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「詰パラ2022/11号:800号記念」は曲詰が花盛り [詰将棋]

「詰パラ2022/11号」は800号記念で、色々な曲詰が掲載されている。
個人的には盤の中央の曲詰に目が行く。
利波作19手(p94)は立体曲詰には無理だったのかと考えてしまう。
海老原作15手(p87)「8」は典型的な曲詰と思うのだが、懸賞の「ツメパラ800」は全て中編が揃っている(多くは解けていない)。
藤井竜王の2作は私には難解で(特に1番は予想外の作意に驚いた)、他の作品を解く時間が無くなった。
添川作(p65)については、既にこのブログで書いた様に、柿木将棋の助けで最初に鑑賞したがお勧めだ。

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第1145番は「ブログ2018/09/27:第870番:あぶり出し「9」」を立体曲詰に逆算をし直した。
立体曲詰では不動駒が多くなる傾向は避けられない、それ故に詰上りの駒数がすくないデザインを目指す。
不動駒の比率は高くとも、数は少なくなるからだ。
数字は作り易い字だろう。

それとは逆に不動駒数・比率は割り切って、特異な大きめの曲詰を目指した作品もある。そこでの不要駒とか配置駒の効率とかは、微妙で厄介な課題だ。

OT松田作「詰棋めいと・第12号アンデパンダン G」
作意
74飛(A)・同銀・55歩・64玉・73銀・55玉・67桂・44玉・43金・54玉・55香 まで11手詰
(A)55歩以下、64玉・74金・同玉・73桂成以下余詰。当時の解説で「攻方:77銀、57桂、47金」の修正図の提示あり、それで完全のようだ。
ot_matuda_meito13.jpg
詰上り図
ot_matuda_meito13e.jpg
修正案
ot_matuda_meito13_kai.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第K番「あぶり出し曲詰・K」
推定作意
46角・45玉・13角成(A)・55玉・46馬・44玉・35馬・55玉・66竜・同銀・65金打・同角・44竜(B)・同銀・46馬 まで15手
(A)25竜以下余詰。
(B)46馬・44玉・56馬(C)・35玉・36銀以下余詰。
(C)(B)の56馬で、54金・同玉・76角・65桂合・同角・同玉・56馬以下余詰。
y11_1.jpg
詰上り図
y11_2e.jpg
修正案
(A)は修正困難で4手省くしかなさそうだ。
(B)の余詰は36銀を防ぐ為に63桂>63角にする。
(C)の余詰は54角>54と、にする。
この変更で作意66竜で66銀・64玉・75銀の余詰が生じるので、75銀>74桂にする。
y11_4.jpg
変更作意
46馬・44玉・35馬・55玉・66竜・同桂・65金打・同と・44竜・同銀・46馬 まで11手

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第1145番は、「寄木の舞」で、「図形・対称」>「9」だ。
第1149番は、「寄木の舞」で、「図形・対称」>「対称」だ。
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第1149番「寄木の舞」「図形・対称」15手
3218_1.jpg
作意は、 2023/01/10 へ
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2022/11/23 の作意

第1145番:「寄木の舞」「図形・対称」>「9」
53角成・同歩・63銀・55玉・64銀・同玉・74金・55玉・67桂・同と・44銀引不成・同と・46銀 まで13手詰
詰上り図
2780_2e.jpg
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