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「曲詰百歌仙」-2 [詰将棋]

門脇芳雄著「曲詰百歌仙」は、そのコラムや解説から、
「古来曲詰は「都詰」にしたり「持駒なし」にしたりする伝統がある」が「優れていると思えず、二条件放棄」とし、「不動駒が嫌い」で「不動駒を減らす事に時間を当てた」と書かれている。

古来曲詰の具体例は不明だが、丸山正為作「イロハ字図」の初期は「持駒なし」だ。
曲詰の要件の理由は知らないが、「都詰」は盤面の中央で詰み上がる1例だと思う。
作図条件の制約には成るので、採用も放棄も作者の好みだろう。

不動駒が詰め上がりの字形と重なる考えはあるが、短編詰将棋でかつ打ち捨てを多くすると不動駒は多くなる。
不動駒を少なくするには手数は中編になると思うし、あぶり出し曲詰の作者には中編作家が多いと思う。
「曲詰百歌仙」の中の文字曲詰は、中編的な考えで作られた代表的な中編曲詰と思う。

私個人は短編作家だし、あぶり出し曲詰も短編にばるので不動駒は多い傾向になる。
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第804番13手詰
850.jpg
作意は、 2018/03/07 へ
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2018/01/18  の作意
第798番:
21と寄・12玉・11と・同玉・22銀・12玉・24桂・同銀・21銀不成・11玉・22と・同玉・31角不成・11玉・12歩・21玉・32歩成・12玉・22角成 まで19手

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