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7画の漢字「漢字:芯(しん)」 [詰将棋]

「漢字:芯(しん)」は、私のブログでの作図では初めての画数が7画の漢字だ。
「詰将棋駒の舞(新館)」の、「詰図の舞>漢字」のページでは、漢数字以外は画数で分けている。2022/02/01時点では、
2画:7題
3画:18題
4画:34題
5画:25題
6画:8題
であり、これに7画が加わる事になる。
画数が多い漢字のあぶり出し曲詰の作図例には、岡田敏作「谷」:7画、丸山正為作「京」:8画等があるので、まだまだ画が多い前例はある。

画数を増やすにはサイズ「5X5」では無理で、「7X7」にはなる。
点で1画を表す、「さんずいへん」「心」等の部首(パーツ)が向いている。
これを合わせた「沁」は7画で、勿論作図予定だ。
ちなみに「5X5の飛び石詰:正方格子」は9画とも言え、「5X5:ヤヒロ印」は7画とも言える、如何にも「5X5」では無理だと想像できる。
この画数付近が、小型曲詰の限界だろう。
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パーツになるあぶり出し曲詰例。

北田重明作「森田正司編・北田重明作品集(コピー版):第105番」
71銀・同玉・82香成・62玉・72成香・同玉・83歩成・62玉・72と・同玉・63銀・73玉・64金・同玉・74竜・55玉・67桂・同馬・47桂・同竜・54竜 まで21手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第93番」「象形曲詰・ス」
66飛成・54玉・63銀・53玉・52銀成・54玉・53成銀・同玉・62竜・54玉・66桂・55玉・53竜・65玉・65竜・75玉・74竜 まで17手詰
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第1096番は、「詰図の舞」「漢字:芯(しん)」だ。
第1100番は、「詰図の舞」「漢字」で、部首は「口(くち)」だ。
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第1100番「詰図の舞」「漢字」29手詰
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作意は、 2022/03/22
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2022/02/02 の作意(スクロール)

第1096番:「詰図の舞」「漢字:芯(しん)」
73桂成・85歩合・67香・56玉・86竜・同歩・66金・46玉・58桂・同竜・38桂・45玉・36金・同玉・26金・45玉・34銀不成・54玉・46桂・53玉・43桂成・同香・42銀不成 まで23手詰
詰上り図
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「図形・飛び石詰:5X5:9駒」平方格子 [詰将棋]

「詰将棋駒の舞(新館)」に、「その他・作品」>「他・雑誌等発表作」のページを追加しました。(2022/02/18)

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「図形・飛び石詰:5X5:9駒(正方格子)」は美しいし、飛び石詰の代表形だと思うが、作図例は多くない。
詰上りがほぼ角の王手になるので、発展性が少なくて作図意欲がないのだろうか。

岩田俊二作「詰パラ:2011/09」「図形・飛び石詰:5X5:6駒」(ブログ:2021/11/16)は6駒の長方形格子で、飛の空王手詰みだ。
それを空王手ではなく、飛の移動王手にしたのが第1095番だ。
飛は54か56から移動する必要があるが、77か73の駒で王手で詰ます手順を避ける必要があり、その為に73玉が必要で双玉となっている。
54飛に45か46に逃げられない為に3筋の駒が必要で、詰上り6駒では無理だ。
その結果として、第1095番の正方格子のデザインとなった。
飛の王手で詰む正方格子飛び石詰も、詰み型は限られる。

芹田修作「詰パラ:2010/10月」「図形・飛び石詰:7X7:9駒」
47飛・56玉・57金・55玉・33馬・同と・45飛・54玉・53桂成・45玉・35金・55玉・37角 まで13手詰
serita_20101.jpg
詰上り図
serita_20101e.jpg
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第92改番」「あぶり出し曲詰・セ」
46角・同銀不成・44銀打・45玉・57桂・同銀不成・56竜・同香・37桂・同と・34竜・同角・35金・54玉・53桂成(A)・同香・同と・同金・55香 まで19手詰
(A)53とからの手順前後が成立。
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詰上り図
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第1095番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰:5X5:9駒」だ。
第1099番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X7:9駒」で、正方格子が傾いた形だ。
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第1099番「詰図の舞」「図形・飛び石詰:7X7:9駒」15手詰
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作意は、 2022/03/16
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2022/01/27 の作意(スクロール)

第1095番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰:5X5:9駒」
36金・同玉・37金・35玉・46金・同玉・37銀・35玉・24銀不成・25玉・34馬・同玉・35金・43玉・33銀成・54玉・53桂成・65玉・66馬・同玉・77銀・65玉・55飛・同玉・54飛・65玉・57桂・75玉・55飛 まで29手詰
詰上り図
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「漢字・出(でる・しゅつ)」 [詰将棋]

「漢字・出(でる・しゅつ)」は5画で、中央は1画の直線だ。
だが曲詰的には、「漢字・山」を2つ重ねたデザインとも言える。
「漢字・山」のデザインは、
岡田敏作「詰の花束:第355番」(本ブログ 2020/05/07 )の「幅5X3」があり、
田原作の同じ(本ブログ 2020/05/07 )の「幅5X4」がある。
「幅5X3」を重ねると「漢字・出」のデザインになる、ただしかなりの駒の密集度であり、逆算は厄介だ。

岡田敏作には漢字2文字の「大山」もある。

岡田敏作「詰の花束:第429番」「漢字・大山」
76と・同玉・66金・同玉・65と・同玉・76金・同玉・88桂・65玉・76金・56玉・57金・45玉・34飛成・同玉・24馬・43玉・32銀不成・同玉・41角成・43玉・52馬・同香・44歩・32玉・33馬・同飛・24桂 まで29手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第91番」「象形曲詰・セ」
66桂・同と・55香・同成香・同馬・同玉・45飛・54玉(あ)・55香・45玉・35馬・55玉・46馬・54玉・55香 まで15手詰
(あ)同玉以下35馬で変化同手数。
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第1094番は、「詰図の舞」「漢字・出(でる・しゅつ)」だ、駒密度が高く作図が厄介な文字だ。
第1098番は、「詰図の舞」「漢字」として作図したが、図形として認識する人がほとんどだろう。
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第1098番:「詰図の舞」「漢字」25手詰
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作意は、 2022/03/10
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2022/01/21 の作意(スクロール)

第1094番:「詰図の舞」「漢字・出(でる・しゅつ)」
75と・同桂・76銀・54玉・63銀不成・同玉・41馬・52歩合・73金・54玉・45と・同玉・24馬・34歩合・同馬・同金・36銀・54玉・55歩・同玉・67桂・同桂成・47桂・同桂成・56歩・55玉・55金 まで27手詰
詰上り図
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部首「かまえ」「かこい」について [詰将棋]

部首には4方向を囲む「かこい」や、3方向を囲む「かまえ」がある。
どれも曲詰を作るには、駒数が多くなり、しかも取り合わすパーツも難しい。
駒数が極少的な字だけが可能であり、例外的な字ともなる。

「かこい」や「かまえ」の中に入れられる駒数は少なくなる。
過去にこのブログで紹介した渡辺進作「風の略字」や複数の「日の丸」詰が該当するが、どれも中央の駒は1駒だ。
初形象形曲詰でも複数作があるが、充分に駒数は多いとも感じる。

第1093番は、部首は「つつみがまえ」だが、左側が駒数が少ない部首なので、選んだ。
だが中央を縦2駒か斜め2駒か横2駒かで迷った。
右側の跳ねを付けるかどうかも含めて、デザインを決めたがいまでも迷う。
漢字曲詰でも発展性の少ない部首だろう。

門脇芳雄作「曲詰百歌仙:第80番の番外」・象形曲詰「日の丸」
45金・同と・56金・同玉・45銀・46玉・55角・同玉・56金・64玉・54銀成・同金・65歩・同金・同金・同玉・63飛成・同と・66香・同玉・56金 まで21手詰
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第90改番」「あぶり出し曲詰・モ」
43桂成・同歩・33飛成・同銀・54と・同玉・45銀・同玉・37桂・同と・35金・54玉・45銀・64玉・63桂成・同香(あ)・73竜・同金・75銀・65玉・54角 まで21手詰
(あ)74玉。73桂成・同金・同竜以下変化長。
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詰上り図
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第1093番は、「詰図の舞」「漢字・勺(しゃく)」で、部首は「つつみがまえ」。
第1097番は、「詰図の舞」「漢字」で、部首はこの字自身だが、デザイン的にはパーツ組み合わせとも見れる。
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第1097番「詰図の舞」「漢字」31手詰
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作意は、 2022/03/04
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2022/01/15 の作意(スクロール)

第1093番:「詰図の舞」「漢字・勺(しゃく)」
35銀・同桂・37金打・45玉・56角・同香・44と・同玉・34金・45玉・44金打・55玉・64竜・同玉・73角・75玉・84角成・64玉・54銀成・同香・65歩・同玉・66銀・64玉・74馬 まで25手詰
詰上り図
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年賀詰で使った略字と略号 [詰将棋]

2022/02/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2022/01月-1」の作意発表は、年賀詰であぶり出し曲詰「漢字・虎の略字」だ
「2022/01月-2」の作意発表は、年賀詰であぶり出し曲詰「数字・’22」だ
「詰図の舞」の追加登録も行った。

「2022/02月-1」は、続小駒の舞(金銀図式)だ。
「2022/02月-2」はあぶり出し曲詰「漢字」だ。

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「寅」「虎」ともに曲詰には向かないので年賀詰の略字のデザインにした。
「虎」の略字として使用される事はあるが、辞書的には入っておらずパソコンの漢字変換でも出てこない。
「虚」等で使う部首「とらかしら」として辞書では見かける。
「数字」の年賀詰は、「2022」は難しく、「22」に略号を加えた、ただし1駒か2駒の追加だけだ。

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「漢字・外(そと)」はパーツの「漢字・夕(ゆう)」+「漢字・卜(ぼく)」からなるが、「仮名・タ」+「仮名・ト」のデザインとも同じになる。
「仮名・タ」は幅が狭くなる縦長タイプをパーツとして使用する、これについては「仮名・ダ」の時に考えたし、縦長の「タ」は前例もあった。
「仮名・ト」についてはかなり駒数を減らしたデザインもある(右横線が1駒のデザイン)。
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パーツ用に有用な「漢字・二」または「仮名・ニ」の最小形あぶり出し曲詰が北田作で同じ長さにする。
ただしパーツとしては2駒が2本の案もある。

北田重明作「森田正司編:北田重明作品集(コピー版)第115番」・あぶり曲詰「二」
45竜・同馬・33と・同桂・同馬・52玉・53銀成・同玉・64銀・54玉・46桂・同馬・44馬 まで13手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第89番」「象形曲詰・モ」
63馬・同玉・73桂成・64玉・74成桂・54玉・66桂・同と・55飛・同玉・35飛・同香・45金 まで13手詰
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第1092番は、「詰図の舞」「漢字・外(そと)」だ。
第1096番は、「詰図の舞」「漢字」で部首は「くさかんむり」だ。
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第1096番「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2022/02/26  へ
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2022/01/09 の作意(スクロール)

第1092番:「詰図の舞」「漢字・外(そと)」
86香・74玉・75香・64玉・73銀不成・同桂・74金・55玉・66と・同玉・67金・55玉・46竜・同玉・37金・55玉・45と・同玉・25飛・同銀・35金・55玉・33角成・同馬・56香 まで25手詰
詰上り図
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