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初形に至る過程 [詰将棋]

「指将棋の局面」も「次の一手」も、その局面の直前の指し手が示される。
指された手に対して、その応手を最初に考える事が普通の場合は、「次の一手」でも問題に至った手順は示す必要があるのだろう。

「詰将棋」と「必至問題」等では、局面の前の指し手が示されない。
問題として必要ない判断だろうし、慣習になっているからでもある。
その為に、指将棋の差し始め図から合法的に(王手なしの協力詰の手順で)辿りつけない局面または部分局面が存在する。

これも幾たびか指摘されるが、慣例的に認められて来たので、規約を定めて変更する事は現実には出来ない(過去の作図を詰将棋から外すならば可能だ)。

合法的に辿りつけない局面は、殆どが双玉問題だがそもそも双玉は規約は存在しない。
単玉でもありそうだが未確認だ(配置していない詰方の玉の置き場所がない場合や、玉方の持駒がない場合でどうだろうか)。

指将棋で合法手が無い時は負けか引き分けかは不明だが、それを詰将棋や何かの問題に使用する考えは幾たびか見た事がある。
この問題の作図は、合法的に辿りつけない局面が認められている詰将棋の場合は、もしもその問題が規約を含めて作れたとしても、既に合法的を離れた慣習であれば問題自体が矛盾があるので混乱が増えるだろう。

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第731番続小駒の舞
754.jpg
作意は、 2017/04/17 へ
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2017/02/28 の作意
1一桂成・同玉・1二歩・2一玉・2二歩・1二玉・2三と・1一玉・2一歩成・同玉・3一歩成・1一玉・2二と・同玉・3二角成・1二玉・1三歩・同玉・1四と・1二玉・2一馬 まで21手詰
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