SSブログ

波崎黒生・中野和夫「一番星」について [詰将棋]

作品集「一番星」は、波崎黒生と本名・中野和夫の双方で発表した作品を集めている。
作風は、ひたすら構想派であり、短編から中編・長編までほぼ構想を、表現している。
平成26年没、翌年に作品数90作の作品集「一番星」が出版された。
角建逸氏の詳しい解説があって、ようやく理解できる作品群であり、死後出版の作品集がなければ難しい作品と作者のイメージだけが残っていた可能性がある。
中編・長編が多い、構想派の作家としては、予想以上の作品数に感じる。
手順と構想は、難解な作品が多く、1冊の作品集でも読み切るのはかなり大変だ。
結果的な条件作はあるが、基本的には無縁のイメージはある。
第86番は解説でも異色作とされている、逆算作図の曲詰風の作品だ。
軽趣向風の手順も珍しい方だ。

波崎黒生・中野和夫作「一番星:第86番」
作意
43馬・88玉・48飛・78歩合・同飛・同玉・67銀・88玉・89歩・同玉・78銀・同玉・34馬・87玉・88歩・同金・43馬・78玉・68飛・89玉・79金・99玉・98馬。同金・同飛・同玉・88金打・99玉・89金引 まで29手
itibanhosi_086.jpg
詰上り図
itibanhosi_086e.jpg
-----------------
田中至作「過雁組曲」:第22番「あぶり出し曲詰・ラ」
作意
75銀・54玉・65金・同銀・57竜・同と・55歩・同金寄・43馬行・同金・55馬・同玉・45金 まで13手
kagan_022.jpg
詰上り図
kagan_022e.jpg
*****************
第1181番は、「寄木の舞」「対称または「十」」>「仮名:ナ」だ。
第1185番は、「寄木の舞」「ほぼ対称」または「ほぼ仮名:ハエ」だ。
****************
第1185番:寄木の舞」「ほぼ対称」または「ほぼ仮名:ハエ」13手
3249_1.jpg
作意は、 2023/08/14 へ
-----------------
2023/06/27 の作意

第1181番:「対称または「十」」>「仮名:ナ」
作意
67桂・同と・56歩・同玉・68桂・同と・57金・55玉・56歩・同と・65金 まで11手詰
詰上り図
3228_1e.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。