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「山本正作のABC曲詰(2)」、「漢字・半(はん)」 [詰将棋]

漢字・半(はん)のデザインで、あえて上部の2点(辺)を離れさせた。
作り難いが、読み間違いは少なくなるかも知れない。
駒が密集すると、何の文字か読めなくなるが、それは曲詰の課題だ。
イメージは「犬(いぬ」の点を左右に付ける発想だった。

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(承前)
「山本正 作のABC曲詰」全26題は作意が記載されていない。
数字の連番はなく、「A]「B」等と振ってあるので、それを連番として記載する。
柿木将棋で解かすと、「A」、「B」、「H」の3作のみが完全だった。
シリーズとしては、未完成の作図中の作品群なのだろうかと思う。
だが、個別の作品には完全作があり、さらに簡単に修正可能な作品も含まれるので紹介する事は意味があると思う。

最初の2題で、作風を学ぶ事になるし、「あぶり出しで、55玉のABCシリーズ」だと予想する。
その後は、詰上り図を予想して、試行錯誤で作意を探す事になる。
余詰があると難しい面もあったが、多数は作意らしき手順(推定作意)が見つかって行った。
その結果、推定作意が全く不明の1作が残った。
それについては今も探しているが、不完全作の作意探しが得意な方はいませんか?、と言う事で図を載せます。
次回から、図面と推定作意と不完全ならばその情報を掲載して、さらに修正の可能性も考える。(ただし、原作から逸脱する場合は、「修正困難」とする)

「山本正 作のABC曲詰」「あぶり出し・P」
y16_1.jpg
6筋が縦線になるのか?、1段目の駒が文字になって行く作意が見つからない。
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丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版):第150番「象形曲詰・ジ」
31桂成・51玉・62銀・52玉・53銀成・同玉・54金・52玉・32飛成・42金合・62歩成・同玉・42竜・52歩合・53金・71玉・51竜・82玉・83金(A)・同玉・75桂・同香・81竜・73玉・84竜・72玉・73銀(B)・71玉・62銀成 まで29手
(A)52竜以下余詰。
(B)63銀、あるいは83銀も成立する。
m150.jpg
丸山正為作「将棋イロハ図(コピー版)」の最終作でこれでこのシリーズの紹介は終了する(『イロハ48文字+「京」+濁音・半濁音25文字)X2 +一般作2作=150作』)。
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第1134番は、「詰図の舞」「漢字・半(はん)」だ。
第1138番は、「詰図の舞」「漢字」で、3画だ。
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第1138番「詰図の舞」「漢字」19手
3134_1.jpg
作意は、 2022/11/05 へ
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2022/09/18 の作意

第1134番:「詰図の舞」「漢字・半(はん)」
55馬・同金・同金・同玉・56金・54玉・53と・同桂・32馬・同金・55香・同桂・63銀・同玉・72飛成・54玉・46桂・同香・44金 まで19手詰
詰上り図
3127_1_1e.jpg
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