SSブログ

「成銀、成桂、成香」の表記 [詰将棋]

短篇詰将棋での「銀桂香」の成駒の配置は、時代と個人で好みが分かれていると思う。
平均的には、配置しない方法があれば避ける考え方が多いと思う。
現時点は、短篇ではあまり気にしない事が増えたと思うが、逆に中篇以上では「銀桂香」の成駒の配置はいつの時代でも珍しくは無いが、逆に「銀桂香の成駒なし」とか「銀桂香歩の成駒」なしとかの条件的な感想を見る事はある。

私個人は、最近はあぶり出し曲詰を多く作るが、不完全修正手段で使用する事はある。
第1009番の成桂は、合駒制限で4枚目の桂の他の配置が見つからなかった事が配置の理由だ。

門脇芳雄氏:曲詰百歌仙・序文「(前略)、それから私の趣味で「と金」で良いところに成香や成桂などを使った作品がありますが成銀、成桂、成香を2文字で表記すると曲詰の美観を損ねますので、本書では私の好みで詰パラ誌の略字を用いました。(全圭杏)」
注:今2020年現在の詰パラ誌は図面は「成銀、成桂、成香」の表記になっている。

私は手書きでは簡単故に略字を使っているが、「美観」の事は判らない。

門脇芳雄作「曲詰百歌仙:第84番」:「四香詰」
31竜・同玉・81竜・42玉・34桂・同角・43歩・同角・31竜・同玉・52香成・21玉・22歩・同玉・23成香・21玉・31角成・同玉・43桂不成・21玉・31桂成・同玉・22角・21玉・11角成・同玉・13香・21玉・12香成・31玉・22成香 まで31手詰
hyakasen_084.jpg
詰上り図
hyakasen_084e.jpg
---------------
丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版:第06番」「あぶり出し曲詰・ハ」
83銀不成・63玉・74銀成(A)・54玉・64馬(B)・同竜・同成銀・45玉・44飛(C)・35玉・26馬 まで11手詰
m006.jpg
(A)64銀(64馬)以下、同竜・同馬(同銀)・同玉・66飛・54玉・64飛打・43玉・44飛以下余詰。
(B)64成銀以下、45玉・34銀・同玉・33馬行・45玉・55馬以下余詰。
(C)55飛以下、45飛以下、65飛以下、43飛以下いずれも余詰。
詰上り図
m006e.jpg
*****************
第1009番は、以遠打ちの角を打ち、次ぎに活用する。成桂は合駒制限の為。
第1013番は、盤面初形に、金銀と成駒未使用の「清貧図式」。
*****************
第1013番「清貧図式」17手詰
2951_1.jpg
作意は、 2020/10/16 へ
-----------------
2020/08/29 の作意(スクロール)

第1009番:
66角・23玉・34馬・13玉・24銀・14玉・13銀成・同玉・57角・24香合・同角・14玉・13角成・同玉・14香・同玉・24馬 まで17手詰
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。