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逆算可能性の少ない収束形(2) [詰将棋]

昭和50年頃?(定かでない)に北原義治氏が近将誌に発表した曲詰シリーズがある。
「横一文字」9段の9局と、「縦1文字」5列の5局だ、縦は左右対称なので5局になる。
記憶はあるが、具体的な図は直ぐに見つけられない。

逆算可能性の少ない収束形の「ピンポン珠」以外の例として、門脇芳雄作「曲詰百歌仙」の第1番から5番の「横一文字」曲詰がある。
そこでは「1・2・7・9段目」は参考図として収録されている。
理由は北原氏が近将誌に発表したシリーズとの、一致・類似があった事だと書かれ、「その収束形でまともに逆算出来る別の作品の作図は無理と判断した」意味の事が述べられている。
「曲詰百歌仙」参考図「一(1段目)」
869.jpg
詰め上がり
870.jpg
「曲詰百歌仙」参考図「一(9段目)」
871.jpg
詰め上がり
872.jpg
腕に自慢の曲詰作家ならばチャレンジしたいテーマだろうが、類作・類似手順という事自体がやや曖昧な内容であり、全く異なる内容となると相当に難しいとも思える。
特に収束の絶対性の確保を含めると幅が狭まるだろうと思う。

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第817番「カナ詰」-41
867.jpg
第818番「カナ詰」-42
868.jpg
作意は、 2018/04/30 へ
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2018/03/13  の作意
第811番:「カナ詰」-37:「ユ」
67桂・同と引・47桂・同と・56歩・同玉・74馬・55玉・65馬 まで9手

第812番:「カナ詰」-38:「ヨ」
44金・同角・43銀右不成・同桂・63銀不成・55玉・56銀・同馬・47桂・同馬・45金 まで11手
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