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「1」を含まない2文字数字曲詰 [詰将棋]

「1」を含まない数字2文字詰の作例は少ないようだ。


岡田敏作「解いて楽しいあぶりだし詰将棋:第88問」:「00」
43歩成・同香・33銀打・21玉・11桂成・同玉・13香・21玉・12香成・同玉・13銀成・同玉・25桂右・23玉・24歩・34玉・26桂・同と・43飛成・同玉・44香・54玉・45金・65玉・87角・56玉・65角・同玉・76竜・同玉・77金・65玉・66金打 まで33手
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詰上り図
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岡田敏作「解いて楽しいあぶりだし詰将棋:第20問」:「70」
25桂・同と・34香・44玉・53銀不成・35玉・25金・同香・36歩・同玉・27金・35玉・47桂・同と・55飛・同金・44銀不成・同玉・55銀・同玉・64角・同銀・45金・65玉・74角成・同竜・66金 まで27手
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詰上り図
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幅1の「1」を含まなく、幅3の文字を使うと幅方向が拡がる傾向があり、中型に近づく。
「7」は1文字で使いにくいデザインであり、第881番は「7」から始めて正算的に作ったのでぎこちない。
逆算で再度作成しようとした、その結果は第884番に繋がる、作図の慣れと経験が影響すると思う。


「漢数字詰」は駒数が少ない「一」「八」と、駒数が多い「四」「五」が共存してシリーズ的に思い難い。
かなり作り始めているが、順番には進み難い。
小駒図式も含めたいし、20手台も作りたい。
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第887番「漢数字詰」-1
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作意は、 2018/12/20 へ
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2018/11/02 の作意
第881番:「数字詰」-12:「73」
64馬・同玉・74金・65玉・45飛・55桂合・同飛・同玉・56金・44玉・43角成・同玉・55桂・34玉・23銀不成・25玉・24金・同桂・同と・同玉・14と・25玉・37桂 まで23手
詰上り図
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あぶり出し曲詰「W」 [詰将棋]

無防備玉のあぶり出し曲詰は田中至作「過雁組曲:第6番」(ブログ: 2018/01/30 )がある。

第880番はその条件として作ったが、ヒントにした作品の原形が残っていて成功しなかった。
その作品は、あぶり出し曲詰「W」の例でもある。
田中至作「過雁組曲:第71番」
92飛成・同玉・82銀成・同玉・93銀・72玉・73桂成・同玉・74歩・同玉・84銀成・65玉・64飛成・75銀・55玉・45金・同玉・35金・55玉・45金・同玉・35馬・55玉・66馬 まで25手
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本作の収束10手は無防備玉だ、それを全て無防備玉に変えようとした第880番だが成功していない。
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飯尾晃作「饗宴:第41番」:
52飛成・53金・66飛・44玉・53竜・同玉・62飛成・44玉・35金打・33玉・45桂・同馬・24金直・43玉・34金寄・同馬・54角・同玉・46桂・55玉・66竜 まで21手
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詰上り図
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「幅5」の「W」であり、縦の幅が異なる色々なデザインが可能だし作例もある。
中央部に玉を配置すると意外と安定する文字だ。
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第885番「A-Z詰」-26
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第886番「A-Z詰」-26-1
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作意は、 21018/12/14 へ
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2018/10/27 の作意
第879番:「A-Z詰」-23・「W」
44銀右不成・同と・同銀不成・同桂・35竜右・45金合・同竜・同玉・44と・同玉・35金・55玉・47桂・同金・56歩・同玉・47竜・同玉・48金・56玉・57金・55玉・66金 まで23手
詰上り図
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第880番:「A-Z詰」-23-1・「W」
55飛・74玉・84金・64玉・75角・55玉・56銀・同玉・57金・55玉・45金・同玉・35馬・55玉・66金 まで15手
詰上り図
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2文字数字曲詰「10」 [詰将棋]

あぶり出し曲詰「10」の例
門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第66番」:「縦4+3X4」同じデザイン
76桂・55玉・75竜・同角・54銀成・同玉・53と・同玉・54歩・同玉・46桂・同と・44金・55玉・35竜・同銀・66銀・同玉・67金・55玉・47桂・同と・56金 まで23手
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詰上り図
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岡田敏作「解いて楽しい詰将棋:第165問」:「縦5+3X4」
42金・同玉・12飛成・53玉・52竜・64玉・76桂・同と・74金・同桂・63竜・55玉・53竜・54金合・同竜・同玉・36角・同桂・44金・55玉・64銀・同玉・74角成・55玉・47桂・同と・56香 まで27手
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詰上り図
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「1」単独は縦5駒必要だが「10」は縦4駒でも可能で、第878番も同じだ。
縦3駒(2文字で7駒)の逆算は難しそうだが、飯尾晃作「IIO(いいお)」は縦3駒のデザインで作られていて可能だと示した。
飯尾晃作「饗宴:第42番」:「縦3+縦3+3X3」
66金・同玉・57銀・75玉・64銀・同桂・65金・同馬・86銀・74玉・65角・同玉・66歩・54玉・43角・45玉・56銀・同玉・65角成・45玉・47竜・46金合・同竜・同玉・47金・45玉・36金 まで27手
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詰上り図:
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2文字ならば後半11手詰になる、この形を作っていたが現在は余詰修正中だ。
数字は縦5駒が殆どなので、2文字数字詰も多くは縦5駒以上になるだろう、1を含むと全体でも幅は5-6駒で通常の1文字詰と同じだ。
1以外の2文字以上は中型・大型曲詰に近くなるだろう。
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第884番「数字詰」-13
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作意は、 2018/12/08 へ
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2018/10/21 の作意
第877番:
24金・同玉・42角・33桂合・同角成・13玉・14金・同桂・24金・同銀・22馬・同玉・34桂・31玉・42竜 まで13手

第878番:「数字詰」-11・「10」
53桂不成・52玉・63銀・53玉・45桂・同銀・43と・64玉・54金・同銀・74銀成・55玉・46金 まで13手
詰上り図
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あぶり出し曲詰「U」「V」 [詰将棋]

あぶり出し曲詰「U」「V」は一目難しそうだ。
田中至作「過雁組曲・第69番」:「U」
91桂成・同玉・81金・同玉・72桂成・同玉・73歩成・71角成・63玉・74角・64玉・53馬・55玉・56飛・45玉・44馬 まで17手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲・第70番」:「V」
78金引・97玉・87と・98玉・88と・99玉・98と・同玉・87角・89玉・79金・同玉・78金寄・69玉・68金打・同竜・同金・同玉・78飛・67玉・66と・同香・56歩・同玉・65角・同玉・75飛・56玉・57飛・46玉・35馬 まで31手
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詰上り図
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詰め上がりが55玉では作り難い事情は「0(ゼロ)」や「O(オー)」と同じだ。
少ない駒でかつ大駒を複数枚使う詰め上がりは、都煙のイメージに近く、田中至氏も解説で「煙詰感覚」と書いている。
どちらも、選び難いデザインだ。
山田康平作「流星雨:第108番」は全く異なる「V」であり、この方向で考えた。
43銀・同玉・73飛不成・44玉・71馬・62歩合・同馬・同銀・45歩・54玉・66桂・64玉・75金・73玉・74金 まで15手
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詰上り図
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第882番「A-Z詰」-24
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第883番「A-Z詰」-25
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作意は、 2018/12/02 へ
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2018/10/15 の作意
第875番:「A-Z詰」-21・「U」
23金・43玉・44銀成・同玉・55竜・同金・53角成・34玉・26桂・45玉・37桂・同と・55金・同玉・56金 まで15手
詰上り図
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第876番:「A-Z詰」-22・「V」
45桂・34玉・43銀不成・25玉・34銀不成・同玉・24金・45玉・23馬・同飛・46香・同玉・47金・45玉・55飛・同玉・56金打 まで17手

詰上り図
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あぶり出し曲詰と、詰上り55玉・・・ [詰将棋]

本館の定期更新を行った。
2018/11の表紙は、不成問題だ、不成と書かなければ間違うか?。
2018/10の問題は、32銀成・同金・33馬・同玉・42銀で詰形になる。
逆算で矢倉囲いを作った。


あぶり出し曲詰・特に文字詰は詰め上がりが55玉が多い。
ただしどの作者も全てではない、だから55玉を条件に加えたが無理筋だった。
図形のデザインとバランスを優先するべきのようだ。
第874番は1筋、ずらせば55玉になる。
そして、第881番は55玉は無縁だ。


あぶり出し曲詰「0(ゼロ)」は、「O(オー)」との区別は難しい。
同時に作図するならば、「0(ゼロ)」は縦に細長くするだろう。
「幅3X4」は逆算は難しく、「幅3X5」が普通だろう。


赤羽守作「信濃路・第73番」:「幅3X5」、
33銀不成・54玉・44銀成・同玉・53銀不成・55玉・56歩・同馬・66金上・同歩・44銀不成・同歩・54金・同飛・47桂・同馬・54飛・同玉・53飛・64玉・46馬・同馬・65金 まで23手
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詰上り図
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森田正司作「春霞・コラム、P70」:「幅4X5」。
55歩・65玉・47角・55玉・67桂・54玉・65角・同玉・75角成・54玉・63飛成・同玉・53金 まで13手
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詰上り図
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第874番は「幅3X6」だが小駒図式ではこれより少ないデザインは難しい。
縦棒に4駒が必要だからだ。
大駒があると縦棒2駒または3駒のデザインも可能だ(2駒は逆算は難しい)。
「幅3X3」「幅3X4」は2字のデザインに使われる。
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第881番「数字詰」-12
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作意は、 2018/11/26 へ
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2018/10/09 の作意>
第873番:
44飛成・24玉・23桂成・同桂・35銀・同桂・15銀・同歩・25銀・13玉・23角成・同玉・24竜 まで13手

第874番:「数字詰」-10・「0(ゼロ)」
44銀不成・同桂・45金・同と・54金・同玉・65銀・同金・63銀左不成・55玉・65金・同玉・66金 まで15手
・詰上がり65玉、右へ1つ寄せれば55玉だ・・。
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