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「詰む手順が見えない」 [詰将棋]

服部彰夫作品集「砂丘」第70番の解説に「詰みそうな手順が見えない難解さ」と書いた。
間違い易い手順はなく詰みそうな手順が見つけにくいが、辿りつくとそれは作意だとした。
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玉方の守備が強力であり、そこを強い攻撃で崩す。
特に強い守備の2枚の馬を、1枚は遠ざけて1枚は竜と刺し違える。
最初の手順は、43歩・同馬・53と・同馬(あ)・31竜・同玉・22金と進む。
ここまで進むと風景が変わり詰みそうだ。
代表的な変化手順は、
(あ)同玉・64金・62玉・61金・同玉・31竜以下だ。
この変化は玉を外に逃がさない代表的な変化だが、手順自体は易しいので解説では書いていない
玉が外に逃げられ無いことを確認してから、駒を剥がす力の変化を読む事になる。
玉を外に2枚竜の力で逃がさないのが狙いの作品とも言えるかもしれない。
それには多数の難解作の作例がある。

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第746番続小駒の舞
776.jpg
作意は、 2017/07/10 へ
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2017/05/23 の作意
4二竜・3二歩合・1三歩・2一玉・2二歩・同玉・1四桂・同金・3四桂・2一玉・3三桂不成・同歩・2二桂成 まで13手詰
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