SSブログ

北原義治作「5駒縦1線シリーズ」 [詰将棋]

「小文字アルファベット・n」は、「m」から縦の1線が少ない形だ。
だが、それでは詰上り形が作れない(「m」でも難しく、形を作るために手順が流れている)。
それで、「n」は縦方向の駒数を変えている。


北原義治作「5駒縦1線シリーズ」と「5駒横1線シリーズ」がある。
「5駒縦1線シリーズ」は近代将棋1966年1月から5月連続で発表された。
当時の近将誌の詰将棋コーナーは、大多数は常連作家で占められていて、それは安定なレベルが保たれてもいたともいえる。
北原氏はほぼ毎月作品が掲載されており、それ故に曲詰シリーズ作が5月連続で掲載可能だった。
「縦1線」は左右対称であり、位置的には5作のシリーズになる、1月の1筋から、5月の5筋までのシリーズとなった。
「5駒縦1線」は詰上りの玉は中心になるので、端から離れるほどに詰上りは似て来る。作例の多い「55玉の5筋縦1線」=「数字・1」「アルファベット・I」と、他の位置の「縦1線」が違いが生まれるかが見どころだろう。

北原義治作「近代将棋:1966年2月」あぶり出し曲詰「図形・縦1線(2筋)」
作意
12金・14玉・23銀・同歩・13金・同玉・23香成・14玉・13成香・同玉・14歩・同玉・23銀・15玉・16銀・同玉・17飛・同玉・28銀・16玉・27銀・15玉・24角・同飛・25香・同玉・26馬 まで27手
kita_kinsyo_196602.jpg
詰上り図
kita_kinsyo_196602e.jpg
-----------------
田中至作「過雁組曲」:第37番「あぶり出し曲詰・サ」
作意
65銀・同桂・66金・同馬・47金右・55玉・54と・同金・44銀・同銀・同歩・35香・64銀・同金・45角成 まで15手
kagan_037.jpg
詰上り図
kagan_037e.jpg
*****************
第1196番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・n」だ。
第1200番は、「詰図の舞」「小文字アルファベット・o」だ。。
****************
第1200番「詰図の舞」「小文字アルファベット・o」23手
3260_1.jpg
作意は、 2023/11/12  へ
-----------------
2023/09/25 の作意

第1196番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・n」
作意
54金・同香・64竜・同玉・73角成・同桂・同飛成・55玉・47桂・同銀成・45金・65玉・74竜 まで13手詰
詰上り図
3259_1e.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。