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「J」の縦方向の駒数 [詰将棋]

「I(アイ)」と「1(いち)」共に圧倒的に縦5駒デザインが多い。
ただし、双方を作るかまたは並べて作ろうとすると、片方のデザインを変える事もある、それが例えば第852番だ。

「I(アイ)」を第852番のデザインで作ると、「J」も第853番のデザインの上部の横に3駒並べるのが自然になる、ただ左右のバランスが悪い事は変わらない。

縦1線の「I(アイ)」は4駒では無理で5駒以上必要だが、第852番のデザインでは詰み形は4駒でも可能だが、無理が多いので採用しない。

「J」は853番のデザインの68銀があるので縦4駒で可能(上部の横に3駒並べない時も可能)で、バランスもよさそうだ(縦5駒との比較は微妙だ)。
縦5駒のデザインとして岡田敏作「詰の花束」第407番がある。
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84金・同玉・94飛成・75玉・65角成・同玉・77桂・同香成・74銀・54玉・43銀・同飛・63銀・65玉・74竜・56玉・57金・55玉・56歩・同銀・54龍まで21手

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あぶりだしは偶数駒並びの時は左右対称にならないが、奇数駒でも中央に玉を置きにくいとやはり対称にならない。
「M」「N」は対称にならない場合だ。
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第860番「A-Z詰」-13
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第861番「A-Z詰」-14
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作意は、 2018/09/21 へ
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2018/08/04 の作意
第852番:「A-Z詰」-9・「I」
45銀・同と・55金・同と・同飛・同玉・44銀不成・同歩・53飛成・54金合・56歩・同玉・54竜・同桂・57歩・55玉・56金 まで17手
詰上り図
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第853番:「A-Z詰」-10・「J」
77香・65玉・54銀・55玉・64馬・同金・56飛・同玉・57金・55玉・56香 まで11手
詰上り図
2725_1e.jpg
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異質な数字「4」のデザイン [詰将棋]

アラビア数字の特徴に「幅方向を狭めるデザイン」が存在する事がある。

「1」は幅の1・2・3等が可能だ。

幅2が可能な数字は、「2」「3」「5」がある。(単独では避けたいが)
幅3以上で可能な数字は、「6」「7」「8」「9」「0」(やはり、単独では避けたいデザインは多いが)

数字「4」は、7セグメント液晶用デザインの幅3は存在するが、読めない。
幅4は横棒の左右のどちらか削るのだが、2文字デザインなら可能かと思う。

1文字単独ならば、第851番のデザインか、
縦が1駒多いデザインかになると思う。(岡田敏作・「解いて楽しいあぶりだし詰将棋」第67問)
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作意:85飛引・65桂合・同飛・同香・44銀不成・56玉・57金・同と・48桂・同と・57飛・同玉・34角成・56玉・46馬 まで15手

詰上り図
tanosii_067e.jpg
数字の2文字詰や3文字詰を考える時は、「4」は省いて考えたい異質デザインだ。
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第858番11手詰
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第859番「数字詰」-6
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作意は、 2018/09/15 へ
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2018/07/29 の作意
第850番:
31飛・23玉・13金・同玉・12金・同玉・11飛成・同玉・21歩成・同玉・22飛・31玉・41歩成・同玉・42飛成 まで15手

第851番:「数字詰」-4・「4」
86銀・65玉・64銀左成・同香・76金・同香・75金・55玉・45と・同銀・56歩・同銀・46金打 まで13手
詰上り図
2782_1e.jpg
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「H」のデザイン [詰将棋]

アルファベット「H」で最初に思い浮かぶデザインは、「3X3」だ。
作例はあるが、私自身は10代に作りかけた跡がある。
今回も「3X3」から始めて伸び悩んだ。
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作意:66金・同銀成(非限定)・44銀・同桂・54金・同馬・45金・同馬・64馬 まで9手
詰上り図
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次に「3X4」を考えたが、下段に追いだす手順で、849番になった。
2枚角の利きで外で追い回した、よく手を繋いだ感はあるがイメージとは異なる、偶数駒はデザイン的に歪む。

次に「5X3」を作ったが、実は田中至作「過雁組曲第56番」と同じデザインで最初は避けた意味がある。
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作意:34馬・55玉・54銀成・同玉・46桂・同金・58飛・57桂合・同飛・同金・46桂・同角・56飛・同金・45金・同銀・43馬・55玉・64銀・同銀・47桂・同金・66金 まで23手
詰上り図
kagan_056e.jpg
縦の偶数はバランスが悪いので、他には「5X4」「5X5」が候補だろう。
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第856番「A-Z詰」-11
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第857番「A-Z詰」-12
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作意は、 2018/09/09 へ
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2018/07/23 の作意
第848番:「A-Z詰」-8・「H」
56歩・同玉・67金・同銀直成・47馬・55玉・67桂・同銀不成・66銀・同桂・65竜・同金・54金・同玉・53金・55玉・54金・同玉・43歩成・55玉・44竜 まで21手

詰上り図
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第849番:「A-Z詰」-8-1・「H」
22銀不成・同玉・31銀不成・同玉・43桂不成・42玉・53歩成・同玉・45桂・43玉・33金・44玉・34金・55玉・65金・同玉・66香・55玉・54角成・同玉・76馬・55玉・65馬 まで23手
詰上り図
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「3」と「5」 [詰将棋]

数字「3」と「5」は、「2」を含めて曲詰に多く登場する。
特に年賀詰と立体曲詰への登場頻度が高いと思う。

理由は以前にも述べたが、1つは「年」を表しやすい事で、他は電卓の7セグメント・デザインの応用が出来る事で、それに2文字デザインも作れる事がこれに加わるだろう。
ただし1文字デザインでは、7セグメント・デザインの採用率は下がる筈だ。

あぶり出し曲詰での7セグメント・デザインでは盤面の下側に金か銀を配置する事が多い、詰め形が作りやすいからだ。
847番の57金や、885番の57銀がそれに当たる。

特に小駒図式のあぶり出し曲詰シリーズとして作図すると、「1」と「7」以外はほぼ同じデザインになる、「57金」「57銀」を自然に発生させる小駒図式「あぶり出し」は作り難い。
一般には角の利きに金を打つ形で発生させる事は多い。

854番は盤面駒数が偶然に4枚に収まった。
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第854番素描の舞
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第855番「数字詰」-5
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作意は、 2018/09/03 へ
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2018/07/17 の作意
第846番:
33角・21玉・32角成(非限定)・同歩・31と・同玉・23桂・21玉・11角成 まで9手<

第847番:「数字詰」-3・「3」
54金・同桂・64銀不成・同玉・56桂・同と・63金・55玉・54と・同玉・53桂成・55玉・67桂・同と・46金寄 まで15手
詰上り図
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「I(アイ)」と「1(いち)」 [詰将棋]

2018/08/01に「詰将棋駒の舞」本館の定期更新した。
8月の問題は小駒無仕掛図式で、玉が4段目に来ると金が必須であり桂香歩は使い道がない。
従って、最初に桂香歩を使い、その後は銀4枚を小駒図式的にパズル風に使う。

7月の問題の陣形図式はやや囲い型が薄い。
初手33銀に同玉の変化は、25桂・44玉・66角・45玉・46銀・36玉・37銀打・27玉・19桂・17玉・18歩・同玉・58竜以下詰み。
従って初手14桂の手順前後はこの変化で持駒が不足して詰まない。

あぶり出し曲詰「I(アイ)」は、上下に横棒3駒を配した。
数字「1(いち)」は上が2駒で下が3駒にしたから、縦5駒だけを双方で避けたが逆に似た。
「下段玉の縦並び4銀詰」の縦5枚1線の詰め上がりと比べると、中央でも縦5枚の詰上がりの印象はやや薄く、数字の2文字詰で使用される5駒文字(又は4駒文字)「1」とも比較してしまう。

「J」はバランスが悪いデザインであり、駒の回転率を上げるアイデアが浮かびにくい。
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第852番「A-Z詰」-9
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第853番「A-Z詰」-10
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作意は、 2018/08/28 へ
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2018/07/11 の作意
第844番:「A-Z詰」-6・「F」
43銀不成左・同銀・46桂・同と・35香・44玉・33角成・同馬・53銀不成引・55玉・56香・同と・45金 まで13手
詰上り図
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第845番:「A-Z詰」-7・「G」
53銀・同銀・63金・55玉・56歩・同と・67桂・同と・56歩・同玉・47金・55玉・35竜・同角・45金 まで15手
詰上り図
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