

「2021/2月-1」は「続不成の舞」、手筋の不成作で、公式的な形だ。
「2021/2月-2」は「詰図の舞」・あぶり出し曲詰「対称図形」で線対称だ、ただし対称軸が中央からずれている。
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盤の中央での幅3(縦か、あるいは横)の市松図形は、駒が不足気味で詰め形が作り難い。
収束形(詰上り形)に攻め方駒を多く配置する必要があるので、全体としても攻め駒配置が多くなり、無防備に近くなる。
あるいは、詰め上り形の外で煙詰的な逆算を行うかもしれない。
平行四辺形の市松図形でも、上記の傾向は同じだ。
第1031番は詰め上り形を作る追い手順が多いが、ほぼ無防備での展開となっている。

三輪作「仮名・ミ」は、90度回転させた平行四辺形市松図形だが、仮名文字として作られている、こちらは詰め上り形の外の手順が主体となっている。

三輪勝昭作「幻の城:第76番」:「あぶり曲詰:「ミ」」
42飛成・同玉・53銀不成・41玉・32桂成・同玉・33歩成・同玉・34銀・同玉・35馬・33玉・43歩成・22玉・23桂成・同玉・13馬・34玉・24馬・45玉・44と・55玉・46馬・同と・66銀 まで25手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第28番」「あぶり出し曲詰・カ」
26金右・34玉・35金・同馬・33飛成・45玉・35竜・同香・34角・54玉・53銀成・同金・65銀(A)・同玉・74角成・54玉・66桂・同と・55飛 まで19手詰
(A)43角成・45玉・34馬・54玉の回り道、有り。
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詰上り図
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第1031番は、「詰図の舞」「図形・市松・平行四辺形」だ。
第1035番は、「詰図の舞」「図形・市松」だ。
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第1035番:詰図の舞」「図形・市松」19手詰
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作意は、 2021/02/25 へ
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2021/01/08 の作意(スクロール)

第1031番:「詰図の舞」「図形・市松・平行四辺形」」
44歩・74玉・65銀・同玉・54馬・同玉・84竜・同香・64金・55玉・25竜・45歩合・同竜・同玉・35金・55玉・56歩・同玉・57金・55玉・66金 まで21手詰
詰上り図
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