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あぶり出し曲詰「図形(9駒の線)」シリーズについて [詰将棋]

2022/12/01に「詰将棋駒の舞(新館)」の定期更新を行った。
「2022/11月-1」の作意発表は、「続小駒の舞」「金銀図式」で、9手目22金で21金以下の迂回手順が有る。
「2022/11月-2」の作意発表は、あぶり出し曲詰「漢字・灯(ともしび・あかり)」だ。
「続小駒の舞」「詰図の舞」「寄木の舞」の追加登録も行った。

「2022/12月-1」は、「寄木の舞」で、「斜め対称」>「仮名」だ。
「2022/12月-2」は、あぶり出し曲詰で、「漢字」だ。

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第1143番について、詰上り図で盤の端に接している駒12枚の内で、97桂以外は不動だ。
一方では、端に接していない10枚のほとんどは動く。
それが構図は大型曲詰だが、手順的には中型曲詰の「飛び石詰」が成立する理由と言える。
ヤヒロ・タイプは、平行格子タイプと比較して4隅(11,19,91,99)に配置駒が無い所が明確に作り易いと考えた。

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詰パラ2022/11月号(800号記念)は作品数が多いが、その中で読者サロンの「添川公司氏の修正・改良作の9作」がうれしい、近代将棋誌発表作は初見だし、あぶり出し曲詰が5作ある。
現在では完全作については、解が付いていなくとも柿木将棋で作意が判る。
そして「北回帰線、赤道、南回帰線」3作は、私が今回始める「図形(9駒の線)」シリーズと重なるコンセプトの作品シリーズだ。
そして、門脇芳雄作「宇宙3作」も重なる。
2つの端を9駒で線として繋ぐ、「斜め線」「縦一線」「横一線」の他にも、凸凹線やジグザグ線などのバリエーションが考えられる。
9駒の詰み上がりは概ね中編になるだろう。

添川公司作「詰パラ2022/11・読者サロン(詰パラ1981.08)」あぶり出し曲詰「横一線」
作意
96馬・同金・86金打・84玉・74と上・同桂・85香・同銀・83と・同玉・84銀・同玉・51角成・93玉・96香・同銀・84金・92玉・91と・同玉・81歩成・同玉・72と・92玉・82と・同玉・73馬・同飛・同金・同玉・13飛成・64玉・65飛・同玉・66金・同桂左・56銀・54玉・66桂・同桂・46桂・同歩・44と・同玉・36桂・34玉・35香・同玉・24竜・36玉・26竜 まで51手詰
soekawa_p202211_02.jpg
詰上り図
soekawa_p202211_02e.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第I番「あぶり出し曲詰・I」
推定作意
35銀・同玉・24銀不成(A)・25玉・37桂(B)・24玉・26竜・33玉・45桂・44玉・53竜(C)・45玉・55馬(D)・同玉・56竜 まで15手
(A)65竜以下、44合・24銀不成以下余詰。
(B)17桂以下、14玉・16竜・24玉・22竜以下余詰。
(C)42竜以下、43金合・同竜以下余詰。
24竜以下、34銀合・42竜以下余詰。
(D)18馬以下、34玉・54竜以下余詰。
43竜以下、44金合・18馬・55玉・54馬以下余詰。
y09_1.jpg
詰上り図
y09_2e.jpg
修正案
通常は53銀型の詰上り図が多い形だ、53竜が強く修正は困難と思う。

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第1143番は、「詰図の舞」で「図形・飛び石詰・9X9(22枚)」だ、「飛び石詰」シリーズは終了する。
第1147番は、「詰図の舞」で、「図形(9駒の線)」だ、収束に駒余り変化長手数か変化同手数か、がある。
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第1147番「詰図の舞」「図形(9駒の線)」35手
3157_1.jpg
作意は、 2022/12/29 へ
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2022/11/11 の作意

第1143番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X9(22枚)」
44と上・23玉・24と・同玉・25歩・同銀・34と・同玉・37香・43玉・33金・54玉・45と・63玉・73と・同金・64銀・同玉・75と・同玉・65金(A)・86玉・87銀(B)・同玉・88金・86玉・77銀・同桂成・同金・85玉・97桂 まで31手詰
(A)73竜は、74歩合・以下逃れで49角が働く。
(B)77銀は、同桂成・97銀・85玉・96銀・76玉・73竜・86玉・77竜・96玉・88桂・同飛成以下逃れで81飛が働く。
詰上り図
3212_1e.jpg
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