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「図形:5筋縦一線」 [詰将棋]

「図形・5筋縦一線(9駒)」では中央で詰ます時は、「数字・1」の応用となる。
51玉の詰上りや、59玉付近の詰上りでは別の収束形が必要だ。
門脇作は「数字・1」で使う詰上りに近いと言える。
1151番は、近年になって急に作図例が増えて来た「銀を縦に並べる4銀詰」で使われている詰上り形を使っている。
この収束形は、縦の4銀詰の形がどこの筋でも作れると言うメリットがある、作例も筋を変えた作品がある(門脇芳雄作、北原義治作、岡田敏作等)。
だが縦一線(9駒)の詰上りの一部に使う事は、4銀詰の特徴が消える事から、あまり向いていないと感じた。
縦一線は全体としては作図例が多く、9駒一線ではそれを部分的に含む事から、新しい詰上りは難しいと感じる。
5筋縦一線は、片側のスペースを使っての逆算となるようだ。

門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第98番」あぶり出し曲詰「宇宙・縦一線」
作意
13歩成・同飛・21銀不成(A)・11玉・12歩・同飛・同銀成・同玉・22飛・11玉・21飛成・同玉・32歩成・同玉・43金・同玉・44金・同玉・43金・同玉・42桂成・同玉・41桂成・同玉・42歩・同玉・43歩・同玉・53桂成・同角・65角・44玉・55銀・45玉・54角・56玉・57飛・同玉・58金・56玉・57香 まで41手詰
(A)13同銀成以下、同玉・14歩・同玉・24飛・13玉・14歩・12玉・21飛成・同玉・32歩成以下余詰。
hyakasen_098.jpg
詰上り図
hyakasen_098_1e.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第R番「あぶり出し曲詰・R」
推定作意
43と(A)・54玉・45金・同銀・63銀不成(B)・同銀・53金・55玉・46金・同銀・56歩・同角・65飛・同角・66金 まで15手
(A)43桂成以下余詰。
43銀成以下でも余詰。
(B)44と以下、同玉・43金(C)・34玉・33金打・24玉・25金・13玉・16飛まで余詰。
(C)では43銀成、あるいは43桂成以下でも余詰。
(B)あるいは53金以下同角・同と・同玉・63桂成以下余詰。
y18_1.jpg
詰上り図
y18_2e.jpg
修正案
持駒金4枚の作品だが、それが強くて修正は困難だ。
そこを変えると、原作と離れてしまうので修正は無理と思う。

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第1151番は、「詰図の舞」「図形(9駒の線):5筋縦一線」だ。
第1155番は、「詰図の舞」「図形(9駒の線)」で別の筋の直線だ。
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第1155番「詰図の舞」「図形(9駒の線)」29手
3182_1.jpg
作意は、 2023/02/15 へ
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2022/12/29 の作意

第1151番:「詰図の舞」「図形(9駒の線):5筋縦一線」
17竜・36玉・45角・46玉・57桂・34玉・43銀不成・同玉・23竜・52玉・53竜・同玉・54金・52玉・53銀・51玉・52銀打 まで19手詰
詰上り図
3205_1e.jpg
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