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曲詰「漢字・北(きた)」 [詰将棋]

2021/05/23に「詰将棋駒の舞(新館)」に「無掛の舞」(小駒無仕掛図)のジャバスクリプト化をアップした。


「漢字・北(きた)」は実際の字は左右対称では全く無いのだが、曲詰としてデザインすると、左右のパーツの差が表現できないので、対称になってしまう。
「漢字・水」でも似た事があった。
理由は、左右の斜め線を、角度のない直線で表現する事のためだ。
右側パーツの上の線と、左側パーツの下の線を、双方共に角度が無くなると同じ形になってしまう。
岡田敏氏に麻雀詰の1局として、「漢字・北(きた・ぺ)」が2局ある。デザインはほぼ同じであり、下記の作品は第1054番と同じだ。
幅7X縦4のデザインであるが、斜め線を使用したい場合には幅も縦も大きくする事になるが、それでは形が大きくなりバランスもどうかとなり、難しい。

岡田敏作:「詰の花束:第270番」:「漢字:北(きた・ぺ)」
34金・55玉・64銀引不成・同と・54金・同と・73角成・64桂合・同馬・同と・67桂・同金・45金・同玉・67角・同銀不成・46金・同と・35竜 まで19手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第47番」「象形曲詰・ウ」
46桂・同と・36角(A)・45飛合・64銀成・同玉・54飛・同玉・66桂・64玉・65香・同飛・63角成 まで13手詰
(A)64銀成以下の手順前後が成立する、その手順では9手目45飛合となるが、以下同角・同馬・66桂・64玉・65飛まで余詰成立する。
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第1050番は、「詰図の舞」「漢字・北(きた)」だ。
第1054番は、「詰図の舞」「漢字」で、形が広がったやや意外な漢字だ。
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第1054番:「詰図の舞」「漢字」17手詰
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作意は、 2021/06/19
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2021/05/02 の作意(スクロール)

第1050番:「詰図の舞」「漢字・北(きた)」
48金・56玉・57金・55玉・66金・64玉・74馬・同香・65香・54玉・63竜・同桂・64金・45玉・34銀不成・44玉・36桂・同歩・45歩・同桂・35金・同玉・25馬・44玉・43銀成・同香・34馬 まで27手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・父(ちち)」 [詰将棋]

曲詰「漢字・父(ちち)」は斜め線ばかりで構成されているので、見た目通りにデザインするのは難しい。
斜め線は、45度の線しか使えないので、それ以外は0度か90度に強引に置き換える事になる。
下側の交叉部分は、パーツ的に小さくまとめるならば、「X」になるのだが、上側とのバランスは悪くなる。
試行錯誤の末に、第1049番のデザインになったが、仕方が無いと思った。
「X(3X3)」は作例があるが、詰上りの形崩れを無くす44歩の形に限定すると、発展性は少なそうだ。

三木宗太作:「江戸詰将棋考:第17番」:「あぶり出し曲詰:X(3X3)」
52桂成・53桂成・同玉・44銀成・同歩・42角成・54玉・55歩・同玉・64馬 まで11手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第46番改」「あぶり出し曲詰・ム」
31銀成(A)・33玉・32成銀・同玉・22歩成・同金・同香成・同玉・13歩成・同玉・23金・14玉・24金・15玉・25金・同玉・36金・同玉・26金・45玉・46竜・同桂・36角・55玉・66銀(B)・同成桂・同金・64玉・76桂 まで29手詰
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(A)初手21銀不成も成立する。
(B)66金以下も成立する。
詰上り図
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第1049番は、「詰図の舞」「漢字・父(ちち)」だ、シンプルだが難しい文字だ。
第1053番は、「詰図の舞」「漢字」で、画数は多いが形はコンパクトな方だ。
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第1053番:「詰図の舞」「漢字」21手詰
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作意は、 2021/06/13
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2021/04/26 の作意(スクロール)

第1049番:「詰図の舞」「漢字・父(ちち)」
55馬・同成桂・34金・54玉・66桂・同金・43飛成・同香・63銀不成・65玉・66金・同玉・67金・65玉・55飛・同玉・47桂・同と・56歩・65玉・77桂 まで21手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・打(だ・うつ)」 [詰将棋]

部首「偏(へん)」には「幅1X5」の「にすい」「さんずい」や、「幅2X5」の「にんべん」「ぎょうにんべん」があるが、「幅3X5(6)」の大きさが必要なパーツもある。
「幅3X5(6)」の基本形は例えば河内作「ギ」であり、そこでの駒をいくつか動かして読めるパーツが作れるかどうかだ。
「幅4X5」以上の「偏(へん)」のパーツは、相手側のパーツが小さくて駒も少ない必要になるので、考え方を変える必要がある。

「手編(てへん)」は「「キ」の65の駒を66に移動した形」でどうかにするしかない、縦を5駒にしたい場合は57の駒を省く、すると第1048番のパーツになる。
よく使う漢字であり、相手側の右側(旁(つくり)」も判りやすいので、読んで貰える事を期待するしかない。
だが一般的は考えものだ。

第1052番の偏のパーツは「キ」から3駒削った形だ。
それで読めるかは疑問もあるが、それがあぶり出し曲詰の制限にもなるだろう。

河内勲作:「ひより草:第78番」:「象形曲詰・仮名:ギ」
55金・同玉・47桂・44玉・36桂・33玉・43銀成・同玉・55桂・32玉・33歩・21玉・32金・同銀・同歩成・同玉・33歩・21玉・32銀・22玉・34桂・12玉・23銀成・同玉・24馬・12玉・13歩・21玉・22歩・同金・同桂成・同玉・23金・21玉・32歩成・11玉・22と まで37手詰
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第45番改」「象形曲詰・ム」
64金・同玉・14竜・75玉・74竜・66玉・67金・同金・65竜・57玉・67竜・48玉・47竜・39玉・29金・同玉・36竜・18玉・19歩・同玉・39竜・18玉・29竜(A)・17玉・18香 まで25手詰
(A)19香以下、27玉・38竜までも成立(どちらが作意かは不明)
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第1048番は、「詰図の舞」「漢字・打(だ・うつ)」だ。小駒図式でもある。
第1052番は、「詰図の舞」「漢字」で、パーツは「しょうへん」だ。ただし、この漢字の部首はつくり(右側)になる。
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第1052番「詰図の舞」「漢字」25手詰
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作意は、 2021/06/07 へ
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2021/04/20 の作意(スクロール)

第1048番:「詰図の舞」「漢字・打(だ・うつ)」
15銀・同玉・16銀・14玉・25銀・同玉・35金・同玉・36金左・44玉・35銀・同桂・54と・同歩・43金・55玉・45金・同玉・36金・55玉・56歩・64玉・65歩・同玉・77桂・64玉・65歩・同と・74と まで29手詰
詰上り図
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曲詰「図形・市松(2列)」 [詰将棋]

2021/05/04に「詰将棋駒の舞(新館)」で「作品・詰図の舞(あぶり出し曲詰)」のジャバスクリプト化を行った。
同時に配列を「仮名文字」「アルファべット」「数字」「図形」「漢字」のグループに並べ替えた。

あぶり出し曲詰「市松」で狭い方の幅2の作例として八尋作がある。
その詰上り図では25桂が必須になり、14馬も必要性が高い。
従って詰上り図と収束手順の自由度が低く、異なる詰め上りの新作は作るのが難しい。
この状況は横幅2の縦長の「市松」図形でも同じであり、それも桂配置は必須だが、加えてより制約が強いために逆算可能な収束形を見つけるのは難しい。

そこで「横幅2の市松」を、横に2つ並べたのが第1047番だ。
詰上りの自由度は増して逆算は出来るが、まだまだ制約は多い、加えて詰上りの形があまり目を引くとも思えないので、あまり作図したい形では無さそうだ。

八尋久晴作:「詰パラ:1989/06」:「あぶり出し・市松(9X2)」
82歩成・同玉・73銀成・同玉・85桂・同馬・63歩成・同玉・53歩成・同玉・54銀右・44玉・34飛成・同玉・45金 まで15手詰
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詰上り図
%yahiro_19890602e.jpg
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第44番改」「あぶり出し曲詰・ラ」
44銀成・同玉・53竜・同金・33角成・同玉・34香・同玉・35香・44玉・45銀・55玉・57竜・同と・47桂・同と・56銀・同玉・23角成・55玉・45馬 まで21手詰
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詰上り図
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第1047番は、「詰図の舞」「図形・市松(2列)」で、やや珍しい形だ。
第1051番は、「詰図の舞」「図形・市松」で、90度回転させた形を作った事がある。
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第1051番:「詰図の舞」「図形・市松」13手詰
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作意は、 2021/06/01 へ 
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2021/04/14 の作意(スクロール)

第1047番:「詰図の舞」「図形・市松(2列)」
43竜・同香・55桂・54玉・72馬・65玉・64角成・同玉・63馬・55玉・25飛・45桂合・同飛・同歩・47桂・65玉・74銀不成・同と・76金 まで19手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・木(き)」 [詰将棋]

2021/05/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2021/4月-1」の作意発表は、手筋作の13手詰で駒数は少ないが、と金配置はやや異様だろうか。
「2021/4月-2」の作意発表は、「詰図の舞」で「左右対称図形」だ、16手目の45歩合の打歩詰の変化手順に備えて、飛不成を続ける。銀合から銀不成も狙い。

「2021/5月-1」は「無掛の舞」19手詰で、小駒無仕掛図だ。
「2021/5月-2」は「詰図の舞」・あぶり出し曲詰「漢字」15手詰だ。

「詰図の舞」(あぶり出し曲詰)のジャバスクリプト化の作業中だ、意外と作品数が増えていた、近日に「詰将棋駒の舞(新館)」にアップ出来る予定だ。

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「漢字・木(き)」は駒の密集度が高く、斜め線も多くて難しい。
前例は「将棋秘曲集」にも異なるデザインがあるが、第1046番は岡田敏作と同じデザインだ。
岡田作は苦心の跡が見えるし、これをコンパクトにして部首(パーツ)にするのはいかにも難しそうだ。
漢字として、難みにくい事はあぶり出し曲詰の限界もあり、仕方がないと思っている。

岡田敏作:「詰の花束:第346番」:「漢字・木(き)」
34金・55玉・66竜・同玉・57銀打・55玉・65金・同玉・77銀・66歩合・同香・55玉・53銀成・同銀・56歩・同と・44飛成 まで17手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第43番改」「象形曲詰・ラ」
46銀・同金・同金・44玉・34金・54玉・66桂・同竜・44金・同玉・66馬・同香・34飛 まで13手詰
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第1046番は、「詰図の舞」「漢字・木(き)」だ。
第1050番は、「詰図の舞」「漢字」で、実際の漢字は左右対称ではないが、あぶりだしデザインでは左右対称か、それに近くなる。
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第1050番:「詰図の舞」「漢字」21手詰
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作意は、 2021/05/26  へ
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2021/04/08 の作意(スクロール)

第1046番:「詰図の舞」「漢字・木(き)」
66金・同杏・75馬・55玉・65金・同杏・35竜・同銀・56歩・同玉・57金・55玉・65馬・同玉・74銀不成・同歩・66香・55玉・56歩・同桂・45飛成・同玉・35金・55玉・44銀・同桂・45金・同玉・53香成・55玉・54角成 まで31手詰
詰上り図
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