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あぶりだし曲詰と風船図式 [詰将棋]

個人的には風船図式を意識した事は、過去にはほとんど無かった。
最近に、あぶりだし曲詰を作図面から見ると、中央の文字の詰め上がりでも意外な程に初形の風船図式は少ないと思った。

かなり過去には、周辺玉を中央に呼び込むタイプのあぶりだし曲詰が多かった。
それが次第に中央の駒繰りで作図する手法に変わってきたと言われるし、実際にその傾向はある。

それでも周辺玉ではなくとも、他の配置駒が周辺に接触する事は多い。
それは桂と香の配置があるし、それ以上に圧倒的に飛と角の周辺の配置が多い。

中央の字の構図の外側に飛と角を配置する場合には、端に接する配置を作図家が選ぶ事が多いと感じる。
それは風船図式を避けているのでは無くて、構図のバランスから配置を決めている結果だと思う。

手数が短いあぶりだし曲詰では、風船図式は増えそうだ。

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第791番5手詰-57
836.jpg
第792番5手詰-58
837.jpg
作意は、 2018/01/18 へ
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2017/12/01  の作意
第785番:
24と右・同と・36と左・14玉・15歩・同玉・26と右・14玉・25と左・同と・13と・同玉・23と寄・14玉・15歩・同と・24と まで 17手
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