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「古図式のあぶり出し曲詰」 [詰将棋]

「古図式の諸手筋一覧表」によると、あぶり出し曲詰は「妙案・82番-95番の11作」からだが、「妙案」ではその前の番号は趣向詰が並び、82番から条件作が並ぶ。
83番:盤面象形
84番:無仕掛け
96・97・98・99番:煙詰(ミニ)
100番:周辺巡り


江戸時代では、あぶり出し曲詰は「秘曲集・101番」の他に「将棋玉図」「将棋極妙」に複数あり、「無双」「図巧」「舞玉」「巧格」は1局ずつとなっている(有名作が多いが)。


漢数字「一」(55玉詰め上がりで変化で崩れない)は収束形が少ない。
第891番は収束5手に変同と変長あり、収束3手に変同があるが修正不能だ。
第892番はデザインを変えたが「一」と読まれるかが疑問がある。
「一」ぼ作例としては、
「門脇芳雄作・曲詰百歌仙・第5番」「一」
52飛成・同玉・53銀成・同玉・43歩成・同玉・42金・同香・55桂・54玉・45金・同香・32馬・55玉・65馬 まで15手
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詰上り図
hyakuka_005e.jpg
「田中至作・過雁組曲・第75番」「一」
64歩・62玉・61桂成・53玉・63歩成・同玉・54銀・同銀・62成桂・同玉・54桂・63玉・55桂・54玉・65銀・同と・72馬・55玉・45馬 まで19手
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詰上り図
kagan_075e.jpg
収束は「一」の決定番的な類似形になるが、邪魔駒32金消去か、54桂発生かで別れる。
第896番は別の収束形だが、収束9手が類似形で7手が同手順の作がある。
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第896番「漢数字」-4:21手詰
2843_2.jpg
作意は、 2019/02/06 へ
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2018/12/20 の作意
第891番:「漢数字」-2:「一」17手詰(既発表作の修正)
27銀・19玉・28銀・同玉・68竜・27玉・36角・同玉・46金・37玉・47金・同玉・56飛成・同玉・55角成・同玉・65竜 まで17手
詰上り図
186_3e.jpg
第892番:「漢数字」-3:「一(変形)」17手詰
65銀左・同桂・55銀・同桂・43飛成・同玉・55桂・54玉・46桂・55玉・22角成・44歩合・同馬・同桂・56歩・同桂・66銀 まで17手
詰上り図
2824_1e.jpg
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