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「解けてうれしい詰将棋」 [詰将棋]

「日本将棋連盟モバイル」をすっかり毎日観ています。
対局やコラムは休日がありますが、休日がないのが「本日の詰将棋」です。
通常は、秒殺ですがたまに読む作品も登場します。
9月に1回誤配信がありましたが、10月より「将棋を孫に伝える会」が発行の月刊「解けてうれしい詰将棋」から週1回詰将棋問題が出題されると予告されています。
水曜日といえば、秒殺の曜日です。
そこに載せるので、大きく変わらないと予想しますが、どの様な作品が出題?作?されるのかが楽しみです。

どうも詰将棋作家は、天の邪鬼で例えば「6X6」で作図とすると、大きく外れた場所で詰め上がる作品を作る傾向があります。
どの程度、解けてうれしいのか期待です。
初級で解けてうれしい作品は実は作るのは難しいと思っています。

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第510番と歩の舞
528.jpg
作意は 2013/10/23 へ
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2013/09/05 の作意
3二銀・2二玉・2三銀成・2一玉・3二成銀・1一玉・1二歩・同玉・1三歩・1一玉・2三桂 まで11手詰
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変化2手長駒余り [詰将棋]

変化2手長駒余りは、規約上許容範囲であり作品は完全です。
これを不完全とか、あるいは致命的傷とか取り方によっては不完全であるかの様な表現は不適当です。
このような表現は歴史的に古くから存在し、限りなく不完全と思っている人も存在します。
これは通称「無駄合い」規約ともリンクしています。
この定義も微妙に表現が別れますが「飛角香で王手した時に玉方が合駒した場合に、王手した駒で取って、その取った駒を使わずに詰め上がる時には合駒をしない」という規約です。
これは、内容から変化2手長駒余りになります。
「無駄合い」が特例というのは、これの積算も合駒をしない事です。
玉と王手駒が離れている時は最高7回似た現象が起きえます。
単純に計算すると、14手長7駒余りになります。
しかし、特例で積算しなく全ての合駒をしない事が規約です。

変化2手長駒余りを嫌う人は多くいます、それが評価上であれば個人の鑑賞結果となりますが、作品の完全か不完全かに絡みかねない表現は規約問題と受け止められる可能性があり、「無駄合い」特例も含めて規約問題として語るべきです。
当然ですが、作図の技術的問題とは分けるべきです。

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第509番無掛の舞
527.jpg
玉方が合駒で使える駒の種類はわずかです。
作意は、 2013/10/17 へ
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2013/08/30 の作意
2二銀成(非限定)・同玉・3一銀不成・1一玉・1二歩成・同玉・1三香・2一玉・2二歩・3一玉・4二銀不成・2二玉・3三銀引成・2一玉・1二香成・同玉・2三銀成・2一玉・2二成銀 まで19手詰
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検討者 [詰将棋]

私が詰将棋を始めた頃から、検討者という重要な存在は名前が表に出る事はなかった。
当時の玉手蘭堂(ペンネームですが)には、お世話になりぱなしでした。
完全作を滅多に作らない作家だったから、迷惑きわまり無かった。
それは、最後まで程度の差だけで直らなかった。
他の人の作品の検討能力は、どんどん高くなるが、自作は全くの盲目のままで直る事はなかったです。
余詰で作意も配置も変わる事が多くても、検討者名が表に出る事はなかったです。
共作でも全く不思議はなかったです。
検討者が表に出ないのは、何故か詰将棋の慣例だった様で、最近のコンピュータ検討全盛になっても変わっていません。
コンピュータ将棋との共作にならないのは、慣例通りですが、自身で早く出来るという意味で、検討を含めた作図が早く出来る事は事実です。
作図数が非常に多い作家が増えた理由の一つは、検討時間の短縮があると思います。

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第508番続小駒の舞
526.jpg
作意は、 2013/10/11 へ
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2013/08/24 の作意
2三桂・1二玉・1三歩・同玉・2四金・1三歩・同銀(あ)・1一桂成・同飛・2三金・2一玉・3二馬 まで13手詰
(あ)2一玉で変化同手数。
以下、3一桂成・同玉・3二飛・4一玉・4二飛成まで
重傷です。
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「作」と「出題」 [詰将棋]

「作」と「出題」は異なるという事で、例えば詰パラ誌で「作」をつけようという事もありましたが、現在は名前のみの表記です。
途中に「氏」を省く、「作」を省く過程があった事を知らない時代の人もいると思います。
「出題」とは文字通りで誰が作ったのかは不明です。
現在のデフォルトは本人と思いますが、昔は微妙でした。
盗作は論外としても、代作と名義貸しがあったのは歴史事実として疑いはありません。
実際に「出題」だけの表記で、見る方が「作」と思ってしまうのは「出題」側からは読者の勝手という論理であり、それを否定する事も通常はできません。

問題は、データベース等の収集と、個別作品の再掲載です。
「作」と「出題」の区別がつかない作品の扱いは難しいです、適当にするといつしか「出題」が「作」に変わってしまい兼ねないです。
勘違いする方が悪いと一方的に言いきれません。
江戸時代だけでなく、昭和でも「出題」の本が出題者名義で出されている例はあります。
代作と名義貸しは両者の契約ならば否定はし難いです。
同様に出題者名義の出版もなかなか否定しきれません。
それでは、そこからの再掲載とデータベース化はというと、作業者・再掲載側の意識と見る側に情報が如何に伝わるかという大きな問題を抱えているでしょう。

全詰連では、「作」の引用の時の記述方法を明らかにしています。
「出題」の時またはその可能性がある時については、不明だと私は認識しています。

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第507番続小駒の舞
525.jpg
作意は、 2013/10/05 へ
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2013/08/18 の作意
1六歩・同と・2四銀・2六玉・1五銀打・同歩・3五銀・2五玉・1四銀・同玉・2四と まで11手詰
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「本」と「国会図書館」 [詰将棋]

自作作品集や、その他の本の自費出版を行う人には色々目的はあると思います。
販売配布または、単に配布だけを考える人もいるかも知れませんが、私の場合は「国会図書館」を含めた複数の図書館に寄贈する事も同時に前提に考えていました。
自費出版し寄贈したら、「国会図書館」に受領を断られたというニュースがネットに流れておりその真否や詳細は不明ですが、「全ての出版物の収集」という目的のグレーゾーンの存在を忘れている場合があります。
収集と言っても納品図書館ですから、自費出版関係は寄贈が必要です、出版元が寄贈する事はないと思います。
「本」の定義に公衆への公開がありますから、広告物は除外ですが、対象者が限られる場合は公衆にはなるとも言われています。(グレーゾーンは存在する筈です、発行部数なのか無料なのか非売品なのか??外見か??保存性??)
本は、「本文が少なくとも49ページ以上から成る、印刷された非定期刊行物」が定義です。
それ以外は小冊子ですが、これらは寄贈者の判断外ですし、学位論文や「機械的に印刷された」が昔は活字本を指していました(今は不明?・・・)。
寄贈しても収集対象外の判断をされる可能性はありうるという事でしょう。
図書館に寄贈すると、受領の連絡がありましたが「取扱は一任」の文が入っているので、追跡調査している訳でないので、どうなったかは判りません。
何でもグレーゾーンが存在するのは人間が定義する限りは、詰将棋規約と同じなのでしょう。

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第506番続素描の舞
524.jpg
作意は、 2013/09/29 へ
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2013/08/12 の作意
2二金・同玉・3二金・同玉・3四香・4一玉・3三桂・3一玉・3二歩・同玉・4四桂・3一玉・4一桂成・2一玉・3二桂成・1一玉・1二歩・同玉・1三歩・1一玉・2二成桂・同玉・3三香成・1一玉・1二歩成・同玉・2三金・1一玉・2二金 まで29手詰
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