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河内勲著「二代伊藤宗印 象戯勇略」について [詰将棋]

河内勲著「二代伊藤宗印 象戯勇略」について。
古図式の鑑賞と不備作の補正を行うシリーズの1作で、「象戯勇略」の研究書だ。
図面は「詰将棋古図式鑑賞同好会「象戯図式(勇略百番)」(編集日野秀男 昭和32年9月25日配本、ガリ版)による。
「古図式全書(第5巻) 二代宗印図式集 勇略百番」全日本詰将棋連盟 昭和39年2月1日発行 は日野秀男・鶴田諸兄の編集責任となっており、上記ガリ版をもとにした出版と思われる、本書は図面と手順と短評のみだ。
河内著の本は、趣旨から不完全の有無の検討と補正が目的で、解説もそれに従う。
だが図面も手順も読みやすく、さらに補正もあるので、現在に「象戯勇略」を読みたい人には必携だと言える。
内容が豊富だが印象に残っている記述は
「『勇略』は中段玉で構成された異色の図式集なので不完全作が多いのではないかと思っていた。
全作品の点検後、完全作が7割もあり、没後に刊行された『精妙』に匹敵する事を知った」」(p.37)だ。


門脇芳雄作「曲詰百歌仙:第5番:5駒横1線(5段目)」
作意
52飛成・同玉・53銀成・同玉・43歩成・同玉・42金・同香・55桂・54玉・45金・同銀・32馬・55玉・65馬 まで15手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第58番「あぶり出し曲詰・J」
作意
54飛・63玉・64飛・同玉・56桂・63玉・54銀・同玉・44金・63玉・52飛成・同玉・42桂成・同角・64桂・63玉・52銀・64玉・54金・同玉・55馬 まで21手
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詰上り図
kagan_058e.jpg
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第1217番は、「寄木の舞」「図形・対称」>「S」だ。
第1221番は、「寄木の舞」「図形・対称」>  だ。
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第1221番「寄木の舞」「図形・対称」> 、13手
3302_1.jpg
作意は、 2024/03/17
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2024/01/29 の作意

第1217番:「寄木の舞」「図形・対称」>「S」
作意
45飛・同玉・35金・55玉・54銀成・同玉・44金・55玉・47桂・同馬・66銀 まで11手詰
詰上り図
3295_1e.jpg
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