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「漢字」の部首・パーツのデザインの迷い [詰将棋]

漢字で部首・パーツに分けられる字では、個別のパーツでも、全体の組み合わせでもともにデザインに迷う事が多い。
通常は、駒数が多いパーツの側で詰上げる形を目指す事が多い。
冠側に駒が多い形では、玉をそちら側(下段玉で詰上がる形)を選ぶ事が多い。
上部に駒が多い部分は逆算で捌く事が難しいからだ。

デザインで迷いながら、作図を開始した時は、完成後にも再度でデザインを考え直したくなる事がある。
別案があるパーツ側が、序盤(逆算で遡る側)ならば、逆算のやりなしでのデザイン変更もあり得る。
だが、終盤(収束側で逆算の始め側)のパーツ側ならば、全体の作り直しになる。
あるいは、デザイン違いで2作作図する事になるだろう。
収束はわずかなデザイン違いでも、修正は難しいからだ。
2023年年賀詰は、デザイン違いの作例だが、「漢字・守」もデザイン違いを作りたい形であり、実は別案も作図中だ、いつか公開予定だ。
デザインに迷う形は、複雑な形ではより増えてくる。

海老原辰夫作「星河・第91番」
作意
53桂・同歩・74角成・52桂合・42歩・同玉・53金・同玉・45桂・54玉・66桂・同角・46桂・44玉・34金・45玉・35金・55玉・64銀不成・同桂・56歩・同桂・45金・同玉・63馬・55玉・54馬 まで27手詰
作者は曲詰でないとしている。最終に44玉ならば「二」になり、曲詰と思うのだが・・、作意の詰上りも何かの形に見える。
seiga_091.jpg
詰上り図
seiga_090_1e.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第Q番「あぶり出し曲詰・Q」
(注:「あぶり出し曲詰・P」は作意が不明なので飛ばす)
推定作意
22角成・44桂合・56銀(A)・同と・47桂(B)・同と・57飛・同と・45角成・同玉・57桂・55玉・56歩・同玉・23馬・55玉・45馬 まで17手
(A)同馬以下、同玉・46竜・53玉・73飛成以下余詰。
あるいは、45角成以下同玉・57桂以下余詰。
あるいは、54と以下、同と・同角成・同玉・94飛以下余詰。
(B)46竜以下、同玉・35銀以下余詰。
あるいは、67桂以下、同と・44馬・同玉・46竜以下余詰。
y17_1.jpg
詰上り図(26と>香)
y17_4e.jpg
修正案
26香が強く余詰が生じるので2手省き、26香は削除の方向(11馬配置とする)で考える。
56桂を成桂に変更する。
そこでも56銀・同と・67桂・同と・44馬・同玉・46竜以下の余詰があり、それを玉方26とを置いて消す。97飛位置変更。
変更図の作意
56銀・同と・47桂・同と・57飛・同と・45角成・同玉・57桂・55玉・56歩・同玉・12馬・55玉・45馬 まで15手
y17_4.jpg
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第1150番は、「詰図の舞」で、「漢字・守(まもる・しゅ)」だ。
第1154番は、「詰図の舞」で、「漢字」だ。
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第1154番「詰図の舞」「漢字」27手
3133_1.jpg
作意は、 2023/02/09 へ
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2022/12/23 の作意

第1150番:「詰図の舞」「漢字・守(まもる・しゅ)」
17金・同玉・15飛・27玉・25飛・37玉・48銀・46玉・68角・同香成・47香・55玉・45飛・同桂・46金・同桂・66金・54玉・53と・同玉・62馬・同玉・73銀・53玉・63香成・同桂・54歩・同玉・43銀不成・53玉・52と まで31手詰
詰上り図
3146_1e.jpg
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