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盤面中央の立体曲詰 [詰将棋]

立体曲詰は、初形・盤面象形曲詰であり、さらに詰上り・あぶり出し曲詰でもある作品だ。
双方に繋がりがある作品も幾つかあり、それらはより立体感が強くなる。
初形と詰上りに関係性・連続性が無くとも、立体曲詰と呼ぶ。

象形曲詰は正算・順算で作図される事が多く、逆にあぶり出し曲詰は詰上りから逆算で作図される。
双方を含む立体曲詰は、定まった作図方法は無い。
個人的には、盤面中央の配置の曲詰めは玉を囲む駒が必要であり、より制約があるとも思う。
初形と詰上りに関係性・連続性が無い立体曲詰を盤面中央で、試行錯誤で作って行きたい。

岡田敏作「詰パラ 1990/09」立体曲詰「対称>サ」
56銀・同銀不成・47桂・同銀成・65飛・56玉・45角・同銀・55飛・同玉・65竜 まで11手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第131番「象形曲詰・プ」
65馬・同玉・75馬・54玉・55歩(A)・43玉・53銀成・32玉・33歩・同玉・25桂・同金・34歩・32玉・42成銀 まで15手詰
(A)53銀成以下、55玉・47桂以下余詰。
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第1121番は、「寄木の舞」で、「図形・対称」から「図形・点対称」だ。
第1125番は、「寄木の舞」で、「図形>文字」だ。
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第1125番「寄木の舞」「図形>文字」11手
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作意は、 2022/08/19 へ
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2022/07/02 の作意

第1121番:「寄木の舞」「図形・対称」から「図形・点対称」
65金・同馬・67桂・同馬・46金・同銀・44竜 まで7手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・乞(こう・きつ)」 [詰将棋]

2022/07/18に「詰将棋 駒の舞(新館)」で、「続駒の舞」>「寄木の舞」を登録した。現状は初形・象形条件作「積木の舞」の続編のみだが、立体曲詰(象形+あぶり出し曲詰)を作図して追加して行く予定。
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「漢字・乞(こう・きつ)」は3画で、冠部首と漢字「乙」の2パーツからなる。
漢字「乙」は少ない1画の漢字で、最小デザインは「Z(ゼット)」と同じになる。
それはシンプルなのだが、最小ではない漢字に見せるデザインは難しい。
パーツとして使う、「漢字・乞」の方が方針は分かりやすい。

三輪勝昭作「幻の城 第71番」あぶり出し曲詰「Z」
66金・同桂・76銀・同竜・77桂・56玉・74馬・同竜・67銀・55玉・45と・同馬・56銀・同玉・57歩・55玉・67桂・同馬・44銀不成 まで19手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第129番」「あぶり出し曲詰・ブ」27手詰
>ブログ2020/05/19 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第130番「あぶり出し曲詰・プ」
13香不成・22玉・12香成・31玉・23桂・41玉・51と・同玉・61角成・41玉・42歩・同玉・43馬・同玉・44銀・54玉(あ)・45角・同桂・57飛・同桂成・46桂 まで21手詰
(あ)52玉と逃げると、4手長桂余りになるようだ。
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詰上り
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第1120番は、「詰図の舞」「漢字・乞(こう・きつ)」だ。
第1124番は、「詰図の舞」「漢字」だ。
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第1124番「詰図の舞」「漢字」33手
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作意は、 2022/08/13
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2022/06/26 の作意

第1120番:「詰図の舞」「漢字・乞(こう・きつ)」」
36金・同玉・26馬・46玉・47歩・同玉・38銀・同歩成・48銀・46玉・36馬・同玉・38香・46玉・47歩・45玉・44金・同金・46歩・54玉・44飛・同玉・45金・53玉・64銀成・同玉・74銀成・53玉・62馬 まで29手詰
詰上り図
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「図形・飛石詰・5X9(13駒)」香打の詰上り [詰将棋]

「飛び石詰」では香の空王手での詰上りがあるが、同様に香打までの詰上りもある。
竜と香打との組み合わせであり、前例はやはりヤヒロ印での八尋作だ。
香打を限定させる必要があり、その為の駒を配置する考え方もあるが、シンプルで美しいのが盤の端を利用する限定打だろう。
第1119番はヤヒロ作と同じ詰上り形であるが、図形全体は盤面中央に作る方針も持っていたので、それから「図形・飛石詰・5X9(13駒)となった。

八尋久晴作「詰パラ 2010/07」あぶり出し曲詰「飛び石詰:ヤヒロ印」
27金・同香成・26銀・同成香・28銀・48玉・38金・同玉・47角・同玉・49香 まで11手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第126番」「あぶり出し曲詰・グ」23手詰
>ブログ2019/08/05 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第127番」「あぶり出し曲詰・ゲ」27手詰
>ブログ2019/10/16 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第128番「象形曲詰・ゲ」
76馬・同桂・64飛・同玉・74と・54玉・66桂(A)・53玉・63と・42玉・54桂・41玉・42歩・同金・同桂成・同玉・52金 まで17手詰
(A)46桂もある。
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第1119番は、「詰図の舞」「図形・飛石詰・5X9(13駒)」だ。
第1123番は、「詰図の舞」「図形・飛石詰・9X5(14駒)」だ。
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第1123番「詰図の舞」「図形・飛石詰・9X5(14駒)」33手
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作意は 2022/08/07 へ
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2022-06-20 の作意

第1119番:「詰図の舞」「図形・飛石詰・5X9(13駒)」
63桂成・51玉・61と・同玉・72歩成・51玉・43桂・42玉・53成桂・同歩・32と・同歩・51銀・43玉・44香・同金・同角成・同玉・34金・45玉・56銀・46玉・55銀・47玉・36銀引・同と・38銀・57玉・59香 まで29手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・才(さい)」 [詰将棋]

曲詰「漢字・才(さい)」は、直線は長く、微妙な斜め線もある。
第1118番は「4X6」のデザインで、岡田作は「5X7」のデザインだ。
違いは横線の一番右の1駒と、斜め線のデザインの差だ。
斜め線は45度しかなく、岡田作の「4X4」が自然だが、第1118番の「4X3」もぎりぎり読めると判断した。
さらに玉位置を中央から、横線上に移動させた、ただし第1118番の収束自体はよくある形だ。

岡田敏作「詰の花束 第476番」あぶり出し曲詰「漢字:才」
66歩・同と・57桂・55玉・64角・同玉・73銀右不成・55玉・64銀不成・同玉・61飛成・63香合・同竜・同桂・73銀不成・55玉・56香・同と・44銀・同玉・43と・55玉・33馬・同飛・45金 まで25手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第125番「象形曲詰・グ」
67飛成・45玉・56竜(A)・34玉・45竜(B)・23玉・25竜・32玉・23角成・31玉・41馬・同玉・74角・31玉・32歩・同玉・44桂・31玉・41角成・同玉・52桂成・32玉・42と まで23手詰
(A)76竜や66竜もある。
(B)65竜や55竜もある。
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第1118番は、「詰図の舞」「漢字・才(さい)」だ。
第1122番は、「詰図の舞」「漢字」で、画数は4画だが駒数は多い。
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第1122番「詰図の舞」「漢字」25手
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作意は、 2022/08/01
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2022/06/14 の作意

第1118番:「詰図の舞」「漢字・才(さい)」
56歩・同玉・54竜・同桂・57歩・55玉・44銀・64玉・65歩・同玉・45竜・同桂・56銀・64玉・55銀引・63玉・62と・同金・52銀不成・同金・73香成 まで21手詰
詰上り図
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「寄木の舞」開始と、「立体曲詰」について [詰将棋]

2022/07/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2022/06月-1」の作意発表は、「続小駒の舞」で、金銀図式だ。
「2022/06月-2」の作意発表は、あぶり出し曲詰「漢字・付(ふ)」だ
「詰図の舞」の追加登録も行った。

「2022/07月-1」は、「続小駒の舞」だ。
「2022/07月-2」は、あぶり出し曲詰「漢字」だ。
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・初形・象形曲詰・100番集>「積木の舞」
・詰上り・あぶり出し曲詰>「詰図の舞」
・初形象形+詰上りあぶり出し曲詰を立体曲詰と呼ぶが、その中の初形と詰上りが同形の場合を「立体還元曲詰」と呼ぶ>「続積木の舞」

これを踏まえて、「寄木の舞」(よせぎのまい)を創る。
積木と寄木は別物だが、個人的には似たイメージもある。

寄木とは「寄せ木細工の略」の意味もあり、異なる木切れを集めて作る細工を指し、モザイクの意味もある。
「寄木の舞」には、
1:「積木の舞」(100番限定)の続編にあたる作、
2:一般的な立体曲詰(ただし「続積木の舞」「立体還元曲詰」を除く)
を作って行く。

立体曲詰はあぶり出し曲詰の延長と思うが、作り方はよく判らない。
初形と詰上りには特に関係を求めない。

下記が作りたい立体曲詰の例だ
田中至作「村山隆治著:詰将棋教室 p240」立体曲詰「対称>「ロ」」
66銀・同歩・56金・同桂・46角・同竜・44馬・64玉・74金 まで9手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第122番」「あぶり出し曲詰・ポ」21手詰
>ブログ2020/04/01 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第123番」「あぶり出し曲詰・ぺ」19手詰
>ブログ2019/06/18 に掲載済

丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第124番「象形曲詰・ぺ」
43銀・同玉・45竜・52玉・53歩・62玉・51角成・同玉・41竜・同金・同桂成・同玉・52金 まで13手詰
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第1117番は、「詰図の舞」「漢字・沈(ちん)」で、部首「さんずい」に玉は近ずかなく詰み上がる。
第1121番は、「寄木の舞」で「立体曲詰」だ。
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第1121番「寄木の舞」「立体曲詰」7手詰
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作意は、 2022/07/26
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2022/06/08 の作意

第1117番:「詰図の舞」「漢字・沈(ちん)」
54角・44玉・37金・55玉・83桂成・85玉・67桂・同と・56歩・同玉・47竜・55玉・56歩・54玉・44竜・同玉・35角・同玉・27桂・同と・36銀・44玉・45金・43玉・32銀不成・同玉・23銀・43玉・33歩成・同桂・44香 まで31手詰
詰上り図
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