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久しぶりの「アマレン杯握り詰」 [詰将棋]

久しぶりの「詰将棋全国大会」が開催予定です。
そして、久しぶりの「アマレン杯握り詰」の募集です。
使用駒10枚が指定されて、39手以内です。
大駒は角1枚なので、馬鋸が予想される、その為に先手を打って手数制限ありです。
握り詰では「玉が含まれていない場合は、玉を加える」のだが、今回は使用駒に「玉」があることは、玉が2枚の双玉は規定外の解釈なのだろうか、解釈は微妙かも知れない。
5月末郵送必着なので、このブログを見てからでは間に合わない可能性がある。

河内勲作「おくろう記:第59番」「e」
作意
63歩成・同金・54銀・同金・同金・52玉・63銀・41玉・53桂・同角・33桂・31玉・32歩・同玉・23金・31玉・32歩・42玉・53金・同玉・54銀成・42玉・53角・52玉・63成銀・61玉・71角成・同玉・72成銀 まで29手
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田中至作「過雁組曲」:第13番「あぶり出し曲詰・ワ」
作意
55金・同銀・44飛・同桂・56角行・同銀・35金打・55玉・64銀・同玉・74角成・55玉・54銀成・同玉・44金寄・55玉・47桂・同銀成・45金引・同桂・65馬 まで21手
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詰上り図
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第1172番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・h」だ。
第1176番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット」だ。
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第1176番「詰図の舞」「小文字アルファベット」13手
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作意は、 2023/06/21 へ
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2023/05/04の作意

第1172番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・h」
作意
53飛成・同玉・63歩成・44玉・43桂成・同玉・44歩・同玉・45香・54玉・55歩・65玉・74銀不成・同玉・73角成・65玉・66歩・同銀・64馬 まで19手詰
詰上り図
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「図形・9駒線:横ギザギザ線(W)」 [詰将棋]

「9駒の非直線で、言葉で表せにくい図形」、「さらに対称性がないか、少ない図形」も作図する。
「横ギザギザ線」「縦ギザギザ線」だけではわからないが、詰上り図を見てもらうしかなさそうだ。
ただし、「V」「W」「く」「〈〉(括弧)」とかの表現は使う、だがそれだけでは区別はしきれない。
加えて、対称でない崩れた形も作る予定だ。

ただし詰上り形が少ないこと・難しいことは直線等と変わりはない。
斜め線の詰上りは、竜の詰上りと馬の詰上りがあり、斜め5駒が標準だが、大駒を複数使用すると駒数が減る形もある。
第1171番は大駒3枚での馬による詰上りで、「ノ」「メ」「W」「V」等で見かける形だ(山本正作「V」も該当する)。


柳田明作「饗宴(詰将棋研究会作品集):第63番」「あぶり出し斜め線」
作意
44香・43歩合・同香不成・31玉・22銀打・同角・81飛不成・32玉・82飛不成・43玉・44歩・53玉・54歩・同銀・同金・同玉・55銀・53玉・63桂成・同玉・74金・同玉・75香・同玉・84飛成・76玉・66金・77玉・88竜 まで29手
5駒を使用する斜め線の竜による詰上り作の例だ。
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第12番「あぶり出し曲詰・ヲ」
作意
65金・45玉・55金・同玉・65馬・45玉・54馬・同玉・43銀・45玉・57桂・55玉・35飛成・同銀・46銀・同銀・65飛・同歩・73角成・同金・45金 まで21手
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詰上り図
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第1171番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横ギザギザ線(W)」だ。
第1175番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:横非直線(Vに近い)」だ。
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第1175番「詰図の舞」「図形・9駒線:横非直線(Vに近い)」21手
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作意は、 2023/06/15
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2023/04/28の作意

第1171番:「詰図の舞」「図形・9駒線:横ギザギザ線(W)」
作意
36銀・24玉・25金・13玉・14金・12玉・21角成・同玉・22金・同玉・33歩成・同玉・25桂・44玉・45銀打・55玉・54銀成・同飛・56飛・64玉・54飛・75玉・76飛・85玉・94馬 まで25手詰
詰上り図
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漢字で、線を点で表現する時 [詰将棋]

漢字は、線の組み合わせで作られていて、点は使用されていない。
だが漢字曲詰では、盤と駒の制限で最小形での表現になりやすく、さらに使用駒数を減らす必要もある。
その為に、線で表現するべき所を、点で表現する事が多い。
読みずらい・読めないという意見もあるだろうが、盤駒での表現としては避けにくい。
その極限は「サンズイ」であり、3線を3点で表す。
単独では読めないが、パーツの組み合わせで漢字だと主張する事になる。
「心」も同様に、右の2線を2点で表現する。

漢字曲詰では画数は気になり、多い画数も作りたいのだが、通常は3-5画くらいが作り易い。
「沁」は7画と多いが、駒数は14枚であり、1線が2駒平均だ。
そこには、1線が1点が、5つもある。

短い線と点との組み合わせで作る漢字の作例は少ないが、類似の前例としては色々な図形がある。
従って、漢字を作図しても、一見は図形が崩れた様にも見えそうだ。

岡田敏作「解いて楽しいあぶりだし詰将棋:第76問」あぶり出し「元旦」(5/18修正)
作意
12桂成・同玉・11桂成・同玉・21歩成・同玉・32銀成・同玉・42飛成・同玉・53金・同玉・44金・64玉・65歩・同玉・74角・64玉・55銀・同玉・46銀・64玉・55銀・同玉・37馬 まで25手
離れた3パーツからなる詰上り、画数の多い漢字と感覚は似ている。
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第11番「あぶり出し曲詰・ル」
作意
56銀・同銀不成・66銀・同香・65金・同銀・64銀・同馬・45飛・同玉・35金・55玉・45金・同玉・25飛・同香・44馬 まで17手
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詰上り図
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第1170番は、「詰図の舞」「漢字・沁(しん・しみる)」だ。
第1174番は、「詰図の舞」「漢字」だ。
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第1174番「詰図の舞」「漢字」21手
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作意は、 2023/06/09
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2023/04/22の作意

第1170番:「詰図の舞」「漢字・沁(しん・しみる)」
作意
83銀不成・84玉・76桂・同と・73角・同玉・63飛成・同玉・53と・同玉・64金・44玉・34と・同玉・23銀・44玉・55銀・同玉・56金・同玉・57馬・55玉・56銀・44玉・45銀・同玉・47桂・同と・46金・44玉・66馬・同と・45香 まで33手詰
詰上り図
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若島正「盤上のパラダイス」について [詰将棋]

若島正「盤上のパラダイス 詰将棋マニアのおかしな世界」1988年三一書房発行(以下、単行本)が、河出文庫版で復刊された(若島正「盤上のパラダイス」2023年河出書房発行で以下文庫版)。
基本的には文庫版は復刊であり、単行本の序を1章にずらして、最後に「補遺」「文庫版あとがき」が追加されて、加えて解説(芦沢央)も追加された。

1970年代からの読者である私は、この本の登場人物の多くに会った事がある。
ただし、投稿作の検討の不完全作返送の手紙上で、一番交流があった、検討者の玉出氏とは会っていない。
変わったマニアの世界が描かれているが、私はその多くを知っている筈だ、
だが、まだまだ互いに判っていない事の多い世界だろう。
雑誌・書籍・作品・等でのみ出会う事の多い世界は、本書のように書き残される事は稀であり、読み継がれて欲しいと思う。

単行本には各章にその数字のあぶり出し曲詰が掲載された(0から9まで)。
文庫版では章の変更で1から10になり、初形の象形曲詰に変更になった。

若島正作「盤上のパラダイス:単行本・第1章」「あぶり出し「1」」
作意
42角成・同玉・53歩成・33玉・23飛成・44玉・24竜・55玉・56角成・同銀・54竜 まで11手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第10番「あぶり出し曲詰・ヌ」
作意
53桂成・同銀・46桂・同香・45金・同香・43銀・44玉・33飛成・同角・34金・55玉・66銀・同玉・67金・55玉・65と・同玉・47角・同香成・56銀 まで21手
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詰上り図
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第1169番は、「寄木の舞」「図形・密集」>「フ」だ。
第1173番は、「寄木の舞」「図形・対称」だ。
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第1173番「寄木の舞」「図形・対称」19手
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作意は、 2023/06/03
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2023/04/16の作意

第1169番:「寄木の舞」「図形・密集」>「フ」
56歩・同玉・55飛・同玉・58飛・同と・57香・同と・56歩・同玉・83角・55玉・65角成 まで15手詰
詰上り図
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ギリシャ文字について [詰将棋]

2023/05/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2023/04月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字で、Γ(ガンマ)」だ。
「2023/04月-2」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し漢字・宇(う)」だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。

「2023/05月-1」は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字」だ。
「2023/05月-2」は、「詰図の舞」「あぶり出し漢字」だ。

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ギリシャ文字は英語文字と類似した文字が多い、その中でデザイン的に異なる文字を選んで作図する。
英語のアルファベットと似た文字(インターネットや活字のフォントでも共有する文字も多い)が多く、パソコン上でも同じものを使用することも多い。
曲詰は近似的なデザインしか出来ないので、作図は、英字とは異なるデザインのみになる(同じデザインは省く)。
ギリシャ文字でも大文字と小文字があるのも、英語文字と同じだ。
普段の使用が少なく、親しみは少ない。
辞書を見ながら考える事が多い。

アルファとベータは、ABと同じデザインで、最初は「Γ(ガンマ)」になる。
ただし文字では無くて、図形のデザインとしては前例がある形だ。

添田宗太夫作「将棋秘曲集 第27番」」あぶり出し曲詰「曲尺」
作意
24角成・同玉・15飛成(A)・同玉・26金左・24玉・25銀・23玉・24歩・32玉・23銀 まで11手
対称形を考えると、「Γ(ガンマ)」と同じデザインだ。
(A)13飛成以下、34玉・35銀・同玉・46銀。34玉・33竜・同金・同金以下余詰。
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第9番「あぶり出し曲詰・リ」
作意
39飛・68玉・69飛・58玉・59金・57玉・67飛・同と・66銀・同銀・46銀・56玉・65銀・同桂・45角・47玉・48飛 まで17手
この作者では珍しく、盤の中央からかなり、ずれている。
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詰上り図
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第1168番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・g」だ。
第1172番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット」だ。
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第1172番「詰図の舞」「小文字アルファベット」19手
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作意は、 2023/05/28 へ
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2023/04/10の作意

第1168番:「小文字アルファベット・g」
43と・同桂・71馬・53香合・同馬・同玉・63桂成・44玉・45香・同玉・56馬・同玉・66金・45玉・56金・同玉・47金・45玉・56銀・44玉・45香 まで21手詰
詰上り図
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