曲詰「漢字・必（ひつ）」と「心」

「漢字・必（ひつ）」は「漢字・心」に斜め線が加わった形だが、「心」自体がほとんど作られては居らず、「ブログ（　2020/12/09　）の1026番・漢字「心」」のデザイン（7X5：13駒）をそのまま使っても「必」は作れない。
「必」の追加される斜め線の部分を、曲詰特有の「3X3の交叉」で表す簡略化を行う事で作ったのが1078番であり、ぎりぎりで読めると思う。
そのデザインは「7X5：13駒」であり、駒数は「心」と同じだ。
後で思い返すと、「必」のデザインで「心」を作ると、11駒でも可能だったかとも思える。
そしてその２作を比較していると、「心」をパーツに使う場合は、かなり駒数を減少させる可能性があると思った、ただし漢字とは読み難くはなるだろう。

斜め線を「3X3の交叉」で表す方法は、曲詰では多用する事になるが、江戸時代にも既に使用されている、何をデザインするかは異なったようだが・・・。

添田宗太夫作「将棋秘曲集・第64番」象形曲詰「床机枕」
３３飛成・同香・６３金・同桂・４３金・５４玉・５３金打・５５玉・４６金　まで9手詰

詰上り図

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丸山正為作「将棋イロハ図（コピー版）：第75改番」「象形曲詰・キ」
４６馬・同香・４４角・６４玉・５３角成・５５玉・４４馬・６４玉・６３飛（A）・同玉・６２桂成・６４玉・６３成桂・同玉・５３馬　まで15手詰
（A）６２飛も成立する。

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第１０７８番は、「詰図の舞」「漢字・必（ひつ）」だ。
第１０８２番は、「詰図の舞」「漢字」だ、特殊な文字だが複数の作例がある。
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第１０８２番：「詰図の舞」「漢字」25手詰

作意は、　2021/12/04 へ
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2021/10/17　の作意（スクロール）

第１０７８番：「詰図の舞」「漢字・必（ひつ）」
４７歩・４５玉・６７馬・同歩成・４６金・５４玉・４５銀・５３玉・４３と・６４玉・６３桂成・同桂・７４と・同玉・８４金・６４玉・１４飛・２４歩合・同飛・同香・６５歩・同玉・５６金・６４玉・３７角・同歩成・６５香　まで27手詰
詰上り図