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曲詰「漢字・手(て)」 [詰将棋]

2022/04/22に「詰将棋駒の舞(新館)」に、「その他・ブログ等発表作」の2を加えた。「他・ブログ等(2)」の様なリンクになる、(旧館)の全作品からの移転となる。
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「漢字・手(て)」の3本の横線のなかでの、一番上の横線は、横一線よりは右肩上がりだが、縦7桝に入れる事を優先して、第1106番では横に3駒並べた。
この部分は、似た例でも異なるデザインがある様だ。

「漢字・手(て)」は、「仮名・チ」に横線が1本加わったイメージだ。
「仮名・チ」では概ね、先例では右肩上がりの横線を使用されているが、コンパクトにするデザインで横一線も作図例がある。
またより少ない2駒の斜め線を使う例もある。

横一線の例。
門脇芳雄作「曲詰百歌仙 第22番」あぶり出し曲詰「仮名・チ」
43と・同飛・42銀不成・同歩・44銀・同玉・33銀(A)・同飛・63銀・同飛・34金・55玉・66金・同と・46銀・同玉・47金・55玉・67桂・同と・44角・同と・56金 まで23手詰
(A)11角以下、33桂合・同角成・同飛・53銀・43玉・44銀打・同と・同銀成・同玉・45歩・以下余詰。
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第104番」「あぶり出し曲詰・ボ」19手詰
>ブログ2019/04/07 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第105番」象形曲詰「べ」
64金寄・44玉・54金・同玉・74竜・43玉・53金・32玉(あ)・33飛成・同玉・24銀・32玉・72竜・31玉・42竜・21玉・22竜 まで17手詰
(あ)53同玉で2手長駒余り。
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第1106番は、「詰図の舞」「漢字・手(て)」だ。
第1110番は、「詰図の舞」「漢字」だ。
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第1110番「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2022/05/21
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2022/04/03 の作意(スクロール)

第1106番:「詰図の舞」「漢字・手(て)」
47飛・55玉・66金・同玉・68飛・同と・57金・55玉・45飛・同と・66銀・54玉・76馬・同香・46桂・同と・55歩・53玉・62角・同金・42銀不成・同銀・54香 まで23手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・佇(たたずむ)」 [詰将棋]

曲詰「漢字・佇(たたずむ)」は、「にんべん」が部首の漢字だが、右側の旁側も「うかんむり」と「丁」の二つのパーツからなっている。
右のパーツは「3X3」と「3X2」であり、重ねてスペースを入れて「3X6」となる。
高さが合計でスペース1を加えて7までが使い易いが、スペースなしで7でも読めれば可能だ。
高さ3のパーツは複数あるが、高さ2は少なく、高さに自由度があるパーツは有用で、それを探すのも重要だ。
ただし高さ2の「丁」はやや強引なデザインだ。

「にんべん」は高さは4-7が可能だが、5を使った。
「にんべん」は幅2で可能で使い易く、作図出来そうな多数の有望な漢字がある、第1109番はその一つだ。
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パーツになりそうな曲詰。

三輪勝昭作「幻の城 第78番」あぶり出し曲詰「リ」
37金・同玉・26銀・48玉・37銀打・47玉・48歩・同と・同銀・同玉・37銀・同玉・27金・47玉・48歩・57玉・59竜・46玉・47歩・同と・45馬・同玉・54角・35玉・55竜・同竜・36金 まで27手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第103番」象形曲詰「ボ」
66桂・同銀・43角・同玉・34馬・32玉・44桂・21玉・32銀・11玉・12香・同金・同馬・同玉・23金・11玉・21銀成・同玉・32桂成・11玉・22金 まで21手詰
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第1105番は、「詰図の舞」「漢字・佇(たたずむ)」だ。
第1109番は、「詰図の舞」「漢字」で、部首はやはり「にんべん」だ。
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第1109番「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2022/05/15
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2022/03/28 の作意(スクロール)

第1105番:「詰図の舞」「漢字・佇(たたずむ)」
55角・同桂・57銀・同玉・48金・46玉・36竜・同玉・37銀・45玉・44と・同玉・34金・45玉・43竜・同桂・44金打・56玉・65馬・同玉・75と上・同香・74銀・66玉・57銀・76玉・77香 まで27手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・尖(せん・とがる)」 [詰将棋]

「漢字・小」の最小形は中央が2枚の駒数4枚だろう、単独では詰形はないのでパーツとして存在する事になる。
それを使ったのが第1104番だ、取り合わせは「漢字・大」であり、「大」「小」は江戸時代からどちらも単独では沢山作られているが、組み合わせとか漢字の部品としては無さそうだ。
「大」は幅3まで小さく出来るのだが、「小」は幅が5で小さく出来ないのがパーツとしては難点だ。
幅5のパーツは、「さんずい」等の例外を除いては縦に重ねる使用方法になる。

パーツになりそうな曲詰。

柳田明作「奇想曲 第83番」立体曲詰「リ > X」
56金・同玉・66金・46玉・56金・同馬・37金・55玉・54飛右・45玉・44飛・55玉・66角・同馬・46金 まで15手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第102番」あぶり出し曲詰「バ」
73角成・61玉・51馬・同玉・41歩成・61玉・62金・同玉・54桂・72玉・63角(B)・61玉・51と・同玉・42桂成・同玉・41角成・33玉・34金・同玉・23馬・35玉・26金(A) まで23手詰
(A)最終手24銀で形崩れ。
(B)62桂成以下、同玉・82飛成・72角合・73角・同竜・同銀成・53玉・54飛以下余詰。
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詰上り図
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第1104番は、「詰図の舞」「漢字・尖(せん・とがる)」で、縦にパーツを重ねている。
第1108番は、「詰図の舞」「漢字」で、パーツが横に並び、部首は扁になる。
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第1108番「詰図の舞」「漢字」33手詰
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作意は、 2022/05/09
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2022/03/22 の作意(スクロール)

第1104番:「詰図の舞」「漢字・尖(せん・とがる)」
33金・45玉・36角・同桂・同銀・54玉・53馬・65玉・57桂・同と・66銀・56玉・48桂・同と・58香・同と・48桂・同と・57香 まで19手詰
詰上り図
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曲詰「図形・飛び石詰:7X5:10駒」 [詰将棋]

「飛び石詰」で詰上り駒数が10駒以上になると、ほぼ正方格子かヤヒロ印を部分的に含む形になる。
そして、詰上りの形が多いヤヒロ印の方が可能性が高い、ヤヒロ印の中でも詰上り形と手順で使う大駒の数が少ないであろうと思える桂が絡む形が、有望だ。
「飛び石詰」の収束では殆どが大駒を使う形だが、それ以外の手順でも大駒が使えた方が逆算の可能性が広がるから序盤手順に温存したいからだ。

ヤヒロ印での桂での詰上り形は、金と桂、馬と桂、竜と桂等複数あり、八尋作にほぼ全てある。

八尋久晴作「詰パラ 2006/12」あぶり出し曲詰「飛び石詰(やひろ印)」
35金・46玉・47金・55玉・56金・同玉・47馬・55玉・67桂 まで9手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第101番」象形曲詰「バ」
75飛・26飛・45金・43玉・73飛成・52玉・53角成・41玉・32銀成・同玉・62竜・33玉・44馬(A)・23玉・12竜(B)・14玉・24銀成・同玉・34馬 まで19手詰
(A)42馬以下余詰。
(B)22竜以下余詰。この付近の収束は乱れる。
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第1103番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X5:10駒」だ、ヤヒロ印を部分的に含む形だ。
第1107番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X5:11駒」だ、やはりヤヒロ印を部分的に含む形だ。
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第1107番「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X5:11駒」31手詰
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作意は、 2022/05/03  へ
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2022/03/16 の作意(スクロール)

第1103番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X5:10駒」
43桂成・同角・33銀不成・同歩・53銀・55玉・25飛・同角・45金・65玉・66銀・同玉・57馬・65玉・77桂 まで15手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・牙(きば)」「漢字・辺(へん)」 [詰将棋]

2022/04/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2022/03月-1」の作意発表は、歩一式図式だ。
「2022/03月-2」の作意発表は、あぶり出し曲詰「漢字・辺(へん)」だ
「詰図の舞」の追加登録も行った。

「2022/04月-1」は、「無掛の舞」で小駒無仕掛図式だ。
「2022/04月-2」は、あぶり出し曲詰「漢字」だ。

「漢字・辺(へん)」は部首「しんにゅう」で、「しんにゅう」は下辺の駒数が変わっても字にかろうじて見えるので、デザインに幅があるとも言えるが、迷うとも言える。
パーツ「刀(かたな)」を強引に最小デザインにした、しかも右上配置で「しんにゅう」とは左右に1駒重ねるデザインで、幅6にした。
その重ね方は2つのパーツの特徴を利用している、それがこの字の作図動機だ。

「漢字・牙(きば)」は苦手な密書度が高い字だ。
駒を動かそうとする手順だが、不動駒を気にしすぎなのだろう。
不動駒でも、重く見える駒で無ければ、そこそこでバランスは取れると次第に思うようになった。
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パーツに使えそうな小型曲詰。

巨椋鴻之介作「『禁じられた遊び』第1部・第7番」あぶり出し曲詰「3」
54銀・56玉・68桂・同と・66金・同馬・47竜・同と・45馬 まで9手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第100番」普通作
77馬・96玉・78角・87歩合・85銀・同玉・45竜・同桂・86香・94玉・83銀(A)・93玉・92と・同金・同銀成・同玉・56角・同桂・83金・91玉・81歩成・同玉・72金・同玉・92飛・61玉・51歩成・同玉・33馬・61玉・51馬・同玉・53香・41玉・52香成・31玉・91飛成・22玉・21竜・33玉・45桂(B)・同香・24と・同と・25桂・同と・34歩・43玉・32竜・同玉・33金・31玉・42成香 まで53手詰
(A)85銀以下、93玉・84銀・94玉・83銀不成で本手順に戻る手順が成立する。
(B)24との手順前後が成立。
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第1102番は、「詰図の舞」「漢字・牙(きば)」だ。
第1106番は、「詰図の舞」「漢字」だ。
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第1106番「詰図の舞」「漢字」25手詰
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作意は、 2022/04/27
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2022/03/10 の作意(スクロール)

第1102番:「詰図の舞」「漢字・牙(きば)」
63金・54玉・65銀・同歩・64金打・同と・43角成・同銀・53金打・45玉・35と・同香・46飛・同玉・47銀・45玉・57桂・同香成・46香 まで19手詰
詰上り図
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