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北原義治作「5駒横1線・シリーズ」について [詰将棋]

近代将棋誌は、1960-90年頃の詰将棋欄では無鑑査作家制を行っていて、北原義治氏と少数の作家は無鑑査で採用されていた。
北原作はほぼ毎月掲載されており、その事もあって「5駒縦1線・シリーズ」の5作が連続で5ケ月で出題された。
北原氏は同時に度々「特別出題」「記念出題」も行っていた、さらには個展も度々行っていた。
「5駒横1線・シリーズ」は上下対称ではないので、9作が個展として同月に一括で掲載された。

「5駒横1線・シリーズ」は、門脇芳雄氏も後に作図しており作品集「曲詰百歌仙」に5作が掲載されている。
そこでは収束形が限られており、北原作と類似になってしまう事情が残りの作品の参考図と共に語られている。

横1線は、9駒は添川公司「赤道」等の3作や、7駒に作図例もある。

北原義治作「近代将棋:1967年5月:5駒横1線(1段目)」
作意
31銀成・42玉・52金・同玉・51桂成・同玉・62角・42玉・43角成・同玉・44竜・52玉・51角成・同玉・41竜 まで15手
門脇芳雄氏は「曲詰百歌仙」で偶然に同一作を作図して、後から気づいたと述べている。
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詰上り図
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田中至作「過雁組曲」:第42番「あぶり出し曲詰・シ」
作意
33銀不成・55玉・44銀不成・同玉・53銀不成・45玉・57桂・46玉・36金・55玉・56歩・同馬・65飛・54玉・55飛・同玉・67桂・同馬・65馬 まで19手
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詰上り図
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第1201番は、「寄木の舞」「図形・対称」>「対称」だ。
第1205番は、「寄木の舞」「漢字・廿」>? だ。
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第1205番「寄木の舞」「漢字・廿」>? 9手
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作意は、 2023/12/12
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2023/10/25 の作意

第1201番:「寄木の舞」「図形・対称」>「対称」
作意
55銀・同玉・56金・同玉・57銀・45玉・46金・54玉・55金・同玉・56銀打・54玉・55香 まで13手詰
詰上り図
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