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「曲詰百歌仙」-3 [詰将棋]

門脇芳雄著「曲詰百歌仙」では、「イロハ字図」48作で都詰は半数以下だ。
盤の中央の9画から外れる作品も7作ある、その中には盤の中央からずれているように見える作品もあり、デザインより作図・手順重視かと思える。

作者は「不動駒なし」あるいは「少ない」事への拘りが強く、コラムや解説に繰り返し登場する。
「イロハ字図」48作では「イ」「へ」「シ」が該当する。
ただしそこでは
・解答者や鑑賞者は「不動駒なし」に気づかない
・作者が「不動駒なし」をアピールすると感心してくれる
と述べられている。
解いて気づかないのは悩ましく、作図者のみの条件に近いようだ。

あぶり出し文字曲詰に対しては、「曲詰百歌仙」作者は
・曲詰は19手位が望ましい
・不動駒なしが目標で、評価されるべき
・都詰や持駒なしよりも、手順優先
としている。
私個人の印象では、上記故にデザイン性はやや優先度が低いのだろうと思う。

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第805番「カナ詰」-33
851.jpg
第806番「カナ詰」-34
852.jpg
作意は、 2018/03/13 へ
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2018/01/24  の作意
第799番:「カナ詰」-23:「へ」
54銀不成・同玉・53角成・同玉・63角成・44玉・46飛・55玉・64馬 まで9手

第800番:「カナ詰」-24:「ホ」
44銀不成・同玉・35馬・55玉・45金・同と・56歩・同玉・57金・55玉・64銀不成・同玉・75金・55玉・56歩・同と・45金 まで17手
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