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最終手余詰の変化のある合駒について [詰将棋]

昔、45年位前の「近代将棋誌」(年月不明)に北原義治氏が、「余詰のある合駒は限定できるか?」と言うエッセイを書いています。(図面は記憶による引用)
515.jpg
例題があって、5手詰の2手目の合駒です。
1:作意は角合で余詰のない5手詰。
2:飛・金・桂・香・歩合は、作意の5手詰と、最終手で駒を増やす7手香余り順があります。
3:銀合は作意の5手詰と、最終手から駒余らずの9手詰があります。

最終手余詰は除外ルールと、終わりから4手目の合駒変化のどちらが優先かの悩ましい比較になり、解釈次第のグレー作品と思います。
現在、私個人が解釈すれば、
作者からは作意は合駒非限定の作品で、2手長駒余変化長と変化同手数があるが、最終手余詰可の解釈の適応次第で判断が変わる傷有り作品となると思います。
解答者からは、全ての合駒が最終手余詰との分離が明確でないので、全てが正解と思います。
選者とすれば、解答者が判定不能であるので、解答募集には原則は採用不適と判断しますが、非限定で全て正解を前提にして判別が容易との判断で採用はあり得るとは思います。
結局、「最終手余詰は可」というルールが、馬鋸の合駒と同様の例外ルールであるために起きる問題と思います。

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第498番単騎の舞
516.jpg
作意は、 2013/08/18 へ
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2013/07/01 の作意
1二角・同玉・2一角・1一玉・2三桂・2二玉・3二角成・1二玉・1一桂成・同玉・2一馬 まで11手詰
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幻想咲花

希望限定ですね。なにを合しても正解だし、個人的にはかなり味悪です。
by 幻想咲花 (2013-07-27 11:44) 

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