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曲詰「漢字・女(おんな)」 [詰将棋]

斜め線が多い曲詰はデザインが難しい。
それは作図を始めるためにデザインと収束部を作ろうとする段階で、つまずく」。
「仮名・タ」を元にして、色々と試行した結果で、右下と上部を変えれば、「漢字・女」になりそうに思えたが、難しい。
第1030番の下側の斜め線が46を通るラインにずらすと駒がばらけて、形も広がりまとまり難い。
読める「漢字・女」が浮かばず、右斜めラインを45度回転させた第1030番のデザインに行き着いた。
ただし依然として「漢字・女」には読みずらい。
斜め線を多く含むと、読みずらい文字になってしまう。
斜め線を複数含む文字は、見かけ以上に難しい事が多いと感じる、それは駒で文字を作る曲詰では、0度、45度、90度の角度の線のみが使える制約のせいだろう。
実際の文字は、色々の角度の斜め線が使われている。

門脇芳雄作「曲詰百歌仙:第30番」:「あぶり曲詰:「タ」」
24角成・同金・13銀成・同玉・23金・同金(あ)・同桂成・同玉・34銀・同玉・67角・43玉・32銀不成・44玉・34金・54玉・45金・同香・43銀不成・65玉・64銀成・同歩・55飛・同玉・56金 まで25手詰
(あ)14玉の変化の27手駒余らずを柿木将棋は答える。駒余りの変化があるのかもしれないが不明だ。
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第27番」「象形曲詰・カ」
53銀成・同銀・63角成・44玉・47竜・33玉・23金・同銀・43竜・24玉・23竜・15玉・16歩・同玉・52馬・17玉・28銀・18玉・27竜・29玉・17銀・39玉・28竜・49玉・85馬・59玉・58馬 まで27手詰
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第1030番は、「詰図の舞」「漢字・女(おんな)」だ、読めるかどうかが、微妙なデザインだ。
第1034番は、「詰図の舞」「漢字」だ。
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第1034番「詰図の舞」「漢字」29手詰
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作意は、 2021/02/19 へ
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2021/01/02 の作意(スクロール)

第1030番:「詰図の舞」「漢字・女(おんな)」」
46香・同角・34銀不成・44玉・45香・同飛・33銀不成・55玉・65金・同玉・66金・54玉・63角成・同玉・73歩成・54玉・53銀成・同玉・54歩・同玉・63銀・53玉・52と まで23手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・丁(ちょう)」 [詰将棋]

「詰将棋 駒の舞(新館)」では「フラッシュ」の「ジャバスクリプト」化を行っている、2021年1月に作品集「歩兵の舞」と「不成の舞」を変更した。

「漢字・丁(ちょう)」は、アルファベット「T」と類似しているし、漢字の「十」にも部分的に似ている。
異なるのは下部の「はね」だろう、ただし実際にデザインすると1駒を置くだけになってしまう。

アルファベット「T」は駒が下段側(盤面の上側)に多いので、作り難いアルファベット文字の1つと言われる、それは「漢字・丁」も同じだ。
だが、はねの1駒の追加はむしろ作り易くなる方向の追加だと思う。

アルファベット「T」については、「詰将棋 駒の舞(三番館)」の下記が例だ
 https://mai-3bankan.blog.ss-blog.jp/archive/201810-1

似た図形としては「鐘木」がある、縦の長い線については、攻め方の駒をつなげて打って行く感は強い、その手順の作り方で詰みあがりの玉位置が変わるが、中央の3ケ所で作例がある。

添田宗太夫作「将棋秘曲集:第62番」:「あぶり曲詰:「鐘木」」
55竜・同玉・56飛・同金・同金・同玉・57金・55玉・56歩・54玉・55金 まで11手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第26番」「あぶり出し曲詰・ワ」
62と・同銀成・同玉・61桂成・同玉・62歩・同玉・73角成・53玉・35角(A)・同竜・63桂成・同銀・57飛・同と・43金 まで17手詰
(A)ここで63桂成以下、がある。
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詰上り図
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第1029番は、「詰図の舞」「漢字・丁(ちょう)」だ、漢字としてはむしろ駒が少なくて作りつらいタイプと言えそうだ。
第1033番は、「詰図の舞」「漢字」だ、詰上がりの駒数と形状共に小さな小型曲詰だ。
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第1033番:「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2021/02/13 へ
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2020/12/27 の作意(スクロール)

第1029番:「詰図の舞」「漢字・丁(ちょう)」
43と・54玉・55香・同玉・45金・同と・67桂・同と・56歩・同と・33角成・同歩・44銀・64玉・63と・同角・65歩・同銀・73銀不成・54玉・56飛・同銀・55歩・同銀・53銀成  まで25手詰
詰上り図
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曲詰「漢字・仄(そく・ほのか)」 [詰将棋]

部首「がんだれ」は、「上と左」の部首「たれ」の中で一番駒数が少ない。
それでも、取り合わすパーツは面積でも駒数でも制限が大きい。
「3X3」のパーツが理想だが、それは漢字としては少ない。
「漢字・仄(そく・ほのか)」は多くは使わない文字だが、作り易い文字として探しだした。

部首「たれ」の漢字デザインは、小型曲詰で作るならば、参考になるのは「図形5X5・四角」とか「アルファベット「R」」だろう。
田中至作「R」の詰上り図を見て、「1:上3駒を5駒にして、2:67香とか66とを左に移動する、3:後は34成銀や55玉を部首から離すかどうか?」だと考えた。
「たれ」以外が3X3ならばぴったり入る事になるので、幅6に収まる。
実際には1028番は「たれ」の左を4駒にして、上も4駒にした、それで全体の幅を5に収めた。
ただ「がんだれ」は通常は幅6以上になると思う。

田中至作「過雁組曲:第66番」:「あぶり出し曲詰:アルファベット「R」」
64金・同歩・72角・63香打・同角成・同香・43飛成・55玉・54竜・同玉・56香・同と・43銀不成・55玉・66銀・同と・46馬 まで17手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第25番」「象形曲詰・ワ」
54飛・同玉・55銀・53玉・45桂・52玉・51桂成・42玉・33歩成(A)・31玉・64馬・21玉・22歩・11玉・12歩・同玉・23桂成・11玉・21歩成・同玉・22と まで21手詰
(A)33桂成以下、余詰。
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第1028番は、「詰図の舞」「漢字・仄(そく・ほのか)」だ。
第1032番は、「詰図の舞」「漢字」だ、部首(パーツ)は「まだれ」だ。「がんだれ」と混同しやすいが、1駒多いデザインだ。
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第1032番「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2021/02/07 へ
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2020/12/21 の作意(スクロール)

第1028番:「詰図の舞」「漢字・仄(そく・ほのか)」」
33銀不成・55玉・46と・同玉・57金・45玉・65飛・同銀・36金・54玉・55歩・同玉・46金打・54玉・45金右・同香・43銀不成・同金・72角成・53玉・63馬 まで21手詰
詰上り図
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曲詰「市松図形・駒形」 [詰将棋]

「図形・駒形(枠)」は斜め線が正確な厳密な形は難しいが、「5X5:正方形(枠)」から派生した形ならば作例はある。
「5X5:正方形(枠)」は5駒の直線を含むが、それは密集と同様に難しい詰上りだ。
そこでは、玉を含む部分は除く、他の三辺が難しい。
「5X5:正方形(枠)」(駒数:16)と、「5X5:正方形市松(駒数:13)」と比べると、駒数の差も影響するが、それを含めて市松の方が作りやすい印象がある。

「図形・駒形(枠)」は「5X5:正方形(枠)」と同様に作り易くはない、逆に中央の空白部に駒が追加されると作り易くなる一面があるのも同じだ。
「5X5:正方形(枠)」と、「5X5:正方形市松」との関係と、「図形・駒形(枠)」と「市松図形・駒形」とは似た関係と難度だと思う。

岡田敏作「解いてたのしい詰将棋:第1番」:「あぶり出し曲詰:図形・駒形(枠)」
35銀・同と・37銀・56玉・66馬・同玉・67飛・56玉・55馬・同玉・54金・56玉・55金・同玉・64竜・56玉・57飛・同玉・67竜まで19手詰
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第24番」「あぶり出し曲詰・ヲ」
53歩成・同金・73歩成・54玉・53銀成・同玉・64竜・同玉・63金・54玉・53金打・44玉・43桂成・同香・35銀・55玉・67桂(A)・同と・58香・同と・47桂(B) まで21手詰
(A)67桂で、47桂も可能。
(B)47桂で、67桂も可能。
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詰上り図
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第1027番は、「詰図の舞」「市松図形・駒形」だ、ひとまわり小型だ。
第1031番は、「詰図の舞」「市松図形」だ、平行四辺形は標準的な図形だ。
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第1031番:詰図の舞」「市松図形」21手詰
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作意は、 2021/02/01 へ
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2020/12/15 の作意(スクロール)

第1027番:「詰図の舞」「市松図形・駒形」
58金・56玉・46飛・同玉・45と・同金・37銀・同と・47歩・同と・36と・56玉・45角・同香・55金・同金・同と・同玉・54金・56玉・55金打・66玉・56金・同玉・76竜・同香・67銀打 まで27手詰
詰上り図
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謹賀新年・「干支の漢字」 [詰将棋]

2021/01/01に「詰将棋 駒の舞(本館)」を移転した、具体的には詰将棋 駒の舞(本館)」は1月中にサーバサービスが終了するので、移転してURLが変わる。
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「2020/12月-1」は「続小駒の舞」、手筋の小駒図式だ。
「お詫び:本作は「小駒の舞」中の自作と類似作でした」
「2020/12月-2」は「詰図の舞」・あぶり出し曲詰「対称図形」で、線対称だ。

「2021/1月-1」は、「詰図の舞」「漢字」だ。
「2021/1月-2」は、「詰図の舞」「漢字」だ。
どちらも年賀詰の干支またはその動物で、今年は「うし」だ。

他の干支の漢字または、それに対応する動物の漢字を調べているが、あぶりだし曲詰で可能な文字は少なく、途切れ途切れになりそうだ。

添田宗太夫作「将棋秘曲集:第18番」:「あぶり出し曲詰:漢字・己」
53馬・同銀・63金引・65玉・76銀・56玉・65角・45玉・46歩・同玉・26飛・同桂・47歩・45玉・37桂 まで15手詰
大きく見えるのだが、個人的にはこの難しいデザインでは作らないだろう。干支の「巳(み)」はこの字では無く、詰上り図で74にも駒がある形だ。
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詰上り図
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第23番」「象形曲詰・ヲ」
65竜・同桂・73飛・54玉・44金・同成桂・74飛成・45玉・44竜・36玉・35竜・27玉・19桂(A)・16玉・17歩・同玉・37竜・16玉・27竜・15玉・33角成・14玉・24馬 まで23手詰
(A)39桂以下、17玉・37竜・16玉・17歩・15玉・35竜・25金合・33角成・14玉・23馬以下余詰。
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第1026番は、「詰図の舞」「漢字・心」だ、複数の点を含む、漢字独特のデザインだ、しかもこの文字はパーツにもなるので結構重要だ。
「心」は「さんずい」「にすい」と同様に漢字独特で、興味がある。
第1030番は、「詰図の舞」「漢字」だ、文字としてはシンプルだが、斜め線が多いので、駒では表現が難しい。
本図の一部は45度回転しているのだが、それは斜め線が難しいためであり、読めるかどうかは微妙だ。
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第1030番:「詰図の舞」「漢字」23手詰
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作意は、 2021/01/26 へ
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2020/12/09 の作意(スクロール)

第1026番:「詰図の舞」「漢字・心」
44馬・同歩・47桂・45玉・77金・54玉・63銀・65玉・66歩・同金・同金・同玉・67金・65玉・98角・87桂合・同角・同と・57桂・同香成・25竜・同と・66香 まで23手詰
詰上り図
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