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曲詰「図形・飛び石詰・7X7(14枚)」 [詰将棋]

「飛び石詰」は大駒が中心であり、さらには条件的に攻め方の勢力が強くなる。
従って、余詰が発生しやすく、その修正も難しい。
そして、修正は逆算の全面的なやり直しになる事が多い。
「飛び石詰」は収束形と収束手順の可能性が少ないが、広い面積のデザインの逆算を考える時はさらに可能性は少なくなると感じる。
第1127番も、余詰が繰り返し発生して、結局は既に繰り返し使って来た収束形を使う事で、漸く完成した。
ただし、非限定があり、形の広がりと比べて短手数で駒の動きも弱い。
小駒で逆算して、遠くの駒は32竜や88馬のように、大駒を使って発生させている。
大駒が隔離されているので、余詰は抑えられるが、無理感が多くあり、さらなる発展は難しい。

河内勲作「ひより草 第28番」 象形曲詰「飛び石」
97竜・98歩合・同竜(A)・同玉・87銀・88玉・89歩・79玉・57角・68銀合・同角・同玉・65飛・58玉・69銀・48玉・68飛・58歩合・同飛・49玉・48金・同金・同飛・同玉・49歩・同玉・58銀打・38玉・39歩・27玉・37金・16玉・28桂  まで33手詰
(A)88銀以下、89玉・98竜・同玉・87銀以下作者自認の迂回手順がある。
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第137番「象形曲詰・ザ」
55飛(A)・同金・同銀・同玉・47桂・54玉・55歩・53玉・63歩成・42玉・75馬・32玉・31金・同竜・33歩(B)・22玉・31馬・11玉・22馬・同玉・32飛・13玉・12飛成・同玉・23角・22玉・32歩成・13玉・14香 まで29手詰
(A)初手51飛で、以下52歩合・55歩以下余詰。
(B)15手目33香で、22玉・31馬・11玉・21飛以下余詰。
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第1127番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(14枚)」で「ヤヒロ形」だ。
第1131番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X5(15枚)」で、平行格子」だ。
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第1131番「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X5(15枚)」31手
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作意は、 2022/09/24 へ
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2022/08/07 の作意

第1127番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(14枚)」
32竜・同歩・48桂・45玉・36金・55玉・66金・同玉・88馬・同歩成・57銀(A)・55玉・56銀・54玉・64と・同玉・74銀成・54玉・64成銀・同玉・84飛成 まで21手詰
(A)67銀もある非限定だ。
詰上り図
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「創発(九州G詰将棋作品集)」 [詰将棋]

基本的な漢字に「口」と「日」の系列がある。
縦線と横線が交叉しているデザインで、作図に必要な面積の大きさと駒数が、ほぼ文字で決まり、デザインで減らせる可能性は少ない。
「口」は3X3が最小で駒数は8で、「日」は3X5が最小で駒数は13で、「目」は3X7が最小で駒数は18で、「田」は5X5が最小で駒数は21になる。
「漢字・臼(うす)」もその系列の漢字だ。

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「創発(九州G詰将棋作品集)」は、2021/09出版で、故人3人を含む19人による作品集であり、掲載作は178作ある、それ以外にもいくつか追加作があり、そこには未発表作とネット発表作もかなり含まれる。
詰パラ以外への発表作が多く、既発表作でも初めて見る作品が多く、個人的にはほぼ新作状態で楽しんだ、それ故に一度流し読んでから、次にじっくり読みなおすとかなりの時間がかかった。
森茂作は、見た筈だが記憶から消えていた。>作者名誤り修正しました。(8/26)

西田弘作「創発 第161番(詰パラ 昭和53年(1978)/08)」あぶり出し曲詰「H」
65銀・同竜・55歩・同竜・46桂・同竜・64金・同桂・44金・55玉・65馬  まで11手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第136番「象形曲詰・デ」
22馬・54玉・55歩・同成桂・同馬・同玉・46銀上・54玉・66桂・同銀・55歩・同銀・64飛・同銀・66桂 まで15手詰
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第1126番は、「詰図の舞」「漢字・臼(うす)」だ。
第1130番は、「詰図の舞」「漢字」だ、4画のシンプルな漢字だ。
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第1130番「詰図の舞」「漢字」17手
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作意は、 2022/09/18  へ
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2022/08/01 の作意

第1126番:「詰図の舞」「漢字・臼(うす)」
88角・77歩合・同竜・同金・78桂・同と・67歩・55玉・77角・同と・64銀不成・同玉・75金・同桂・65金・53玉・63金・44玉・36桂・同と・45歩・35玉・47桂・同と・36香・同銀・34馬 まで27手詰
詰上り図
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立体曲詰「対称図形>文字「N」」 [詰将棋]

中央の立体曲詰の作り方は試行錯誤状態だが、コンパクトなあぶり出し曲詰から考え始めて、初形が象形曲詰になるように考えている。
だから、過去のあぶり出し曲詰を見直して、可能性があれば途中から逆算をやり直してもいる。
この方法は有効な方法であっても懸賞出題向けでは良くないし、特に自作以外のあぶり出し曲詰を使うのはではまずい。
試行錯誤で初形に遡って行きながら象形図形・文字を探すと、見つかるのは対称図形が多くなる。

それが判っているので、文字のあぶり出し曲詰から出発する事が多く、そして対称形の象形曲詰に辿りつく事が多くなる。

田中至作「詰パラ 1962/04」曲詰「対称図形>「ウ」」
34馬・55玉・46金・同と・65金引・同桂・47桂・同と・45馬 まで9手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第135番「あぶり出し曲詰・デ」
11桂成・31玉・21成桂・同玉・12歩成・同馬・同成香・同玉・23角(A)・11玉・12歩・21玉・22香・31玉・41角成・同玉・53桂不成・同金・42銀・52玉・53銀成・同玉・35角(B)・同銀・43と・54玉・65銀・同飛(あ)・53金・55玉・56金・同金・同飛・同玉・57金・55玉・56香 まで37手詰
(A)18飛で、13歩合・21角以下余詰。
(B)43とで、54玉・44金以下余詰。
(あ)55玉で変化長手数。
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詰上り図
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第1125番は、「寄木の舞」「対称図形>文字「N」」だ。
第1129番は、「寄木の舞」「対称図形」だ、ブログ2018/04/18の第820番を、逆算しなおした作品だ。
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第1129番「寄木の舞」「対称図形」17手
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作意は、 2022/09/12 へ
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2022/07/26 の作意

第1125番:「寄木の舞」「対称図形>文字「N」」
46飛・同と・65銀・45玉・67馬・同と・37桂・同と・46歩・55玉・64馬 まで11手詰
詰上り図
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駒数の多い漢字「漢字・攻(こう・せめる)」 [詰将棋]

第1124番「漢字・攻(こう・せめる)」の詰上り駒数は18枚と多い、第1128番と「詰将棋(新館):8月新題-2」はさらにそれよりも多い。
枚数的には中型から大型曲詰と感じる。
普通に作りやすい枚数は9-13枚位で、それより多くなると、色々な面で重厚さ・重さが前面に出て来る。
詰上り枚数が16枚以上の、あぶり出し曲詰は個人的に努力賞的に感じている、二度と作図しないと度々思うのだが、コンパクトな漢字も減って来ているので、時々はトライする事になる。

山田康平作「流星雨 第104番」象形曲詰「羊」
22金・同銀・82香成・61玉・72成香・52玉・62成香・41玉・51金・同馬・同成香・42玉・41成香・同玉・42銀・同玉・51角・同玉・62銀・41玉・42歩・同玉・53銀成・同玉・54と・同玉・46桂・同銀・55香・同銀・同歩・同玉・64銀打・同香・56金・44玉・54金・同玉・64銀成・44玉・55金・同玉・56香・44玉・54成銀 まで45手詰
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第134番「あぶり出し曲詰・ゴ」
22飛・11玉・21飛成・同玉・31歩成・同玉・22桂成・41玉・32金・52玉・64桂・63玉・74銀・64玉・66竜(A)・同銀・46馬・同桂・56桂 まで19手詰
(A)67竜で、66歩合・同竜以下迂回手順有り。65歩合ならば73銀不成以下で詰む。
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詰上り図
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第1124番は、「詰図の舞」「漢字・攻(こう・せめる)」だ。
第1128番は、「詰図の舞」「漢字」だ、この字も駒数も広がりも多く、予想出来にくいと思う。
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第1128番「詰図の舞」「漢字」31手
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作意は、 2022/09/06
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2022/07/20 の作意

第1124番:「詰図の舞」「漢字・攻(こう・せめる)」
36飛・同玉・26飛・同歩・37銀・同玉・28金・36玉・37銀・45玉・34馬・同歩・46金・54玉・53と・同玉・43桂成・54玉・65と・同玉・68香・同と・55金打・75玉・48角・同歩成・67桂打・同と・同桂・同と・76歩・同と・84銀不成 まで33手詰
詰上り図
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「図形・飛び石詰・9X5(14枚)」 [詰将棋]

第1123番は収束3手は形崩れ変化同手数がある。
83金が無くて、「77香・同と」で金を補充する手順だったが、余詰と変化同手数を伴う2手長駒余り変化が消せず、大幅に変更した(合駒絡みの4手長変化もある)、だが形崩れ変化が残った。

「図形・飛び石詰9X5(14枚)」は形の広がりは中型から大型曲詰なのだが、駒数14枚は小型曲詰の範囲だ。
飛び石詰は、駒の密度が薄いので、一般的な曲詰とは感覚にずれが生じる。
さらに、余詰が発生しやすい事と、その修正が厄介な事もある、それは性質上で仕方がない。

河内勲作「おくろう記 第85番」象形曲詰「飛び石・9X5」
93飛成・92飛合・83桂不成・81玉・71桂成・同玉・72金・同飛・同歩成・同玉・73飛・61玉・62歩・52玉・53飛成・41玉・42歩・同金・同竜・同玉・43歩・同桂・53金・31玉・32歩成・同玉・43金・21玉・22歩・同玉・33金・13玉・34金・12玉・24桂・21玉・22歩・31玉・32桂成・同玉・33金・31玉・32歩・41玉・43竜・51玉・42竜 まで47手詰
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第133番「象形曲詰・ゴ」
46馬・53玉・64馬・同玉・65飛・53玉・63飛成・42玉・54桂・同と・33銀成・41玉・43竜・51玉・42竜(A)・61玉・73桂・71玉・51竜(B)・72玉・61竜(C)・82玉・81竜・93玉・83竜 まで25手詰
(A)42成銀以下で余詰。
(B)非限定
(C)81竜以下余詰。
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第1123番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X5(14枚)」だ、最終3手で形崩れ変化がある。
第1127番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(14枚)」だ、非限定手順がある。
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第1127番「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(14枚)」21手
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作意は、 2022/08/31
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2022/07/14 の作意

第1123番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X5(14枚)」
26金直・14玉・17香・24玉・23と・同玉・32馬・24玉・25歩・34玉・35歩・同金・同金・同玉・36金打・34玉・43馬・同玉・54銀成・同玉・45金・64玉・53銀・63玉・72銀不成・同玉・83と・同玉・73金・92玉・93角成・同玉・85銀 まで33手詰
詰上り図
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