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曲詰「小文字アルファベット・d」 [詰将棋]

小文字アルファベット曲詰は見た記憶はあるのだが、シリーズとしてはないと思う、それ故に具体的に探す事は厄介だ。
大文字アルファベットは角張ったデザインが多いが、小文字アルファベットでは円い曲線のデザインが多い。
将棋盤のドットで文字を作る時には、小文字でも小さなサイズでデザイン出来る訳でない。
その結果として、サイズを小さくして小文字を表す事も難しい。
活字体では「小文字アルファベット・d」は「b」の左右対称だ。
筆記体では「b」は大きく変わる、「d」も筆記体で変わるが右下部にハネを加える事で似たデザインになると感じる。
1156番は筆記体も意識して「b」と差をつけたデザインとした。

河内作は作品集での表示や前後のシリーズから見て「小文字のアルファベット」を意図していると思われる。
ただし単独では、判断は難しいだろう。

河内勲作「おくろう記・第58問」象形「c」
作意
52銀・同馬・同桂成・同玉・53銀・同銀・同と・同玉・35角・44歩合・同角・43玉・54角・34玉・35銀・23玉・45角・13玉・24銀打・14玉・23銀不成・15玉・26銀・16玉・17銀・15玉・16歩・24玉・34銀成・13玉・23成銀・14玉・15歩・25玉・26歩・15玉・33角成・14玉・24馬 まで39手詰
O058_1.jpg
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山本正作「第19回関西詰将棋ファングループ会合、昭和49年4月14日・解答競争問題(資料作成・田宮克哉)」:第W番「あぶり出し曲詰・W」
推定作意
67銀・75玉・76銀上・66玉・88馬(A)・77桂合・同馬・同玉・87馬(B)・66玉・67銀・55玉・66銀・同玉・76馬・57玉・58竜・46玉・47竜・55玉・67桂 まで21手
(A)77馬引以下、同玉・95馬・66玉・68竜以下余詰。
(B)95馬以下余詰。あるいは、86馬・66玉・68竜以下余詰、この手順では75香を消す意味が無い。
作意で75香があると77歩合で不詰だが、75香を消すと桂合でも86馬(95馬)で詰む。
y23_1.jpg
詰上り図
y23_2e.jpg
修正案
75香消す>桂合は修正出来ない。
87桂配置で前半省略して、修正案とする。
77馬・同玉・87馬以下15手詰。
y23_2.jpg
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第1156番は、「詰図の舞」で、「小文字アルファベット・d」だ。
第1160番は、「詰図の舞」で、「小文字アルファベット」だ。
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第1160番:詰図の舞」「小文字アルファベット」15手
3250_1.jpg
作意は、 2023/03/17 へ
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2023/01/28 の作意

第1156番:「詰図の舞」「小文字アルファベット・d」
45銀・同成香・67金・55玉・45と・同玉・46香・54玉・57香・同馬・55香・同玉・44竜・同桂・45金 まで15手詰
詰上り図
3247_1e.jpg
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