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「古図式の立体曲詰」2 [詰将棋]

「古図式の諸手筋一覧表」では「秘曲集・71番」はウラ・オモテ曲詰(立体曲詰)にはなっていない。
「秘曲集・71番」:「2」??>「三」
54飛・同金・同馬・同玉・45金・64玉・65香・同金・同銀・同玉・55金打 まで11手
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詰上り図
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初形「2」は充分読めると思うが作られた時代にはアラビア数字は一般的には使用されていない。
偶然の初形だとの見方が多いと思う、一方では条件作とすると「偶然かどうかは無関係」の考えもある筈だ。
三木宗太著「江戸詰将棋考」に「趣向型詰将棋のルーツ」の論考がある。
そこでは条件作の最初の作が紹介されている。
曲詰では「勇略」(象形)、「妙案」(あぶり出し)、「秘曲集」(立体)の1号作は「古図式の諸手筋一覧表」と同様に紹介されているが、「秘曲集・71番」は無い。
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濁音・半濁音の仮名文字のあぶり出し曲詰は作例が少なく、丸山正為作「将棋イロハ字図」と、岡田敏作のいくつぐらいしか知らない。
丸山正為作「将棋イロハ字図」の濁音文字では、濁音記号は横にくっついた2駒で表している。
個人的には縦でも横でも斜めでも、離れた2駒で表す事にした、これは岡田敏作のデザインと同じだ。


丸山正為作「将棋イロハ字図・106番」「べ」
31馬・11玉・22馬・同玉・23金・21玉・31飛成・同玉・42銀成・同玉・33金・53玉・63桂成・44玉・54金・同玉・46桂・同と・36馬・同と・45銀 まで21手
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詰上り図
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「バ」は疑問局だ。
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第898番は濁音でのみ可能な文字デザインだ。
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第898番詰図の舞「文字詰」:17手詰
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作意は、 2019/02/18 へ
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2019/01/01 の作意
第894番:詰図の舞「文字詰」「バ」(19/09/21修正)
68金・同玉・88竜・67玉・56銀・57玉・77竜・56玉・55金・同金・47竜・66玉・55馬・同玉・56金 まで15手
詰上り図
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