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「将棋イロハ字図」の駒数 [詰将棋]

服部彰夫著「砂丘」に、森田正司作成の「イロハ字詰48局比較表」が掲載されている、他でも引用されていると思うが初出は未見だ。

詰手数・盤駒数・詰上駒・不動駒が比較されている。
丸山正為作「将棋イロハ字図」を含む5作者と服部氏自身のデータが載っている。
文字のデザインの差だけで決まる「詰上駒」は3.5から4.7枚だ。
「盤駒数」は14.4から18.0と差が広がる、傾向は「詰手数」と緩い相関がありそうだ。
丸山正為作「将棋イロハ字図」は「盤駒数」=18.0で、「詰上駒」=10.4だ。
丸山氏はイロハ字図を、「あぶり出し曲詰」「盤面曲詰」を同じ字形で作った事で有名だ。
イロハ以外も含めて、いわゆる表と裏の曲詰双方を作った人は少ないと言われている。
そしてその比較から「盤面曲詰の方があぶり出し曲詰より作図は難しい」と聞いた事がある。

丸山正為作「将棋イロハ字図」を観ると、盤面曲詰は盤面中央でかつ駒数が少ない事自体が作図を難しくしていると思った。
盤面中央であぶり出し曲詰の「詰上駒」=10.4枚では作図自体が易しくなく、盤面曲詰ともなるとより難しい。
駒数の少ない盤面中央の作品は手順が大駒の追い回しになりやすく、盤面中央の盤面曲詰自体が難しい筈だ。

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第788番15手詰
833.jpg
作意は、 2018/01/06 へ
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2017/11/19  の作意
第782番:44銀・同と・27桂・同竜・17角・同竜・36金 まで 7手
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