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海老原辰夫作「星河」について [詰将棋]

海老原辰夫氏は「詰パラ800記念号」に初形象形曲詰「8」とあぶり出し曲詰「8」の双方掲載された、まさにオールラウンドの作家だと言える。
作品集に「星河」がある、平成28年刊行で101局を掲載している。
主に手数順の配列だが、13手から17手の手数作が圧倒的に多い、そこが特に得意な手数だと思われる。
未発表の長編と双玉作を含み、第63番から69番があぶり出し曲詰となっていて、そのデザインは「二」「キ」「リ」「エ」「コ」「ト」「E」だ。
さらに第91番もあぶり出し曲詰にも見えるのだが・・・?。
作品の多くは、最小駒数・形のデザインで作られている、そのような作品が作品集の中心となっていて興味深い。
さらには、合駒や不成を手順に取り入れた作品も多い、それは曲詰でも同じだ。
初形象形曲詰は無いが、飛角図式がある。

海老原辰夫作「星河・第69番」あぶり出し曲詰「E」
作意
56金・同玉・57銀・65玉・64銀成・同桂・66歩・54玉・53竜・同玉・43と・54玉・55歩・同玉・75飛・65桂合・44銀・54玉・63銀不成・同角・53銀成・55玉・65飛・同馬・67桂 まで25手詰
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詰上り図
seiga_069e.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第O(オー)番「あぶり出し曲詰・O」
推定作意
57金・75玉・76銀・同玉(あ)・65銀・75玉・64銀・同玉・84竜・55玉・46銀・同竜・47桂(A)・同竜・37角・同竜・44竜 まで17手
(あ)64玉は、63銀成以下2手長駒余り。
(A)46同金以下、同玉・37角・56玉・86竜以下余詰。柿木将棋ならではの大駒で追う余詰だ。
y15_1.jpg
詰上り図
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修正案
原作での余詰は修正困難だ。収束を短くすると、前半の変化が長手数になってしまう。

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第1149番は、「寄木の舞」で、「対称」>「対称」だ。
第1153番は、「寄木の舞」で、「七」だ。
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第1153番:「寄木の舞」「七」21手
3219_1.jpg
作意は、 2023/02/03 へ
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2022/12/17 の作意

第1149番:「寄木の舞」「対称」>「対称」
36馬・56玉・47馬・55玉・67桂・同と・57香・同と・66金・54玉・65金・同桂・36馬・55玉・45馬 まで15手詰
詰上り図
3218_1e.jpg
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