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あぶり出し市松「中菱・中ダイヤ」 [詰将棋]

盤中央のあぶり出し曲詰「市松」でかつ菱形模様は、ダイヤ・ダイヤモンド等色々な名称で呼ばれる。

その中で対称性の高い美しい形としては、「5X5」「7X7」「9X9」がある。

外枠だけの形はそれぞれ「小菱」「中菱」「大菱」と呼ばれるが、一般には「大菱」が有名だ。

外枠の中が市松で埋めた形が今回の図形であり、「小ダイヤ」「中ダイヤ」「大ダイヤ」と呼ぶ人や、「小菱畳」「中菱畳」「大菱畳」と呼ぶ人もいる。

市松図形はデザインが多彩だが、ダイヤ型を標準の市松図形の1つとしても良いと思う。3種類の大きさが「小型曲詰」「中型曲詰」「大型曲詰」に対応するので、多くの作者が作図出来そうに思う。

私は今回、「小型曲詰」「中型曲詰」を作図したが、玉の移動範囲からは「大型曲詰」はまた作図法が異なり難しいと感じた。



門脇芳雄作「曲詰百歌仙・第94番:中菱畳」

43竜・同桂・44金・同玉・33銀不成・54玉・44銀成・同玉・22馬・54玉・44馬・同玉・77馬・54玉・44馬・64玉・54金・同歩・73銀不成・同玉・85桂・同歩・62馬・64玉・73銀・55玉・45金・同玉・36金・55玉・25飛・同と・47桂・同と・64銀不成・同玉・56桂・55玉・44馬・56玉・45馬まで 41手

かなりの難解作だが曲詰的には不動駒が目立つ。

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詰上り図

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田中至作「白雁組曲(下)・第21番:ダイヤモンド」

52歩成・同歩・51と・同玉・61歩成・41玉・51と・同玉・62香成・同玉・61桂成・同竜・63歩・51玉・61と・同玉・71飛・同金・同歩成・同玉・81歩成・同玉・91歩成・同玉・93香・81玉・92香成・同玉・84桂・同と・93銀・同玉・84と・同玉・75と・同金・同馬・同玉・85金・64玉・67香・同と・65金・53玉・54歩・同金・同金・同玉・65金・53玉・54歩・44玉・43と・同角・45香・35玉・25と・46玉・56金・同玉・36飛・同桂・47銀 まで63手

煙詰の感触もある、門脇・田中両氏とも大型曲詰を多数作っている。

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詰上り図

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酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第64番」・仮名文字「シ」

31歩成・同玉・32銀引成・同角・21歩成・同角(あ)・同と(A)・同玉・32角・11玉・22銀成・同玉・23馬・31玉・43桂・42玉・41角成・同竜・同馬・同玉・51飛成・32玉・31竜・43玉(い)・42飛・54玉・34竜・65玉・45飛成 まで29手詰

(あ)41玉で不詰。

(い)23玉は22飛以下変化同手数。

(A)13馬以下、41玉・23馬・32歩合・44飛以下余詰。

これが酒井桂史作品集のあぶり出し曲詰の最後の問題だ。

だが、番号が飛ぶし、不詰・余詰・変同があり、デザインも他と異なる。

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詰上り図

sakaik_064e.jpg
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第936番は「7X7のダイヤ形市松」で中ダイヤとも呼ばれる、20手目・55玉の局面以降を作図してから、次ぎに前半を繋いだ事が手順で判ってしまう。



第941番は「市松図形」だが、詰上り図の形は2種類の見方があると思う。

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第941番詰図の舞「市松図形」・29手詰

2913_1.jpg


作意は、 2019/08/23 へ(スクロール)
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2019/07/06 の作意(スクロール)



第936番:詰図の舞「7X7・ダイヤ形市松」

31飛成・同玉・34香・41玉・52銀・42玉・43香・53玉・63歩成・44玉・45歩・同と・35金打・同と・同金・同玉・36金・44玉・45歩・55玉・58香・同と・56歩・同と・47桂・同と・56歩・同玉・67金・55玉・65と・同玉・75馬・同玉・76歩・65玉・85竜・同歩・56銀 まで39手

詰上り図

2859_1e.jpg
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