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表現手段・興味・価値 [詰将棋]

人間の持つ表現手段は、言語・音符・数式・・・・いくつかあるが、出発点に戻れば表現出来る事は有限となります。
ただ、無駄や冗長を加えると増殖出来る場合もいくつかあります。
将棋は、符号という表現で表すので原理的には有限です。
符号をチェス式とか他に変えても、異なるといえるかどうか・・・個人的には同じですが???。
世の中には有限か無限かで、区別する人がいますが、原理的な有限が劣るとかアイデアや表現内容が劣るとかは、個人的には説得力を感じません。
長く、特許や商標という世界にいて、あとで同じ知的所有権でも著作権や人格権や優先権がどうこうという世界を見るとその意見は、どこかに守る必要がないとか価値がない的な第三者から見下ろされている感じがします。
通常は興味がないものは、価値がないと見る傾向がありそれを議論しても基本的には解決しないものです。

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第487番続素描の舞
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作意は、 2013/06/19 へ
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2013/05/02 の作意
1八飛・同玉・2八金・同玉・3八金・1九玉・2九金・同玉・2三飛(非限定)・1九玉・2八飛成 まで11手詰
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指将棋的最大手数変化 [詰将棋]

飛道具(飛角香)は合駒が発生し易いです。
詰将棋的に意味の無い合駒という概念を如何にルールに取り入れるかが、絶えず課題です。
無駄とか、最善とか、2手長駒余りの蓄積の排除とか色々アイデアは出るものの、解答側からの読まなければならない手数については、殆ど語られていません。
シンプルに言えば、指将棋で一番手数が長く逃げる変化は、どれくらいの手数かという問題です。
変化の読み飛ばしをしなければ、読む必要がある手数です。
3手詰とか5手詰とかルール上は言っても、実際ははるかに長い手数を読む必要がある作品というのが現在の流行でしょう
これはマニア向けで顕著です。
それは悪あがきと言われても、実は中編くらいの手数を読んでいる事はあり得るのです。

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第486番続積木の舞
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作意は、 2013/06/13 へ
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2013/04/26 の作意
3一金・1一玉・2三桂・同馬・2一金・同玉・3一飛成 まで7手詰
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岡田敏氏と「不成の舞」 [詰将棋]

岡田敏氏と何回会ったかは多いので憶えていないですが、一番はっきりした思い出は私の条件作10集シリーズの3巻「不成の舞」の序文を書いて頂いた事です。
10名の方にお願いしましたが、一度も会った事がない人もいます。
準備が出来る前という早くからお願いしたのが岡田氏です。
そもそも、「舞シリーズ」はその1冊目は「不成の舞」の予定でしたが、それが変更になった理由は岡田氏の序文にも出て来ます。
当時私が狙っていたのが2つです。
1:初の不成100番集であることで、精妙は実は99番と100番は逃れ図式であり詰将棋は98作ですし、魔法陣は81作(不成作品)です。
2:精妙が長編・中編が多く、魔法陣は中編が多いので、短編が中心の不成集は初めての予定で準備していました。

所が、他の集の構想とかで遅れていた中で、岡田敏氏「詰の花束」600作(プラスアルファ)が出版されて、中に「不成百番」がありました。
結構ショックで(初の不成100番集で短編が中心(「銀蠅」等の長編も含みますが))という「不成の舞」と同じ条件作集でした。
仕方がないので、合駒不成とか移動中合不成とか複数のシリーズの作図を始めていました。
全国大会で岡田氏とその事を話すと、特に意識はしていなかったという返事で再度がっくりでしたが、その時にいずれ「不成の舞」出版する時の序文をお願いしました。
まだ構想変更中で、完成前でした。
その後、二人が北村憲一氏の薦めで81格全格配置の作品集を作る事にもなりました。
(注:序文はネットでは公開していません。私が書いたものでないからです)

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第485番続小駒の舞
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作意は、 2013/06/07 へ
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2013/04/20 の作意
2二銀・同と・1二銀・同玉・1三金・同玉・1四銀・1二玉・1三銀打・同と・2二金 まで11手詰
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握り詰の配置イメージ [詰将棋]

握り詰は初形条件作の1つですが、通常は一過性です。
たぶん、短い時間制限で作るあるいは競うのが、楽しいと思います。
これがきっかけで、別の作品が発想できれば別の意味があるでしょうが、単独で時間をかけても特に面白いとも思えないです。
ただし、使用駒から第1感でどのような作図イメージが湧くかが個々に判ればそれは興味があります。
駒に桂香歩があれば、桂香図式(実戦形)が第1感で、私の場合はそこに金銀が加われば陣形図式ですが、金桂が1枚ずつだと意外に囲い崩しは進展性はないです。
毎年、アマ連握詰めは作っては見ます・・・短時間で・・。

岡田敏氏死去のニュースです。
おくやみ申し上げます。
色々思い出はありますが、次回に・・。
逆算力は全く違うが、軽快手筋物の作風は影響は多く受けていると思っています。
私の作品にそれが出ていなければ、単に私の作図能力の問題だけです。

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第484番握り詰:続不成の舞
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作意は、 2013/06/01 へ
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2013/04/14 の作意
3四桂・1二玉・1一飛・同玉・3三馬・1二玉・2二馬 まで7手詰
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加える技術と消す技術 [詰将棋]

定期報告、本館の定期更新です。

最近、同一作でないが何手目から同一とか、どれかの作の何手目から同一の指摘を見かけます。
類作指摘的指摘だろうし、多数意見としてはそうなると思います。
ただ、短編でも作者にとって最善の手数が存在して、それを目指すと思っている1個人としては、だからどうしたの?ぐらいの気持もあります。
絶対手順でも難解な序奏でも長ければ良いとも思わないし、その部分を消すのも技術とも思います。
ただ、既存作品の部分改良をしても、ゼロから考えても結果が同じになる事が起きるので、結論的には類作処理しかないのが実状です。
その結果、中段玉や入玉でかつ駒が入り乱れた作品が増えて、それらが作るのも観るのも解くのも好きでなくなると、隠居生活になりそうです。
多くの考えは、寡作か中編・長編に行くのでしょうが、そこは人それぞれで・・・。

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第483番素描の舞
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作意は、 2013/05/26 へ
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2013/04/08 の作意
2一香成・同玉・3二香成・同玉・4三香成・2一玉・2二歩・同玉・3三成香・同玉・4四と左・4二玉・4三歩・3一玉・3二歩・同玉・3三歩・2一玉・2二歩・同玉・2三歩・同玉・3四と直・2二玉・3二歩成・同玉・3三と(あ)・2一玉・2二金 まで29手詰
あ:非限定と4二歩成・2一玉・3二と・同玉・3三との迂回手順あり。
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