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横に細長い「小文字アルファベット・m」 [詰将棋]

「小文字アルファベット・m」は、文字デザインを大きくしたくない、だがコンパクトにすると詰上りのよい形がない。
横に細長くて、攻め方の駒数が多い、しかも形を作る詰上り手順になってしまう。
さらには、活字体と筆記体が似ている、筆記体は右側が長く流れるイメージがある。
従って、1192番は筆記体ではないと思う。

小文字は筆記体でなくても、丸み・円弧が多いデザインが目立つ。
盤駒でデザインすると、斜め駒配置が多くなるが、手順を含めた詰上り形としては少なくなる。

河内勲作「ひより草:第51番」象形「e」
作意
62銀不成・同玉・63歩成・同馬・51銀・72玉・82金・61玉・62歩・同馬・同銀成・同玉・73角・53玉・64角成・62玉・44馬・61玉・71金 まで19手
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田中至作「過雁組曲」:第33番「あぶり出し曲詰・コ」
作意
37角・46歩合・同角・同香・53竜・55玉・45銀・66玉・68飛・同と・67歩・同と・75銀・同銀・55竜・同玉・65馬 まで17手
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詰上り図
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第1192番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・m」だ。
第1196番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・n」だ。
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第1196番「詰図の舞」「小文字アルファベット・n」13手
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作意は、 2023/10/19
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2023/09/01 の作意

第1192番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・m」
作意
45竜・同歩・44角・同玉・34金・55玉・56金・同玉・57金・55玉・54と・65玉・66金 まで13手詰
詰上り図
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「図形・9駒線:縦1線(2筋)」 [詰将棋]

「図形・9駒線:縦1線」は、左右対称図形であり、筋違いの5種類ある。
「5筋」「3筋」に続いて、(2筋)が1191番だ。
「5駒の縦1線」については、北原義治作の5作シリーズがある。
北原作には「5駒の横1線」シリーズもあり、こちらは上下は対称ではないので9作のシリーズだ。
「9駒線・横一線」は、9作全て作るのは困難なようだ。

「図形・9駒線:縦1線」の作図例では、(2筋)が多いと思う。
理由は端が利用しやすいからだろう、1191番の詰上りも端を利用している。


添田宗太夫作「将棋秘曲集:第80番」「琴柱」
作意
93角成・同金・同角成・同玉・83金寄・94玉・84金打・95玉・96歩・同玉・85銀・87玉・88金 まで13手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第32番「あぶり出し曲詰・フ」
作意
68銀・78玉・79銀・77玉・78銀・66玉・16飛・46と引・同飛・同と・67金・65玉・54銀・55玉・64角・同銀・44銀・同金・56歩・同と・44竜・同玉・45金 まで23手
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詰上り図
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第1191番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:縦1線(2筋)」だ。
第1195番は、「詰図の舞」「図形・9駒線:縦1線」だ。
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第1195番「詰図の舞」「図形・9駒線:縦1線」21手
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作意は、 2023/10/13  へ
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2023/08/26 の作意

第1191番:「詰図の舞」「図形・9駒線:縦1線(2筋)」
作意
24飛・13玉・14飛・同玉・26桂・同成銀・15銀・同玉・26金・同香・24銀・16玉・27金・同香成・25銀・17玉・18歩・同玉・27馬・同玉・28金・26玉・27香 まで23手詰
詰上り図
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直線が交わる漢字について [詰将棋]

縦線と横線が複数交わる漢字は多数ある。
曲詰を「如何に不動駒を少なくするか」だけに拘ると、これらの字は作り難く、直ぐに挫折してしまう。
特に、玉が直線を横断する手順は作り難い。
これに慣れて、さらに不動駒にも慣れて受け入れると、何か打開策が見つかるだろう(妥協だが・・)。
将棋秘曲集は、直線で作られた図形が多い作品集だ。
現在の眼で見ると、妥協しすぎだろうが、作図に行き詰まった時に見ると、何かを見つける事もある。

添田宗太夫作「将棋秘曲集:第55番」「筒花入」
作意
51銀・52玉・61銀不成・43玉・32銀不成・44玉・43金・45玉・36金・56玉・67金・47玉・49香・同と・69馬・同と・38金 まで17手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第31番「あぶり出し曲詰・ケ」
作意
57歩・65玉・64銀成・同桂・75金・同金・54銀打・55玉・46金・同香・75竜・同馬・44角・同玉・45金 まで15手
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詰上り図
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第1190番は、「詰図の舞」「漢字・巴(ともえ)」だ。
第1194番は、「詰図の舞」「漢字」で、使用は少ない漢字で読みは「こ・お・ご」だ。
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第1194番「詰図の舞」「漢字」23手
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作意は、 2023/10/07 へ
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2023/08/20 の作意

第1190番:「詰図の舞」「漢字・巴(ともえ)」
作意
63飛成・同飛・53馬・同金・76桂・同歩・75金・同飛・73銀不成・54玉・55歩・44玉・35金・同と・33銀不成・55玉・47桂・同角成・67桂・54玉・66金 まで21手詰
詰上り図
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橋本樹「紅樹」について [詰将棋]

この夏は久しぶりの全国大会に合わせて、複数の詰将棋本が出版されて、ひたすらに喜ばしい。
ゆっくり読んで行くが、まずは橋本樹詰将棋作品集「紅樹」を読んでいる。
橋本樹氏は、個人的にはニアミス状態の作者で、会う機会は多数有ったのだが、現実には少しだけ見かけた程度だった、結果的には作品で出会う同時代の作家だった。
作品集には記憶に残っている作品は多い。
あぶり出し曲詰は1作で、解説にも唯一と書かれている。
私個人は第61番の金銀図式が好きだ。
縁あって「創棋会三十周年記念作品集・残照」で私が解説を書いている、好きな想いを書きたい所だが、それは抑えて淡々と手順を解説している。
P.62の持駒が歩18枚の作品も、私には気になる作品だ。
だが収録作76作には入っていない、何故?なぜ?ナゼ?。
作品集には載っているので、良しなのか。

橋本樹作「紅樹:第58番」
作意
55銀右・同と・44と・同銀・同金・同桂・43飛成・同玉・34銀・54玉・53桂成・同香・21馬・32桂合・同馬・同歩・46桂・同と・55香 まで19手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第30番「あぶり出し曲詰・マ」
作意
64飛・同桂・43桂成(A)・同香・33銀不成(B)・同桂・34金・45玉・56金・同桂・65飛 まで11手
(A)54銀成以下、同金・62角成・53飛合・43桂成・同香・33銀不成・同桂・53馬以下余詰
(B)54銀成以下、同玉・53桂成・同玉・64角成・同玉・76金以下余詰。柿木将棋得意の余詰手順だ。
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詰上り図
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第1189番は、「寄木の舞」「対称」>「B」だ。
第1193番は、「寄木の舞」「ナト」だ。
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第1193番「寄木の舞」「ナト」15手
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作意は、 2023/10/01 へ
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2023/08/14 の作意

第1189番:「寄木の舞」「対称」>「B」
作意
65銀・同角・63銀・55玉・67桂・同と・45金・同馬・44銀打・同馬・46銀 まで11手詰
詰上り図
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「ギリシャ文字・Ξ(クサイ)」「小文字アルファベット・l(エル・筆記体)」 [詰将棋]

2023/09/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2023/8月-1」の作意発表は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字で、Ξ(クサイ)」だ。
「2023/08月-2」の作意発表は、19手詰 だ。
「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。

「2023/09月-1」は、「詰図の舞」「あぶり出し・ギリシャ文字・Π(パイ)」だ。
「2023/09月-2」は、「詰図の舞」「漢字」だ。

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「ギリシャ文字・Ξ(クサイ)」は、「漢数字・三」と似ている。
上下線が同じ長さで、中央が短いと思った。
さらに「漢数字・三」は線の長さが、3と5が多い(左右対称になる)。
それと区別するために、4・2・4の線の長さでデザインした。

アルファベットのエルは「大文字・L」「小文字・l」で異なるのだが、「小文字・l」は「数字・1」「アルファベット・I」とその「小文字・i」とか、似たデザインが多数ある。
さらには、「小文字エル・l」の短い縦1線のデザイン自体が作り難い。
その結果として「筆記体」を選ぶ事になる。
上下で繋がった、縦の2線の図形は、似た前例がある。

添田宗太夫作「将棋秘曲集:第49番」串田楽
作意
55桂・同飛・33成銀・同馬・同竜・同玉・51角・43玉・42角成・44玉・33銀・45玉・35金・46玉・47香・同成香・同金・同玉・48銀・46玉・47香 まで21手
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第29番「あぶり出し曲詰・ヤ」
作意
24金寄・44玉・43金・同玉・34角・同桂・53金・44玉・35銀・同銀・34金行・同竜・56桂・同香・55銀 まで15手
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詰上り図
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第1188番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・l(エル・筆記体)」だ。
第1192番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・m」だ。
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第1192番「詰図の舞」「小文字アルファベット・m」13手
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作意は、 2023/09/25 へ
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2023/08/08 の作意

第1188番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・l(エル・筆記体)」
作意
75金・54玉・44金・55玉・46金・同と・56歩・同玉・74角・同と・68桂・55玉・65金・同と・66金・同と・73角成・65玉・64馬 まで19手詰
詰上り図
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