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2歩たたきでの玉の横追い [詰将棋]

「持駒が歩18枚」の作品は個人的に興味がある、ただ中編から長編になるので必ずしも作図対象とも言えない。
ネットでは「詰将棋一番星」のサイトに図が掲載されている。
その中に「4段目に攻め方の金を配置して2枚の歩を玉に叩く」手順がある。
例えば今村修作が一番シンプルな表現で、飯田雄一作と橋本樹作もこれにあたる。
今村修作
761.jpg
飯田雄一作
762.jpg
橋本樹作
763.jpg
正攻法で変化を読むと、実は相当に難しい。
ただし、「同じ場所に戻らない構成と歩の数が後半と独立している」ならば、作意の収束から詰まして、逆算で少しずつ戻ると混乱せずに変化を読める。

厳密には形は完全には1筋ずれるだけでは無いが、手順に影響しないと確認出来る。
それは「再帰」的な繰り返しに見えて、正算で変化を読む時も変化の読みを省略する可能性が高い。

ただし「同じ場所に戻らない構成と歩の数が後半と独立している」状態でないと、「逆算の変化読み」も「再帰的な変化読みの省略」も何も保証されない。
「詰将棋一番星」サイトの後者に該当する作品は、変化が難解で疑問で詰みそうに見えても読み切れない。

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第737番21手詰
760.jpg
作意は、 2017/05/17 へ
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2017/03/30 の作意
1三香・1二桂合・同香成(非限定)・同玉・2一銀・同玉・1三桂・1一玉・1二歩・同玉・2一銀・1三玉・2四金 まで13手詰
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