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詰手数・予測と結果 [詰将棋]

あぶり出し曲詰シリーズ「数字詰」は、手数は11手以上が設定で、小駒図式が複合テーマだ。

あぶり出し曲詰では詰手数は気になる。
中編が優れるとは誰も言っていないが、中央での小型のあぶり出し曲詰では20手付近がバランスが良いという意見はある。
幾つかの「仮名文字あぶり出し曲詰シリーズ」の平均手数は20手付近だ、意識的か無意識での目標だろうか。
個人的にも20手付近かそれ以上を意識しはじめている。

条件作の他のシリーズは多くは最初は、詰手数の予測では短編を計画した。
詰手数の予測と結果が大きく異なったのが「落城の舞」だ、初形の駒数が多い条件だからそれに対応する手数が必要になり、中編でないと生きないと判ってきた。
そもそも「陣形図式」の条件定義が幅があり、見込みしかなかった。

あぶり出し曲詰シリーズは定義はあるし作例もある、それでも手探りで進めて行き、詰手数を伸ばす方向で考えてゆく。
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第850番15手詰
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第851番「数字詰」-4
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作意は、 2018/08/22 へ
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2018/07/05 の作意
第842番:
11飛・21桂合・同飛成・同玉・22歩・同玉・14桂・同歩・13角成・同玉・23金 まで11手
成・不成非限定が難。

第843番:「数字詰」-2・「2」
68香・同桂成・66歩・55玉・54銀成・同玉・44金寄・同桂・同金・55玉・67桂打・同成桂・同桂・同銀成・47桂 まで15手
駒交換が多くなってしまった。
詰上り図
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アルファベット「D」と「E」と「H」 [詰将棋]

あぶり出しアルファベット「D」と「L」は左片側に縦1線が有る。
そこに55玉位置を置くと、文字全体が右に偏り、同時に詰め上がりパターンが重なってしまう。

偏った文字は力ずくで、作る感じがする。

アルファベット「E」は、カナ「ヨ」の対称文字でもあるが、「E」には横棒3本の長さを揃えないデザイン案もある。
その例が田中至作「過雁組曲53番」(下図)だ、その「4-3-4」は文字数が多いと感じるならば「3-2-3」案もあるだろう、気づいておればどちらかを選んだかも知れない。
kagan_053.jpg
詰上がり図
kagan_053e.jpg
そしてアルファベット「H」だが、これもデザインの種類が多そうだ。
最小形の「3X3」の作図例もあるし、実は昔に作りかけた事もある(私のイニシャルだ)のだが、今は駒数が少なく難しく感じる。
今回は、それ以外の2案だ。
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第848番「A-Z詰」-8
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第849番「A-Z詰」-8-2
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作意は、 2018/08/16 へ
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2018/06/29 の作意
第840番:「A-Z詰」-4・「D」
53角・45玉・43飛成・同香・35金打・同銀・47竜・同金・35金・同馬・54銀・同桂・55金・同玉・56銀打 まで15手
詰上り図
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第841番:「A-Z詰」-5・「E」
66銀左・同銀・64銀不成・54玉・63銀不成・55玉・54銀成・同玉・64金・55玉・54金・同玉・63馬・同桂・94竜・55玉・64竜 まで17手
詰上り図
2720_1e.jpg
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「と歩図式」プラス大駒1枚 [詰将棋]

盤面歩図式(初形が玉以外は、歩のみ)は軽さと見かけの白っぽさが好きだ
白っぽさとは、日本文で漢字が少なくひらかなが多い状態にも使う表現だが、似たイメージだ。

盤面と歩図式(初形が玉以外は、歩と「と」のみ)も同じ意味で好きだ。

配置の重さ・重厚さは、金銀と、複数の歩以外の駒が重なる配置で感じると、思いこんで作図したのが、「「と歩図式」プラス大駒1枚」だ。
やはり、白っぽさが好きだ。

図式名称も無いしシリーズ化していないが、探せばかなり作っている。
「飛歩」とか「角歩」として作る人と、似た感覚だろう。

「歩図式」や「と歩図式」で最初に大駒を打てば同じになるのだが、作図は一番最初に大駒1枚を置いた状態から始めるので異なる。
「簡素図式」との交点も、作図上はある。
「貧乏図式」等との、感触・イメージとの類似点も感じる。

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第846番9手詰
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第847番「数字詰」-3
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作意は、 2018/08/10 へ
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2018/06/23 の作意
第839番:落城の舞
31金・同玉・41桂成・21玉・31金・同角・同圭・同玉・41金・21玉・32飛成・同玉・42金打・21玉・33桂打・同銀・31金寄(非限定)・12玉(変同)・21角・22玉・32金 まで21手

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アルファベットの「C」と「F」 [詰将棋]

あぶり出し曲詰「アルファベット・C」と「O」のデザインは中央に駒が無く、詰め上がり55玉だと大きくずれる。
55玉以外でもデザインが縦横どちらかが偶数駒数の時はずれる。
中央からずれる事は気にしなくとも、作りづらい文字だ。

第838番は最小駒数デザインの「C」を目指したが、違和感があるので第837番を作った、同じ収束だ。
どちらも形を作る手順が多い事は同じで、このタイプの文字で起きやすい。
これを避けようとすると、詰め上がりの絶対性(変化同手数の詰め上がりを無くする事)が難しい課題だと感じた。

アルファベット文字はカナ文字と比較して、下側に駒が少ない文字が難しいと最初に考えたが、その例が「F」と「P」だ。
カナ文字に少ない頭でっかちの文字であり、詰め上がり形が難しい。
縦の線と考えれば同じなのだが、「D・I・L」の様に避けられない文字を含めて似たデザインが増えてしまいシリーズ性が弱くなると思う。
「F」は縦の線に玉を置いた。

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第844番「A-Z詰」-6
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第845番「A-Z詰」-7
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2018/06/17 の作意
第837番:「A-Z詰」-3・「C」
66香・54玉・76馬・45玉・46歩・同玉・55銀打・同銀・同銀・47玉・57金・同玉・37竜・同銀不成・58銀・56玉・67馬・55玉・45金 まで19手

詰上り図
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第838番:「A-Z詰」-3-2・「C」-2
69馬・同玉・59飛・同玉・48銀・同玉・49竜・57玉・58銀・56玉・47竜・同と・67馬・55玉・45金 まで15手
詰上り図
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続・数字「1」、詰上り「金銀図式」 [詰将棋]

2018/07/01に「駒の舞」本館の定期更新を行いました。
新題「落城の舞」は陣形としては弱い初形なのだが、桂の配置は手順との関係で難しい。
第836番の数字「1」のデザインは考えた末だが、68香と48香の不動は小駒図式では動かすのは難しい。
上部の横棒の64銀は、斜めの65の駒との是非は悩ましい。

第835番はしばらく作図していない「金銀図式」からの派生品だ。
詰上り図の「金銀図式」というのは意味は少ない。(初形「金銀図式」は詰上りも必ず「金銀図式」になるから)
だが4金詰・4銀詰を含めて以外とあるようだ。
金銀8枚全てと、4金詰・4銀詰の3種類以外に、作図動機が起きるかの、実感はない。

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第842番11手詰
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第843番「数字詰」-2
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作意は、 2018/07/29 へ
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2018/06/11 の作意
第835番:続不成の舞
22銀・同玉・33銀不成・13玉・12金・同玉・21馬・同玉・22金 まで9手

第836番:「数字詰」-1・「1」
66銀・同銀・57香・同銀不成・56歩・同玉・65銀・55玉・54金・同香・64銀不成・同桂・56歩・同桂・64銀 まで15手
詰上り図
2784_1e.jpg
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