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棋王戦第3局の終盤戦 [詰将棋]

詰将棋問題は、「詰みがあると判っているから詰められる」のは解図力が弱い私レベルでは常識だ。
指将棋は「詰ます」のでなくて「勝つ」のが目的だから、詰将棋中毒者には難解だ。<
ネット中継時代では解説に影響されるが、詰将棋中毒者には難しい。

過日の棋王戦第3局の終盤は詰むかどうかの局面が登場した。
解説で「詰みあり」とされると、流石に考えてしまった。
終盤の先手・7四桂の所で7一馬で「詰みあり」との解説で考え込んだ。
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かなりの時間考えて、本当に「詰みあり」と辿りついた。
途中には、「必死」で勝ちとか「自玉が詰まず勝ち」かと疑うがこれは違った。
7一馬・同金・7二金・同金・7一銀で(あ)9三玉は8五桂・8四玉・7五銀・同玉・7六歩・6五玉・6六金・7四玉・7五金・6三玉・6四金・同玉・4四飛成で詰み。
(い)7一同玉は6二金で、(う)同金は8二金・同玉・6二竜・7二金・7一銀・9三玉・8五桂・8四玉・6四竜で詰み。
(う)8二玉は、7二金・9三玉・8二銀・8四玉・7六桂・7四玉・7三金・同桂・同銀成・同玉・6五桂で詰み。
9三玉から8四玉の逃げに3通りの詰め方をするので、かなり読まされた。
短編詰将棋の様な切れる手順でないので、山勘が利かないのだ。

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第729番続不成の舞
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作意は、2017/04/04 へ
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2017/02/16 の作意
2一金・1三玉・2四金・同銀・2三金・同玉・3二飛成・同玉・3一角成・2三玉・2二馬 まで11手詰
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