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風船図式 [詰将棋]

盤の周囲に駒が配置されない作品を、風船図式と呼ぶ。
昔は呼び名がなかったかあるいは別の名で呼ぶ人がいたようだが、条件作として意識した事はなかった。
あぶり出し曲詰を作り始めるとこの条件にあう形にあいやすくなる。
中央で作る短編作では、意識しなくとも自然にこの条件になる事は多い。
ただし、丸山正為作「イロハ字図」はあぶり出しの風船図式は無いか希だ、逆に初形の文字は多くが風船図式だ
田中至作「過雁組曲」や服部彰夫作「砂丘」は、あぶり出しの風船図式が混ざる。
ただし意識なしで、20手以上の風船図式がたまたま出来る事は少ないと思う。

初形文字詰めは初形風船図式で、あぶり出し文字詰は詰め上がり風船図式が一般的だ。
そして、中央の立体曲詰は双方が風船図式となる、柏川悦夫作「二上詰」は有名だ。

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第789番「カナ詰」-23
834.jpg
第790番「カナ詰」-24
835.jpg
作意は、 2018/01/12 へ
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2017/11/25  の作意
第783番:「カナ詰」-17:「テ」
32角(非限定)・43銀合(あ)・同角成(非限定)・同香・53金・55玉・67桂・同と・56歩・同玉・68桂・同と・57金・55玉・56銀 まで 15手
あ:43桂合は44金・55玉・67桂・同と・47桂・同香成・56歩・同玉・23角成・55玉・45馬まで13手

第784番:「カナ詰」-16:「ト」
63桂成・同玉・54角・64玉・53銀不成・55玉・56飛・同玉・57金・55玉・45竜・同香・56香 まで 13手
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