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コンピュータ作図 [詰将棋]

人工頭脳という言葉が、急に広がる。
別に新しい言葉でないが、如何にも判った気になる。
実際は、人間の脳も判らない事は多いし、そもそも頭脳・知性などの正確な定義はない。
遺伝子科学が進むと、必ず倫理問題と副作用的な問題も注目される。
その中に、将棋・囲碁が加わり、小説等の創作が加わりつつある。

詰将棋を解く場合は、人工頭脳は不要でプログラムで良い。
そこに作意を求めるとなると、ルールの曖昧さで識別・審査が必要でプログラムだけで完全には処理出来ない。

作図という創作活動は微妙だ、範囲のある条件の解答から探すというプログラム作業もあるが、人間の脳の代わりなら人工頭脳だ。
ただし、作図家の創作過程を詳しく解析したものはないし、その方法の有無も不明だ。

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第679番23手詰
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作意は、 2016/06/21 へ
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2016/05/04 の作意
3三角・2二桂合・2三桂・2一玉・2二角成・同玉・3三銀・2三玉・2四金・1二玉・1三歩・2一玉・3二銀成(非限定)・同玉・3三歩成・3一玉・2三桂・2一玉・1一桂成・3一玉・2一成桂・同玉・1二歩成・同玉・2三金・1一玉・2二金 まで27手詰
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2万局 [詰将棋]

伊藤果作品集の紹介に、2万局以上から選んだとある。
流石に多いと思ったが、大抵は自分を基準にするので、現実は他にも1万局越えの作者は多数いるかもしれない。

数千局というプロ棋士は普通に聞く事はある。
発表の場の問題か、需要(注文)の問題か、職業での継続の問題だろうか。

アマチュア(プロ詰将棋作家は居ないとして)の作品数の分布状態はどうだろうかと興味がわく。

幾人の候補の名が浮かぶ。
「トライ・エブリデイ」の須藤氏、ペンネーム多数の塩見氏、個展の野村氏・坂東氏、「孫に伝える会」の三宅氏、入選回数と作品集の常連の岡田氏・田中至氏・北原氏等だ。

私(田原)も100作集10冊+その他+ネット発表を足すと、数だけは1500局越の末端に入る。

右上1/4作図好きになので、類作可能性が高くチェックすると急減する可能性は否定出来ない。

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第678番素描の舞
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作意は、 2016/06/15 へ
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2016/04/28 の作意
1三と・同玉・1五竜・1四歩合・1二と・同玉・1四竜・1三歩合・1一と・同玉・1三竜・1二歩合・2一と・同玉・3二と・同玉・1二竜・2二歩合・4二と・同玉・2二竜・5一玉・3一竜・5二玉・4三歩成・同玉・4一竜・5三玉・5四歩・同玉・5二竜・4四玉・4二竜(4五歩成立)・5四玉・5五歩・同玉・5三竜・4五玉・4六歩・同玉・4四竜・5六玉・5四竜・4六玉・4七歩・同玉・4五竜 まで47手詰
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付録目録 [詰将棋]

現在、「詰パラ誌」の「詰将棋の散歩道」に「将棋世界誌」の付録目録が連載されている。
かなりの比率の詰将棋集の存在が判るし、詰将棋マニアで「付録を購入したら、本誌が付いてきた」と呼ばれた本もある。

具体的には、アマの作品集が付録になった時があり、それが初作品集だった事も多く、今ではプレミア的な扱いだ。

個人的には、現在は電子書籍で読んでいるので付録は別売りだ。
読みたい作品集が付録になった時は別に購入するだろう。

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第677番続小駒の舞
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作意は、 2016/06/09 へ
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2016/05/22 の作意
2三歩・1二玉・1三歩・同玉・2四と上・1二玉・2二歩成・同玉・2三と左(非限定)・1一玉・2一と・同玉・3一歩成・1一玉・2一と・同玉・3二と寄・1一玉・2二と まで19手詰
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「詰パラ誌」大学院の大道棋 [詰将棋]

出題時に書いてもヒントにはならないとは思ったが、5月号結果発表で大学院で大道棋金問題が出題・結果発表された。

配置駒数が多く実戦に向くかどうかは微妙だろうが、序盤20手位が大道棋特有の同じ手順だから、それが問題とならないと言うことで大道棋と分類して良いだろう。

大道棋教室が無くなったのは、投稿が少ないのが理由だと聞いている。
独特の分野で、一般作を長く作った者でも大道棋は作り慣れないと面白みが出せない。

だから新たに勉強するか、教えてくれる人が必要だ。
1人で作ると、大道棋の性格が無いものばかり作ってしまう。

個人的には、一時期に大道棋教室担当の矢場氏(首氏)に教えて貰い色々やって見たが感覚を完全には掴めなかった。
参考にする作品は沢山あるし、川崎弘氏の論文(「北斗」収録)もあるが、大道棋教室の復活があれば一番好ましい。
作品がどれほど集まるかは依然として不透明だ。

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第676番9手詰
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作意は、 2016/06/03 へ
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2016/04/16 の作意
2二と・同玉・2四香・同飛・2三歩・同飛・1二香成・3二玉・3三歩・同飛・2一飛成 まで11手詰
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「チャレンジ」 [詰将棋]

5月1日に恒例の本館の定期更新をした。
特記無し・・珍しく「その他」が無かった。

「チャレンジ」と言っても、スポーツで導入され始めたビデオ判定とそれを審判に要求する規定と行為の事だ。
アメリカの大リーグでは、1試合に判定のビデオによる再審査要求は1試合に1回だ。
ただし要求が正しく、判定が覆った時は使用しなかった事になり、まだ1回が保有される。
競技とか順位を付ける・競う・判定する事には、誤判定や錯覚や意見の食い違いは避けられない。
判定者に多くを望み過ぎても技術的に限界がある。
それなら、再判定・再審査の仕組みを作って対応する事は、完全を求める事は出来なくとも関係者の個々の負担・不満を平均化して弱める事になるだろう。

詰将棋はルール上の問題で判定が曖昧な部分が多く、作者と解答者とでの食い違いもある。
誤記とか類作とか派生問題もある。

再審査自体にも限界があるが、声なき意見は無理としても、声ある意見の平均を元に再考する事は必要で意味はあると思う。
現実にも行われているが、期間とか誰がとかどこにとか、決めておく事で少しはプラスの方向に向かう期待はあると思う。

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第675番素描の舞
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作意は、 2015/05/28 へ
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2016/04/10 の作意
47:
3三桂・同歩・3二銀・同馬・1二金 まで5手詰

48:
4三飛・2二玉・2三飛成・同玉・3二角成 まで5手詰
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