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大型曲詰の飛び石詰 [詰将棋]

第1139番は中央の5駒の詰み上がりから出発したが、それは全く逆算出来ない。
そこに駒を加えるのだが、5駒から離れた2駒を置いたデザインを選んだ。
だが中央での逆算は無理で、直ぐに形から外に飛び出して、入玉形での逆算となった。
ただし、手順中で5手目の79角が入る事が判り、その同玉の変化で13角が使える事になった。場外での手順が主体になるが、一応はまとまったと思う。

第1143番は盤面全体の大型曲詰としての「飛び石詰」がその作図動機だ。
佐藤達也作は、作意は全ては未発表で、さらに半年後の「読者サロン」で作者が余詰があった事と修正しない事を述べている。
特に下段玉の部分の余詰は、修正出来ないと感じる、ほぼ作り直しになるだろう。

周辺の駒近く特に下段の駒の近くの余詰が、発生しやすいと思う。
平方格子は四隅が難しいと思うので、ヤヒロ印のタイプのデザインを選びたい。
玉が全面を移動するのは難しいと思うので、主に中央部を玉が移動する方針を持った。
これらから作図したのが、第1143番だ。

第1143番で「飛び石詰」シリーズは一旦終了する。

佐藤達也作「詰パラ1984/03 読者サロン」;あぶり出し曲詰「飛び石詰・9X9(25枚)」
作意(22と 以降は発表されていなく、推定)
39竜・同と・59金・78玉・88と・67玉・76歩・同玉・77と(A)・85玉・95金・74玉・75銀・同と・64金・83玉・93歩成(B)・同と・72銀不成・同玉・73香・61玉・71と(C)・52玉・53金・41玉・33桂不成・32玉・22と・
(以降は未掲載)
同玉・21桂成・同玉・13桂(D)・12玉・23歩成・同玉・33歩成・24玉・25と・同玉・14角・16玉・17香・同金・25角・同玉・17桂・36玉・37金・35玉・57角 まで51手
(A)87と以下、85玉・96と・74玉・75銀以下余詰。97飛の利きが強い。
(B)87飛以下、85歩合・同飛・同と・84歩以下余詰。
(C)71香成以下、33桂不成に同桂としても、42香以下長い詰がある。
(D)23香以下、22歩合・同香成・同玉・33歩成・21玉・13桂以下余詰。
sato_tatuya_p198403.jpg
詰上り図
sato_tatuya_p198403_02ee.jpg
(C)(D)等は修正不可能だろう。
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第E番「あぶり出し曲詰・E」
推定作意
52竜(A)・53桂合・44と・同玉・43金・54玉・65金(B)・同銀・63銀不成(C)・55玉・46金・同飛・44銀・同飛・45馬(D)・同飛・53竜・同馬・67桂 まで19手
(A)初手44と以下余詰。
(B)7手目63銀不成以下余詰。
(C)9手目65同銀以下余詰。
(D)15手目53竜以下の手順前後が成立する、ただし54銀以下で長くなる。
y05_1.jpg
詰上り図
y05_2e.jpg
修正案について、
(A)付近の修正は困難で、頭4手の修正は難しい。
(C)の余詰は同玉でも逃げても、手数は長いが詰み、修正は難しい。それと絡む(B)も厄介。
(D)も修正困難で、片方が手数が長くなり形崩れになる。
全体に原図に近い修正困難だと思う。
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第1139番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(7枚)」だ。
第1143番は、「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X9(22枚)」だ。
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第1143番「詰図の舞」「図形・飛び石詰・9X9(22枚)」31手
3212_1.jpg
作意は、 2022/12/05 へ
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2022/10/18 の作意

第1139番:「詰図の舞」「図形・飛び石詰・7X7(7枚)」
88銀・同玉・79銀・97玉・88銀・同玉・79角・99玉(あ)・89金・同玉・78銀・同玉・67竜・同玉・68金・56玉・57金・55玉・45と・同玉・35金・55玉・22角成・同飛・56歩・同金・同金・同玉・57金・55玉・88角 まで31手詰
(あ)79同玉は45と以下、持駒に金を追加して詰む。
詰上り図
3147_1e.jpg
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