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一文字駒 [詰将棋]

日本将棋連盟のウエブサイトに詰将棋が出題されている。
配置図が「二文字駒」で作られていて文字が小さく、拡大しないと見難い。
テレビ将棋で、かなり昔から一文字駒も使われている、見やすくするためだ。
書籍の多くや新聞や、詰将棋の図面では「一文字」がスタンダードだ。
枡目一杯の大きさの文字は「一文字」のひとつとも言えるし、これよりも見やすいものは無いと思っている・・・慣れも多いが。

詰将棋で将棋盤を使用する人や、コンピュータソフトを使用する人の中で、「一文字駒」または「一文字」表示設定を使用している人はどの位いるのだろうか。
「一文字」が登場した頃は、文字が読めるならば通常の「2文字駒」が好きな人は多かったが、それは今でも同じだと個人的には思っている。
私は「2文字駒」派で、持っている駒は「2文字駒」で、コンピュータソフトも「2文字駒」設定になっている。
「金」と「全」の見間違いは無い筈だ。

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第732番と歩の舞
755.jpg
作意は、 2017/04/13 へ
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2017/03/06 の作意
5三角・2二玉・3一角打・3三玉・4二角引成・2二玉・4四角成・1三玉(1二玉・変同)・2四金・1二玉・2三金・同玉・3三馬行・1二玉・1三歩・同玉・3一馬・1二玉・2二馬 まで19手詰
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初形に至る過程 [詰将棋]

「指将棋の局面」も「次の一手」も、その局面の直前の指し手が示される。
指された手に対して、その応手を最初に考える事が普通の場合は、「次の一手」でも問題に至った手順は示す必要があるのだろう。

「詰将棋」と「必至問題」等では、局面の前の指し手が示されない。
問題として必要ない判断だろうし、慣習になっているからでもある。
その為に、指将棋の差し始め図から合法的に(王手なしの協力詰の手順で)辿りつけない局面または部分局面が存在する。

これも幾たびか指摘されるが、慣例的に認められて来たので、規約を定めて変更する事は現実には出来ない(過去の作図を詰将棋から外すならば可能だ)。

合法的に辿りつけない局面は、殆どが双玉問題だがそもそも双玉は規約は存在しない。
単玉でもありそうだが未確認だ(配置していない詰方の玉の置き場所がない場合や、玉方の持駒がない場合でどうだろうか)。

指将棋で合法手が無い時は負けか引き分けかは不明だが、それを詰将棋や何かの問題に使用する考えは幾たびか見た事がある。
この問題の作図は、合法的に辿りつけない局面が認められている詰将棋の場合は、もしもその問題が規約を含めて作れたとしても、既に合法的を離れた慣習であれば問題自体が矛盾があるので混乱が増えるだろう。

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第731番続小駒の舞
754.jpg
作意は、 2017/04/17 へ
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2017/02/28 の作意
1一桂成・同玉・1二歩・2一玉・2二歩・1二玉・2三と・1一玉・2一歩成・同玉・3一歩成・1一玉・2二と・同玉・3二角成・1二玉・1三歩・同玉・1四と・1二玉・2一馬 まで21手詰
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馬角・竜飛・飛香 [詰将棋]

詰パラ誌2017/03若島作(1)の結果発表を見て、巨椋作「馬角」を「竜飛」で行う構想と解説された。
これは解説を読むまでは繋がらなかった。
752.jpg
解説で巨椋作「馬角」を見て、繋がったのが詰棋めいとH11/07結果発表の中編8の谷口作19手だ。
これも解説に巨椋作「馬角」が登場するが、聞かないとなかなか繋がらない。
753.jpg
若島作と谷口作はどちらも、「飛香」で作られていて玉方が後の香を使うように受ける構想で、玉方の好手となっている。
「後の弱い駒を使う」ための直接の狙いと手順構成が異なるので、「飛香」が同じでもそれだけでは繋がらない、解説で巨椋作「馬角」が双方に登場して始めて繋がる。

「竜飛」と「飛香」との配置を比較すると、前者は重い配置になりそうで「飛香」が使いたくなりそうだ。
でも「後の弱い駒を使う」「飛香」の別の手順はあるかどうか、それとも「竜飛」型は、作る狙い目かも知れない。

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第730番続小駒の舞
751.jpg
作意は、 2017/04/11 へ
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2017/02/22 の作意
2四銀打・同歩・2五桂・同歩・1四歩・2二玉・2三銀・同玉・1三金 まで9手詰
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棋王戦第3局の終盤戦 [詰将棋]

詰将棋問題は、「詰みがあると判っているから詰められる」のは解図力が弱い私レベルでは常識だ。
指将棋は「詰ます」のでなくて「勝つ」のが目的だから、詰将棋中毒者には難解だ。<
ネット中継時代では解説に影響されるが、詰将棋中毒者には難しい。

過日の棋王戦第3局の終盤は詰むかどうかの局面が登場した。
解説で「詰みあり」とされると、流石に考えてしまった。
終盤の先手・7四桂の所で7一馬で「詰みあり」との解説で考え込んだ。
749.jpg
かなりの時間考えて、本当に「詰みあり」と辿りついた。
途中には、「必死」で勝ちとか「自玉が詰まず勝ち」かと疑うがこれは違った。
7一馬・同金・7二金・同金・7一銀で(あ)9三玉は8五桂・8四玉・7五銀・同玉・7六歩・6五玉・6六金・7四玉・7五金・6三玉・6四金・同玉・4四飛成で詰み。
(い)7一同玉は6二金で、(う)同金は8二金・同玉・6二竜・7二金・7一銀・9三玉・8五桂・8四玉・6四竜で詰み。
(う)8二玉は、7二金・9三玉・8二銀・8四玉・7六桂・7四玉・7三金・同桂・同銀成・同玉・6五桂で詰み。
9三玉から8四玉の逃げに3通りの詰め方をするので、かなり読まされた。
短編詰将棋の様な切れる手順でないので、山勘が利かないのだ。

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第729番続不成の舞
750.jpg
作意は、2017/04/04 へ
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2017/02/16 の作意
2一金・1三玉・2四金・同銀・2三金・同玉・3二飛成・同玉・3一角成・2三玉・2二馬 まで11手詰
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詰将棋作図の実働期間 [詰将棋]

「詰パラ」2017年3月号で柴田昭彦氏・服部彰夫氏の盤寿が報じられる。
同時に「実働期間65年」も報じられる。
2つに相関はあるが、狙って達成出来ない事だ。
それに、ひっそり達成の方が多いかもしれない。

詰将棋作図の実働は曖昧だが、アマの世界では自称で良いだろう。
作図休眠期間や未発表期間は、前後があれば除外でもよいだろう。
自称ならば、雑誌発表引退後も作っておれば「実働」だろうと勝手に定義する。
その次に、初入選以前の作図期間も勝手に追加する・・・?。(強引)
そうすると、私は昨年で「実働50年」だと自称する事になる。
誰も迷惑で無いが特に意味もない、でも半世紀なのだ。

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728番と歩の舞
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作意は、 2017/03/30 へ
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2017/02/10 の作意
1二銀・同歩・1一金・3一玉・4三桂・同歩・2三桂・同歩・2一金・同玉・2二金 まで11手詰
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