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酒井桂史作の「あぶり出し曲詰」 [詰将棋]

大正末期から昭和初期の詰将棋作者・酒井桂史の作品集は、
山村兎月編「酒井桂史王玉編」
清水考晏編「酒井桂史作品集」昭和26年・30年
>昭和51年復刊(野口益雄発行・以下この本による)がある。


年代的には「将棋イロハ字図」の丸山正為と似た頃のようだが、私は将棋月報はよくは知らない。


「酒井桂史作品集」には「あぶり出し曲詰」が26題+1題収録されている。
「イロハ字」のあぶり出し曲詰がイロハ順に「イ」から「ノ」までと「シ」がある。
江戸時代の中型・大型曲詰と比較するとコンパクトにまとまる感がある。
変化長手数が普通にあり、現在の許容範囲を超えるものも含まれるようだ。
作られた時代のルールなのだろうから、今に問題視しても意味はない。


酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第25番」・「イ」11手詰
62桂成・同玉(あ)・63歩・同玉・43竜・同香・54銀・64玉・57桂・55玉・65金 まで11手詰
(あ)42玉は52桂成・31玉・41成桂・同玉・43竜以下13手駒余
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詰上り図
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酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第26番」・「ロ」17手詰
52角成・同玉・51角成・同玉・61歩成・52玉・62と・53玉・63と・54玉・55金・同銀・46桂(A)・同銀・66桂・同銀・64と まで17手詰
(A)66桂と46桂の手順前後が成立する、よく見かける形だが今はほぼ不完全。
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詰上り図
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酒井桂史作「酒井桂史作品集(野口版)・第27番」・「ハ」19手詰
85金・同玉・86香・74玉・75銀・63玉・52角成・54玉・43馬・45玉・36金・同玉・25馬・27玉・16馬・同玉(あ)・1七飛・26玉・35馬 まで19手詰
(あ)18玉は17馬・19玉・46馬・以下21手駒余
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詰上り図
sakaik_027e.jpg
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第910番は曲詰の字崩れだが、仮名文字で通るだろうか?。
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第910番:11手詰
2672_1.jpg
第911番17手詰
2789_1.jpg
作意は、 2019/4/13 へ
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2019/02/24 の作意
第904番:と歩の舞:9手詰
41飛・22玉・31飛成・33玉・42竜・22玉・33角・同と・31龍 まで9手詰
第905番:と歩の舞:9手詰
41飛・22玉・31銀・11玉・33角・同と・22銀成(非限定)・同玉・31飛成 まで9手詰

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