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相対評価の1位 [詰将棋]

昔、「近代将棋誌」の詰将棋欄は「塚田賞候補作」となっていました。
それから言えば「詰パラ誌」の詰棋校は「半期賞候補作」になると思います。
投稿作から採用された時点で、一段階を前進しています。
慣例で、半期賞は回答者投票の月1位作から、1作が選ばれています。
慣例というのは、過去に月2位作を半期賞に担当者が選んだ時に編集者からクレームが付いて変更した事があります。
それから編集部も変わっているので、現在の状況は不明です・・だから慣例という言い方です。
私は詰将棋の絶対評価は存在しなく、全て相対評価だと思っています。
従って個人差や、時代差があるのは避けられなく、個々の作品に運・不運があるのも同様に避けがたいと思っています。
その観点からは、大学院を除けば、半期賞は1作と考えます。
該当作なしとか、2作受賞は絶対評価が存在しないとありえないと感じます。
これらは選者が、何かの絶対評価を持っていないと起こらない筈です。
2作受賞は、私は相対評価でトップがない低いレベルとみます、選者はたぶん逆だと思っているでしょうが1作に出来ないのはどちらもトップには出来ない所があるとしか言えないでしょう。
「大学院を除けば」というのは、単純にここだけ手数に上限がないからです。
超長編が増えている現状に、2桁手数作と超長編とは作りも狙いも異なり、思いっきり妥協してもなお、同じ相対評価は無理と思います。

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第546番続小駒の舞
566.jpg
作意は、 2014/05/09 へ
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2014/03/22 の作意
2二金・同玉・3四桂・1一玉・2二桂成・同玉・3三金寄・1一玉・1二歩・2一玉・3一と・同玉・3二金・同玉・3五香・4一玉・4二銀・同玉・4三金・同玉・3三金(非限定)・4四玉・3四金 まで23手詰
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