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あぶり出し曲詰の無防備詰め上がり [詰将棋]

あぶり出し曲詰の中には、詰め上がりに玉方の駒がない無防備状態の作品がある。
代表的なのは煙詰であり、駒数の少ない文字詰めや、同種の4枚詰めも同様だ。
中央の詰め上がりでは4枚必要だが、詰め方3枚が圧倒的に多い。
枚数が増える程に玉方なる事が増える。
制約があるあぶり出し曲詰でしかも手数が短いと、配置の玉方の駒を取って打つ手順は避けたくなる。
打ち捨てには限界があるし、駒を取ってから打ち、それが盤面に残る手順が続く事を避けたくなる作者の本能がある。
従って、詰め上がりに無防備状態の形では、途中図で玉方の配置駒を取る手順を多くしない傾向があり、結果として初形から無防備かそれに近い状態で始まりそれで終始する作品が多い様に思う。
手数が中編以降になると、ある程度の手数を逆算するとそれ以前は煙詰的な手順と配置になると思える。

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第764番37手詰
800.jpg
作意は、 2017/10/02 へ
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2017/08/15 の作意
11と・同玉・21と寄・12玉・11と・同玉・22銀・12玉・21銀不成・11玉・22と・同銀・12歩・21玉・32歩成・12玉・22と・同玉・33角成・13玉・25桂・同香・24銀・12玉・23銀成・21玉・32と まで27手詰
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